「…お姉ちゃん、この石ころがお金なんだよねー…なんかすっごいちょっとしか手に入らなかったけど」

ゲームでもなんでも、やるからにはそれなりにきちんとやりたい。
であればまずは色々と揃えたいのが本音だが、それには暫くかかりそうな感じだ。
とはいえ大体お姉ちゃんが敵さんをサクサクやってくれるので、整えなくても勢いでどうとでもなりそうだが。
見てるだけでいいなんてなかなか幸せ。

「お金がなくてもブラジオン二刀流でハイパーバーサークしてればどうにかなるのはゲームの中だけだしねぇ」
『何言ってるのかさっぱりわからない』

とかいいつつ先へと進むと、目の前には全…半裸の人間の男が一人。
お姉ちゃん、口元割れてる割れてる。