・アマリア＝フロルマーシュと出会った！

　今後の事を考え市場で身支度を整えようとましたが、やはりここは異世界。通貨も全く使い物にならず、途方に暮

れていました。
一度タンポポ荘に戻り、金策について情報を得ようか……と思っていたところ、

一揆で盛り上がる人々の流れの中に、小柄な少女の姿を見つけました。
どうやら買い物に来て手間取ってしまっている様子。慣れない異世界の買い物でしょうから、無理もなかったでしょ

う……。
見つけてしまった以上、見なかったことにするのは忍びないので人ごみを掻き分け（何故か大半は自ら避けてくれた

のですが……）、彼女の下に着くと努めて穏やかな表情と声色を心掛けて声を掛けました。

こちらを振り返った彼女は、一瞬だけ凄く驚いた顔をし戸惑ったように口籠ってしまいました。
ですが、自分を保護者か何かと勘違いしたのでしょう、店主さんが簡単に事情を説明して下さり、

と手を貸すことが出来ました。
その後、市場を少し離れてその子と少し話をしまして。
彼女の名前はアマリア＝フロルマーシュということや、別の世界から来たこと、一気に参加することなどを聞きまし

て、こちらからも少々身の上（と呼べるほどの記憶が無い事も）を話しました。
すると彼女から同行の願い出がありましたので、これを承諾。

その瞬間、小さいながらパーティが結成されたのです！


・初めての本格戦闘！

　そうそう、そんな事もありましたねえ。
ラルフさんとの模擬戦ではなく、野良エンブリオですか？ケット・シーと呼ばれる精霊の類と戦いました。
アマリアさんとの初の共同戦線でもあったのですが……まあ怪我が無くて何よりです
それとちょこっとだけ本気を出してみました。まあ、肩慣らし程度のものではありましたが……

まさか本当に炎が起こるとは。
自分でやっておきながら、ちょっと吃驚です。

何だかテンション上がっちゃいましたね、柄にもなく。反省反省。
だって、必殺技ですよ必殺技。上がるじゃないですかぁ、テンション……

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・ヴァルトの独り言・

こちらに近づく人物に気付く。

やはりその不機嫌そうな顔は変わらず。

しかし効果には若干の期待。

そう言って、大鎌を無造作に掴んで前方へと持ってくる。

僅かに、表情が和らいだ。

——何やらアツい視線を感じ、
その視線の先に金髪の少女と、犬耳の少女は振り向いた。

そう言いながら、彼女は得意げに髪をかき上げた。

金の髪の少女は、
手にしている甘そうな鎌を揺らしながらあなたを見つめた。

声をかけられて銃を手で隠す…
しかし、相手はどこかで顔を見た気がして…

メロン農園で見ていた限りではそんなに警戒する相手でもなさそうである。

一応、中にリュミちゃんがいるため場所はすぐに探知できる。
万が一いきなり奪われ逃げられても何とかなると思いつつ
相手に銃を渡す。

銃を手にするならほんのわずかだが魔力を吸われる感覚があるだろう。

一瞬何のことかわからず自分もすんすんと香りを探します

そう言うと自分の毛を指にくるんと巻いたりしています

キラキラと輝く水面を見つめている。