No.41 腹パンINDEX >>
[設立者] ENo.41 鹿金 クロ

コミュニティイラスト
            (ヽ,,.
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       (・ │   ◎ 彡ミ
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          ヽ∠__彡ミ.   ( ^ω^).   < ゲロの海の向こう ぼくたちはまた巡りあえる
        彡彡彡彡彡\ミ    ソ / )     \_____________
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参加者からのメッセージ

クロ(41) からのメッセージ >>
おやじ >>
おうい、ネ。今日はここまでにしようや
ネ >>
はい、おやじさん
ネ >>
おれとおやじさんは今日の作業を終え帰宅した
おやじ >>
ただいまたづ子。今年は良いビデオが実りそうだ
たづ子 >>
おかえりなさいお父さん、ネさん。それは良かったです。さあさあ、もうすぐお夕飯ができますよ。お酒の支度ができていますから飲みながら待っていてくださいね
ネ >>
いつもありがとうございます、たづ子さん
ネ >>
たづ子さんは俺たちを出迎えると再び台所へ戻っていった
おやじ >>
なあネ…。お前がここに来てどれくらいになる?
ネ >>
そうですね、あれは去年の6月ですから…。そろそろ一年くらいでしょうか
ネ >>
あの日、崖の下で倒れていた俺は偶然おやじさんに助けられた。しかしネという自分の名前以外何も思い出せなかった
おやじ >>
どうだ、少しは何か思い出せたか
ネ >>
いえ、相変わらず何も…
ネ >>
以来、おれはおやじさんの営むレンタルビデオ農場の手伝いをしながら傷と記憶の回復を待っていた
おやじ >>
そうか…。なあネ、お前は俺も目を見張るくらいよくやってくれている。それにな、たづ子もお前を憎からず思っているようだ。あれももうそういう年頃だし、なにより俺もいい歳だ。お前さえよければたづ子を嫁に貰ってこの農場を…
ネ >>
おれは…
おやじ >>
返事はすぐじゃなくていい。考えておいてくれ
たづ子 >>
さあ二人とも、お膳が整いましたよ
ネ >>
おれが口を開きかけたとき、たづ子さんが夕飯を持ってやってきた
ネ >>
夕飯の後、おれはたづ子さんの後片付けを手伝っていた
たづ子 >>
・・・
たづ子 >>
ネさん
ネ >>
たづ子さんは手を止め、少し言いにくそうに口を開いた
たづ子 >>
あのね、さっきのお父さんの話なんだけど、ね
ネ >>
…聞こえてましたか
たづ子 >>
うん…。わたしも…ううん、わたしが、ネさんにここに残って欲しい!ここにずっといて欲しい!
ネ >>
控えめなたづ子さんだ。ここまで言うのは相当の勇気が必要だったろう。しかし、おれはそれを理解しながらも何も言えなかった
たづ子 >>
またその目をするんだね…。ネさん、時々そういう目をする。その目を見るとわたし不安になるの。ネさんがわたしたちとは本当は住む世界が違うんじゃないかって、いつか、ここから出て行ってしまうんじゃないか、って
ネ >>
たづ子さんの言うとおりだった。おれは時々自分でも、何か大事なことを忘れているような駆り立てられるような気分になるのだった
ドリリリリリン
ネ >>
そのときガラスが割れる乾いた音とともに、見るからに柄の悪い男たちが飛び込んできた
メルンやくざA >>
ドルルン
メルンやくざB >>
邪魔するぜ
おやじ >>
何事だ!あっ、お前たちはやくざ!
メルンやくざA >>
おやじ、そろそろ考えは変ったか!
おやじ >>
何度言われようと俺は違法な裏ビデオを栽培する気にはならん!一時は売り上げが出るかも知れないが、すぐにお前らの食い物にされて、やがて国に摘発されて破滅だ!地味に見えるが普通のコンテンツを栽培するのが一番いいんだ!
ネ >>
どうやらおやじさんは以前からこのやくざたちに違法な裏ビデオを栽培するように持ちかけられていたようだ
メルンやくざB >>
へ、おきゃあがれ!いつまでそんな風につっぱってられっかよ!グイッ
たづ子 >>
いやあっ!助けてネさん!
メルンやくざ >>
田舎くせえがちょうどいいアマっこがいるじゃねえか!連れていってソフトオンデマンドみたいな目に合わせられてる姿をニコ生とユーチューブで無料配信してやるぜ!
ネ >>
やめろ!
ネ >>
それは俺たちを傷つけ、さらにはレンタルビデオの売り上げも落とさせる最も効果的な手段だった
メルンやくざA >>
うっせえ、このさえねえ野郎奴!ボビューン
ネ >>
!?
ネ >>
やくざの右ストレートが俺の顔面に届くその直前、おれの体は自然に動きそれをかわしていた。そして、その瞬間。この下衆どもが下賎な顔パンなぞをおれにぶち込もうとしたその瞬間に俺は全てを思い出していた
メルンやくざA >>
こ、この男!?
たづ子 >>
ネさん!
ネ >>
さえねえ男じゃねえ。ましてやネでもねえ。おれは…
腹パンタローネ >>
腹パンタローネだ パニッ
メルンやくざA >>
あへえ〜
翌日
たづ子 >>
行ってしまうんですね…
腹パンタローネ >>
そりゃな。こんなところにいつまでもいられるか
たづ子 >>
くすっ。それが本当のネさんなんだ…。でも本当はやくざを手にかけてしまったから、わたしたちに迷惑がかからないように出て行こうとしてるんですよね…
たづ子 >>
でも、最後に。ネさんっていう男の人がここに確かにいたっていう証を…わたしにくださ…
腹パンタローネ >>
うっせえ!触んじゃねえ! パニッ
たづ子 >>
おっほどりむむむむん!あぶりるらびーん!
腹パン




参加キャラクター : 1名

ENo.41 鹿金 クロ肉霊芝