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No.1890 ダンウィッチホテル | INDEX >> |
[設立者] ENo.1890 触手姫 |
薄暗く陰鬱とした雰囲気を漂わせるンガイの森の中。 深く生い茂った樹々のすき間から、古い洋館がポツンと建っているのが見える。 重い扉を開けて中に入ると、長い黒髪の影のような女が出迎えてくれる。
そう言って深々と一礼すると、女は音もなくいつの間にか姿が消えていた。 さっきまで一緒にいたはずのメイド達も溶けてしまったように、どこにもいない。 誰もいなくなったホールには、どこからともなく夜鷹の鳴き声と、それに呼応する様に 野犬達の遠吠えが聞こえてくる。 そう、ここはダンウィッチホテル—— ※注意事項※ 森の中にある何の変哲もないただの古いホテルです。 節度と良識をもってどうかご自由にお使いください。 ただし、お客様同士のトラブルについては厳禁とさせて頂きます。 なお長期のご利用の場合はSAN値の残量にご注意ください。 地下室は立入禁止です ……ナカニダレモイマセンヨ? ※従業員※
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![]() | 参加者からのメッセージ |
クティラちゃん(1890) からのメッセージ >>
騒がしい喧騒の中、一人のメイドがすっと何かを差し出す。 なにやら奇妙な質感と色合いの皮で装丁された薄い本のようで、それはうっすら湿ってすらいる。
ギィ、ギィギィ、……——ッ! ————ッ! その時、金属を擦り合わせるような不快な音がしたかと思うと、声ならぬ声の咆哮が地下から聞こえてくる。
君は言われるままに宿帳にサインをしてもいいし、怪しさを感じてここから立ち去ってもいい。 イシュメール(1800) からのメッセージ >>
黒づくめの人物に招かれると、イシュメールは軽く会釈して扉をくぐった。 女性、だろうか。声の印象からすればおそらくそうだが… いや、そもそもどんな声だった? だが、それよりも直近の問題は宿泊費だ。今の手持ちでは門前払いされかねない。
最後の一言は余計だったかもしれない。 迂闊な発言を悔やみながらも、ふと視線を移すと影絵のような従業員がパタパタとロビーを往来していた。
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![]() | 参加キャラクター : 2名 |
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