No.16 本INDEX >>
[設立者] ENo.16 文箭

本を読むのが好き!
本を蒐集するのが好き!
本を学問的に見るのが好き!
装丁や形が好き!
本というものが、とにかく大好き!
自キャラが本好き。ていうか本。

以上に一つでも当てはまったならば、是非ご参加下さい。
当コミュニティでは、本が好きな方を募集しております。
本のみならず、書物全般(巻物や帖のもの)、また非書物(手紙、古筆切、他)なども範囲に含みます。

条件に当てはまれば、PL、キャラクター問いません。お気軽にお越し下さい。
主張用としても御利用下さいませ。

なお、大抵コミュ主が本の歴史や装丁、紙や墨に至るまで他、本にまつわったりまつわらなかったりな話をだらだらと喋っています。



参加者からのメッセージ

文箭(16) からのメッセージ >>
文箭 >>
>アウロさん
今回もおいで下さるとは、ありがたいです。僕の道楽ではありますが、御付き合い頂ければ嬉しく存じます。
文箭 >>
>一路さん
こちらこそ、よろしく御願いします。
本を読むに限った話ではありませんが、何かをするという事は、それに時間を割くという事ですからねえ。難しいところです。
割いた時間の分、他の事ができたなあと思う事もままあります……。
文箭 >>
>エレンさん はい、おはようございます、こんにちは、こんばんは。こちらこそよろしく御願いします。
文箭 >>
電子書籍は日々増え続けていますね。僕も紙のものが好きですが、やはり困るのは置き場所ですよねえ……。
書棚を増設しても、平積みにしているものがまだまだあります。
文箭 >>
“電子書籍”自体が一つの単語としてとらえた方が良いかと思われます。書籍というと本・書物といった意味を持ちますが、そうなると書物の形式にまで言及しなければならなくなってきてしまいますから。
ですから、新出単語の一つとでも思った方が、収まりはつきそうですね。
文箭 >>
電子書籍の普及以来、図書館でも多くの「電子書籍についての本」を見かけるようになりましたね。
電子書籍は最近出たもののように思えたのですが、時が経つのは早いものです。
文箭 >>
さて……。
前回「以前は確か『パピルスから紙の誕生まで』を話す」と言っておりましたが、いっその事と思い、パピルス以前からの事も御話しようかと思います。よろしく御願いします。
文箭 >>
パピルスというと「昔の紙」というイメージがありますが、それ以前となると、ちょっと思いつき難いのではないでしょうか?
パピルス以前……筆記に用いられたのは、粘土板でした。
粘土板はメソポタミア文明にあったもので、歴史は紀元前にまで遡ります。
楔形文字を書き、平板状にして乾燥あるいは焼いて作られました。これが人類最古の文書と言われていますね。

メソポタミアはチグリスとユーフラテスという二つの川に挟まれた地方だったので、川の水が泥を運び、良質の粘度が豊富でした。
そこから作られたのが粘土板……クレイタブレットです。
文箭 >>
人類最古の文書の余談ですが——……。
『博物誌』で有名なプリニウス(23-79)は、「人間は最初、ヤシの葉に文字を書いた」と言っています。
葉っぱに記述をなす事は、インドやセイロン地方で、近代まで行われていた事のようです。
文箭 >>
……そうそう、人類最古の文学なんてのもありましたっけ。
こちらは『ギルガメシュ叙事詩』であると言われていますね。
1/3が人間、あとは神であるという、ウルクの王ギルガメシュの神話英雄譚です。
文箭 >>
陶芸を経験した方なら御分かりかと思いますが、土でできた物というのは、半永久的に残るものです。
ですから、地中深く埋められた粘土板が現代まで残っていまして、今でも発掘調査などがあります。
物語の中に“陶芸家が気に入らない作品を割って棄てる”というシーンなんてものがありますけれど……実際は環境上よろしくない事なので、やめた方が良いそうですよ。
加工された土は元には戻りませんが、元に戻らないからこそ今にまで残ってこられた。大変保存性に優れたものといえるでしょう。
火にも水にも強く、虫害も無い書物であり、更には地中にある限りある程度の爆撃にも耐えられると。

「目には目を、歯には歯を」といった『ハンムラビ法典』も粘土板に書されたものですよ。
文箭 >>
他にも、占星術から日常に根ざしたものまで——。例えば、領収書であるとか教科書であるとか。
しかし、嵩張りそうな書物です。実際嵩張るとは思いますが。
文箭 >>
その後、ナイル川のほとりでパピルスが発明されました。
カヤツリグサ科の背の高い水草、その“ずい”を加工して作ったものがパピルスになります。
なお、英語の“Paper”はパピルスから来ているそうです。

