このみ(1700) からのメッセージ >>
あそぎ(1134) からのメッセージ >>
封真(1880) からのメッセージ >>
茶店の扉の隙間から、黒と銀の獣人二人が顔をのぞかせる。
見覚えのない、桃色の髪の少女を見つけ、店内に入るのを踏み止まったのもつかの間
銀髪に黒いリボンの少女をみつけると扉を開けて入ってきた。
言いつ、黒虎は自分のデコの辺りへ手でひさしを作る。
そのまま玄関先で、魔女とこのみとイヴ、三者のやり取りを見やると
ひとまず、こちらに気が付くのを待つ二人。
でも、追う事もできるんさね、と一人ごちる黒虎にだんまりを決め込む銀狼。
衛智は、店内を見渡して。やはり銀の耳付きの女と何やらやたらと叫んでいる少年を見つける。
皆までいうなと目で制する封真。じきに慣れるだろうと決め込む。
それに衛智はというとこのみににじり寄られる由依を眺めて、そうさッと声を上げると。
きっと魔女さんならなんとでもしてくれるさねッと魔女の元へ伝えに走った。
ぼやくと封真は玄関に最も近いカウンターに座る。
横目で呼びに行った衛智の方を見やると、丁度こちらの顔を見ながらイヴに話かけるのが見えて
銀狼は片目を跳ね上げ、腕を組んだ。