さて……、落ち着いたところで前回の話について戻そうかしら。
いや、端的にいえばかなり短くなる話なのでそれはそれで構わないのだけれど。
私は一揆に参加する条件として『ラルフ』という相手と練習試合をしたわ。
なんか屈強そうな男性で、正直『はい？　これ普通に考えたら勝てるわけないじゃない』とか思ったわ（後で聞いたけど手加減はしてくれてたみたい）
まぁいろいろと戦闘の方も省いて、何とか勝利を収めたわけ。実際に刀を振ってみると、確かに重たく、振り回されてる感がひしひしと沸いたわね
ただ、それでもなんとなく私はこの武器を使っていたんじゃないかって、ちょびっと思ったり。
べ、別に楽しいとかそういう風に思ったわけじゃないんだからね！！
……コホン、というわけで何とか一揆に参加ができた私は、とりあえず今日はやることもなく、どこか泊まれる宿でも探そうと思ったら……
何やら私を知っている人と出くわしたってわけ
いや、もう、いきなり私の顔を見るなり飛び込んできて。喜んでいいのか私じゃない私に彼女は期待してたわけだから少し複雑だけれど
まぁ黙っておくわけにもいかないし、事情を説明したわね。大分驚いていたけど、嘘をつく必要もないし、すぐ理解してくれたわ、感謝感謝
一応向こうが私の昔のことを話してくれたけれどさっぱり。記憶が戻る気配なんてうんともすんともしないわ。
そんなわけで気づいたら４人ＰＴが出来上がっていたわけ。……why？
不思議なこともあるけれど、なんにせよこれで私たちは一揆参加に向けての第一歩を踏めたわけ。
さ、頑張るわよ！