私は三人の仲間と一揆を行うことにした。

まず一人目はペリーナ・ベッルスという女性だ。
その身のこなしは誰もが一目を置く。過去のことは話したくないようだが、それは彼女の気さくな性格と実力の前では些細な事だろう。

次はゴンベリウス=Y=タゴサークという男性だ。
異世界から耕しに来た、という珍しい経歴を持つ者だ。一揆とは別の方向に進んでいる気もする。がしかし、人は食べなければ生きていけず、それを支えるのが農民だ。
一揆という異常事態であっても、自らの本分を忘れないというのは流石であると言わざるをえない。

最後は重曹という物質だ。
何よりも目を引くのはこの者の体つきだ。まるで粉のようになっている。いや粉か。
まさしく「粉骨砕身」の意志を示しているのだろう。この者もまた、一揆の力になってくれるはずだ。


こうして私達は平原へと進むことにした。その広庭は手入れもしっかりしており、私達に癒やしを与えてくれる。
しかし、ここは王城への道だ。やはり敵は出てくるようだ。私は敵影を見つけると戦闘の準備を始めた。