パピルスの書写に用いられたインクはメランといい、油煙・水・アラビアゴムを混ぜたものです。書き味がどのようなものだったのかは分かりません……。自分で試してみた事がないので。
筆記用具は葦ペンでした。これは鉛筆くらいの長さに切り取って、先を細くした上で噛み砕き、繊維を柔らかくして使いました。
文箭 >>
インクは海面で簡単に消す事ができたので、パピルスは何度も使う事ができました。
一度使ってしまったらそれきりの粘土板と違い、こちらは便利ですね。
文箭 >>
エジプト人は、何かを憶えなければならぬ時、パピルス紙に書いた文字を海面で消して、その水を飲んだそうです。
これに似たもの……といいますか。中国では、飲墨というジョークに近いものがありました。
「字が上手くなりたければ、一升の墨を飲むと良い」とね。
文箭 >>
ところで“パピルス”の由来ですが……。
パピルスは、船でエジプトからフェニキアのビブロス港へ運ばれ、更に他の地域へと輸出されていたのです。
ギリシア人はパピルスをビブロス港から輸入していたのですけれども、肝心の紙の名前が分からないので困りました。そこで、最初は「ビブロスからきたもの」と呼んでいたのですが、次第に「パピルス」と訛り、名前として定着してしまったのだそうです。
文箭 >>
この後に羊皮紙が生まれる事となるのですが……、長い長い話ですので、今回はここまでにさせて頂きますね。
文箭 >>
……なお、流石にセルフォリーフで話した事をそのままおさらいするのは気が引けましたので、今回御話するにあたり改めて様々な文献を洗い直しています。個人的に気になる部分もありましたので。

また、パピルスの作り方や種類については、この度は割愛させて頂いております。その代わりに粘土板と余談が加えられています。
もし気になる方がいらっしゃいましたら、仰って下さいね。
文箭 >>
それにしても、紀元前の話からなので、本当に長い長い話です……。書写以前は割愛せざるを得ませんでした。
例えば、“読まない本”とか。いわゆる語り部は、書写以前の本として代表的存在ですよね。
文箭 >>
洗い直したとはいえ、僕の知識や情報は古い可能性があります。
何か訂正や新情報などありましたら、御教え頂けるとありがたく存じます。


四辻(86) からのメッセージ >>
最近、本を読む時間が取れない。
ケータイ小説じゃあ本成分がまったく足りない……

カラス(131) からのメッセージ >>
カラスPL >>
先日久し振りに図書館に籠ったが、6時間で2冊しか読めなんだ
カラスPL >>
読む速度というより、集中力の問題なんだろうなぁ。衰えてる……
カラスPL >>
そんな感じで、以後よろしくです

フィーナ(159) からのメッセージ >>
フィーナ >>
本が好きってことではいらせてもらったわ、読むのも本棚に入ってるのを眺めるのも好きかな

和尚(241) からのメッセージ >>
和尚 >>
本は良いな、私は特にライトノベルが好きで最近のお勧めは魔法科高校の劣等生だな

レネ(442) からのメッセージ >>
レネ >>
やあ。面白そうな話が聞けそうだから、ちょっと寄ってみたよ。
ちょくちょく顔出すと思うから、会ったときはよろしく。

電子書籍が「本」かどうかっていうのは面白い話だね。
元々紙の「本」ができる前は石や粘土に文字を書いていたりして、紙がメジャーになる前にも羊皮紙なんてものがあったりしたし。
そう考えると、本っていうか文字媒体は割とバンバン姿を変えていくもので、電子書籍もその変化のうちの一つなのかもね。

ジャンポール(522) からのメッセージ >>
ジャンポール >>
本好きのコミュニティとはここのことか。
拙僧も末席に加えて頂こう、よろしいかな?

ビス(595) からのメッセージ >>
ビス >>
いいですね、本。
私も大好きです。
ビス >>
偶然同じタイミングになったんだろうと思いますが、
「パピルスと紙の誕生まで」と「電子書籍」
この二つの対比、あるいは比較はとても興味深いです。

アウロ(684) からのメッセージ >>
アウロ >>
うーん最近積読ばっかりでねぇ。
オススメが出てたら何か読んでみようかなぁ。

ジャック(970) からのメッセージ >>
ジャック >>
本は好きだ。色々な意味でな。……お邪魔するよ。
ジャック >>
(講義を聴く生徒顔でちょこんと座った。)

マリア(1131) からのメッセージ >>
マリア >>
本好きな私参上。ということで入らせて頂きます。よろしくお願いします。

グレン(1236) からのメッセージ >>
グレン >>
あまり発言はしないと思いますが
密かに見ています。(ノ・ω・)ノ

セロ(1290) からのメッセージ >>
セロ >>
お邪魔します。ちょっと今日は時間がないから駆け足になるけど……
セロ >>
最近読んだ本:鹿島 茂『職業別 パリ風俗』
フランス革命あたりの民衆の生活史とかに興味があるんだよね。
論文って程にお固くなくて、やたらとバルザックやフロベールの著作への言及が入っててそっちにも手を出したくなる。
セロ >>
現在読んでるのはアラン・コルバン『記録を残さなかった男の歴史—ある木靴職人の世界 1798‐1876』
役所の記録にしか名前の残っていない一個人の生涯を、その周囲の資料を集めることで形にしよう、っていう画期的な試み。
まだ読みきれてないんだけど、こっちも貴重な民衆史だしアプローチの方法に凄く興味がある。

