※注意、この物語はフィクションであり現実に実在する人名・企業・物質に似たような物が出てきても
対して気にしてはいけません。又、この日記では本編で全く登場しない裏方キャラクターが突然出現します。
見るに堪えないクオリティが保証されているので閲覧は推奨いたしません。何見てんだよ！！
※一応PTMとある程度の内容は合わせてあります、無いときもあります。矛盾点があっても泣かない



猫に襲われたとか……そんなことは割りとどうでもよくて。
「……後はよろしく頼むわ。」
早朝。そういってレフィリスお姉さまは眠りについてしまった。
ヘイルお姉さまこの時はレフィリスお姉さまの側から離れる事は無いので
自由な時間が生まれることを意味する。
既に地下室から持ちだした本は読みつくし。特にやることも無く
要するには暇であった……ならば行動にでよう。
「……あの……ヘイルお姉さま？」
起こさない様注意を払いながら言葉をかける。
「どうなされましたか？アズ様。」
「えっと…………」
なんて言えばいいのやら……
「？……ひょっとしてこの前の魔法の事かしら？」
「うぅん……その……レフィリスって本当に……強いんだよね？」
「はて？どうしてそんな事をお聞きに？」
「それは……その……」
寝てるとはいえ流石に本人の目の前では言えないかな……うん。
「……まぁ、なんとなく想像はつきますが。そうですね〜腕っ節で言えば、そこらの魔物にまず負ける事は無いでしょうが。」
……いつもの姿から想像は出来ないなぁ。
「ですが、その様な強さはアズ様にはオススメ出来ません。」
「……どうして？」
「お嬢様の様な強さは争いを呼びます、それは個人の思いとは無関係に。アズ様は……争い事はお嫌いでしょう？」
確かに争い事は嫌いだ……でも時にはそういう力が必要なのは理解できているつもりで……。
「……憧れは……ダメ？」
「駄目とまでに行かないにしろ、お勧めはいたしませんね。……もし、その様な考えをお持ちでしたら一度考え直すのをお勧めします。」
「…………。」
考えなおす……っか。
「一つ、余計な口をはさみますが。……アズ様は単純に物事に対する経験が不足しているのでしょう、何が"強さ"なのか理解できないのも無理はありません。だからこそ焦るっというのも理解できる話ではあります……それで、提案です。」
「……提案ですか？」
「アズ様も、お嬢様と出会ってからは……人と話す機会も増えたかと。ですので、その過程で"お友達"を作り、話をお聞きするのがよろしいかと。」
…………友達。私にとっては……最も縁のない言葉……。
「心配ですか？」
「ぇと…………はい。」
今でだって緊張してるのだから……到底考えられない話だ。
「大丈夫ですよ、今こうして私達と一緒に過ごしているのも。アズ様の行動の結果なのですから。……さて、私もそろそろお休みを致しますがアズ様はどうなされますか？」
「…………まだ、寝られそうにはないから……散歩してきます。」
「そうですか。では、いつもどおりの時間にご帰宅をお願い致します。……頑張って。」

……頑張って……か。
「……確かに……何が強さなんだろう……友達は強さになるのかな……難しい。」
自分が具体的な事を何も捉えられてない事に嫌気がさしてくる……。
「友達……ではとは言えないかもしれないけども……あそこの人達なら……何か教えてくれるかな……。」
っとは言え……名前すら知らない人が大勢だが……
「……はぁ…………お先真っ暗かな。」

NEXT...

　そこでヘイルは１度口を止め、しばらくしてから観念したようにつぶやく

つい癖で叫んでしまうが時遅し。
少女が走り去るその背にそんな言葉を投げかけてしまう。
しかも相手が一番やってはいけない相手だった。

困ったように頭をかきつつ武器？を拾う。

ポム、と手を叩きつつアルエを見る隼人。アルエはその隼人に首をかしげ……

数分後

ゼェ、ゼェ、ハァ、ハァと息を吐きながらも自分より大きな鎌をもって（引きずって）やってくる20ｃｍぐらいの妖精。

といって懐から小さな鎌をとりだし見比べさせる。
20ｃｍ程度の妖精が取り出した鎌なので大きさはお察し。

褐色肌の少女は上機嫌でスパナ片手に機械を弄り回している。

その手から筒状の機械を取り返そうとして、ずてんとすっ転ぶ褐色の少女。

強く打った臀部を押さえながら、そちらへと向き直る。

少女はこほん、と小さく咳払いをして、そのまま語を継ぐ。

　　　街中の広場でたたずむ一人の青年

　　　何も考えていないようだ

　　　と、ここでふいに視線に気付く

　　　5本の触手が袖からチラリと顔を出す

（おぼつかない足取りで立ち去ろうとするあなたに、手を取って引き留めようとはしないものの先程よりキツイ口調で呼び止める。
否、真剣味が増したというべきだろう。青年は再びあなたの前に膝立ち、パンと、その赤い瞳を向ける。）

（差し出していたパンを少しちぎり、口に頬り込む。
しっかりと数回咀嚼したあと、ごくりと音を立てて飲み込んだ。当然のことながら青年に変化はない。）

（再びそう笑いかける彼にやはり「何故そこまで」という疑問が強くなるかもしれない。
しかし一つだけ確かなのは、断られても引き下がらず自分の行動を自己満足と言い切ったこの青年に、迷いがないということだ。
もっとも、それが何かは別としてだが。）

　声に反応し、ふと足を止めたようにも見えたが、再び歩み始める。
　……どうにも、湖に向かっている様子だが……途中、はた、と消える。