○三日目○

意外と障害もなく、今のところ楽に進行できてる。

お願いして組んでもらった練習試合はまけちゃったけれど
襲ってきた敵は全てハンマーで叩き潰してきた。

なんかこう、戦闘が順調だとテンションあがるよね。
負けが多かったせいもあると思うけれど
嬉しさが心の奥底からにじみ出てくるっていうか。

今日もすれ違ったＰＴさんに試合をお願いしてみた。
無事ＯＫはもらえたけど…
四人もいるＰＴさんだったんだよね。
正直勝てる気がしない。
でも。

でも。

4人ＰＴといえば勇者御一行！
勇者、戦士、魔法使い、僧侶。

立派な剣を携えたあの娘は勇者
大きな鎌をもっている娘が戦士
あの妖精さんはおそらく魔法使い
残るもう一人が僧侶

…ってところかな。

相手に不足は無い、ここを通りたければ私を倒してからにするんだなッ！なんちゃって。

ハンマーはしっかり整備した。恥ずかしくない試合にしたいな。



練習試合は楽しみだけれど
今、私の目の前に一人の兵士がいる。
どうやらタダで通してはくれないらしい。
今のところ「敵」相手には負け知らずだけれど油断は出来ない。

前に進むためにも絶対に負けられない。
ハンマーを構え、兵士をにらみつけた。

…叩き潰す！