レクシーダ(1347) からのメッセージ >>
レクシーダ >>
お邪魔させていただきます。
菅原レクシーダです。
今回も宜しくお願いします。

最近ですと「俺妹」が無事に完結したのは印象に残っていますね。
賛否両論あろうかと思いますが、個人的にはあの終わり方で良かったと思っています。

最近読みたい本は「海賊と呼ばれた男」なのですが、どなたか読んだ方はいらっしゃいますでしょうか。

電子書籍についてはなるほど、「書籍」であるか否かについての是非は問われるべきかもしれませんね。
紙のめくる感触と音は何物にも代え難いもの。
でも、物理的に場所が……お気に入りは紙で、それ以外は電子で。
使い分けられればより良いなぁとは思っております。

オルガ(1495) の乾いた低い声。 >>
オルガ >>
例えば頭のなかに、一冊の本の内容を丸暗記しているとして、
その頭のなかにあるものは、本だと思うか? 本のデータだと思うか?
私はデータだと思うね。
 
じゃあ、
暗記しているそいつ自身は、本だと思うか?
これもまだ本じゃない。読めないからな。
 
それなら、暗記しているそいつの体中に、
そいつの暗記してる内容が文字になって浮かんでいるとしたら、
こいつはギリギリ本かもしれねえ。
 
しかしそいつの体に文字があるなら、
別にそいつ自身が暗記している必要はないな。
一人の人間の体中に、文字が書かれていて、これを読むことができる……
そのとき、この人間は本だと思うか?
ま、別に人間じゃなくてもいい。びっしり文字が書かれたウナギでもいい。
 
私はそのウナギも本だと思うね。

ベロシマ(1781) からのメッセージ >>
ベロシマ >>
こんにちは。
本好きの集まりだけあって、皆さんさぞかし読書に傾倒しておられることでしょうが、本から生まれ出たのは私ぐらいでしょうね。ページとページが擦れ合う際に発生する神秘的な温もりが私を生み落としたのよ。書物の申し子と言っても過言ではないわ
ベロシマ >>
やっぱり言い過ぎだったわ



参加キャラクター : 46名

ENo.16 文箭句外
ENo.26 メメント=M=ブラックウォーターJAKE
ENo.34 グラスグラス・ノスタルジアrkm
ENo.35 「ええじゃないか」ええじゃないか
ENo.86 四辻
ENo.131 カラスクロリ
ENo.159 フィーナ・タルムードえうぐ
ENo.160 ドルチェ P. ソアーヴェ瑞樹
ENo.187 樋渡 案山子まもり
ENo.193 フタツアシ鴉瓜
ENo.204 アシェラッド=ウィアド・ケーナズisana
ENo.241 和尚ノルン
ENo.299 薄荷老酒ラサツバサ
ENo.314 ユベール東風
ENo.421 アブジーニャ大宇宙F意思
ENo.442 レナート・フィウメリオP
ENo.447 伊賦夜魅月斬華
ENo.522 ジャン=ポール・ギnafu
ENo.542 CVああさあ
ENo.595 ビス・デアス・ノナウムスBis
ENo.684 オーレリウス・ゴイーシャリョウ
ENo.788 ロア=ユーサネイジア氷雨
ENo.876 ルシウス・キキ友人K
ENo.968 黒羽 麻音968.
ENo.970 ジャック・ザ・ブックワームKonezumi
ENo.979 レンツ・ドゥ=フェイカー
ENo.1131 マリア=G=ヴァレンタインMaria
ENo.1143 RO=C11A.T.
ENo.1191 エレスチャル・A・ジェイドふるむーん
ENo.1236 グレイナード・F・ノイエンKTN
ENo.1290 セロ・プランシーplancy
ENo.1347 菅原 レクシーダういろう
ENo.1397 一路ましろ
ENo.1405 ロッシ大きい猫
ENo.1430 ”手紙喰らい”ラト=エテルぎるやま
ENo.1452 スチュアート・ノット雨酒
ENo.1469 エルザ・フォン・アーレンベルクレナーテ
ENo.1495 オルガ・オルガノールKRNG
ENo.1524 ユリア・イノセンティアzare
ENo.1558 エレン・ファルトリア三日月銃士
ENo.1598 幸砂輝
ENo.1655 百名の野良
ENo.1733 曲辻 ア華ネ花麒麟
ENo.1746 リブ・アルベシオルリオ
ENo.1781 ベロシマNuxx
ENo.1870 宝島六二三十拳ハイヤ@17