7月16日（晴天？）
昨日は色々と忙しかった為記録できず、今日からこちらの世界のことを日記につけることにする。
というのも俺は一昨日まではごく普通の学生を営んでいたはずなのだが・・・
父上に割と軽いノリで異世界で頑張れとの命令を受け眠らされ、目が覚めると身体が小さく・・・はなっていなかったが、この世界にいたのだ。DVだよDV。というかどうやった父上。

自己紹介乙。

起きて間もない内に、肉ダルマという言葉がぴったりなハゲたおっさんと麦わら帽子をかぶった少女に色々と勘違いをされ勝負を挑まれた。
少女に特徴があまり無いため、以降麦わら少女をルフィと呼ぶことにする。腕とか伸びないかな。
勝負を挑まれたと言ってもギャンブル等のことではなく、俺の力を見定めたいのだそうだ。

お前ら初対面の普通の男性相手に何を求めているのだと小一時間ｒｙ

なんて考えているとダルマの方が殴りかかって来た。このやろう。
ふらつきながらこちらも攻撃手段を考えていると、なにやら頭のなかに「契約〜」という声が聞こえてきた。
新手の詐欺かと警戒していると「いいから早く頷け」と脅迫を受けたため渋々首を振ると、12匹・・・人？が現れた。
少しというか大分驚いたがこれからの仲間ということでしばらく考え、無表情でこちらを見つめていた黒髪の少女？を選んでみた。

嫌々ながら仲間になってくれるらしい。
割と熟考して選んだのにこの扱いである。
くそう。
なんとも言えない気持ちになる俺を差し置いて、少女の隣にいるどうみても悪魔です本当にありがとうございましたが説明をしてくれた。

どうやら彼女らはエンブリオといういわば使い魔のような存在で、俺達のような異世界から来たり等の不思議な力を持つものに使役を許す存在だそうだ。
心底面倒くさいことに巻き込まれている気がする早急に帰りたい。
なんとなくだがこの素晴らしい世界に完全に置いてけぼりにされた俺の状況は理解した。
説明を終えたデビル含めエンブリオ達は帰り、件の少女とハゲとルフィが残る。

どうでもいいけどしっかり説明してくれたデビルは実はいいやつなのではないだろうか。
そしていい加減少女と目を合わせたい。そろそろ心がスクラップされそうだ。
とりあえず少女に力をかしてもらうよう頼むと不思議な技、後に魔法と分かるがそれを使いハゲを見事なぎ倒してくれた。
その間俺はハゲに殴られていた。なぜそんな都合の良い状況になったかというと俺もハゲも少女に傷をつけるのは後ろめたかったからだ。

決してロリコンではないことをここに宣言しておこう、いやいやそんなはずはない。
少なくとも俺は自分の半分以下の身長の幼女を見て色情も向けないし欲情も勿論しない。ただしカードキャプターさくらの少女たちはその限りではない。
・・・あれこれギリギリアウトなんじゃいやいや。

なにはともあれハゲは倒したし今日やることは他に特にないだろう。久しぶりに長文を書いて疲れたし・・・というか寝たい。
あー・・・そういえば後から力を使って他のエンブリオと契約出来るんだったな。あの地味にいいやつなデビルにもついてきてもらおう。
よし、おやすみなさい。