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![]() | 一揆参戦 2日目! - Diary |
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*——Cuoi Page:2——* 十三歳ぐらいの頃のアスクァイトと、五歳ぐらいの頃のシー・リンが立っている。 場所は静かな森。風の音も鳥の声も一つとして聞こえない。 森の光景は不可思議極まりないもので、姉妹が立っているその一歩先には黒ずんだ枯れ た森が広がっているが、その手前にある木々は、どれも青緑色の生命力に満ち溢れていた。 青と黒の境界線。
木々の内、特に立派な緑を湛えた、一本の幹。老婆の声がその根のところから聴こえた。 それとアスクァイトが会話をしている。
アスクァイト、空を見る。空にも青と黒の境界線。 こちら側には木漏れ日と青の空。向こう側には灰色の曇り空。 シー・リンが姉の手を、心細そうな面持ちで強く握っている。
不安げに頷くシー・リン、目を瞑る。姉に抱き抱えられると、その首に腕を回し力を込めた。
姉妹の後ろでしゃがれた声のため息がした。 婆と呼んだその木を背に、姉は一歩を踏み出す。 土の音が鳴る。 その足が寒色の境界線を越える。
甲高い声が左耳の方から聴こえた。
アスクァイトが今立っている場所は真っ暗闇の中。 そこには誰も居ない。
姉は、先程まで己に話し掛けられていた言葉など何も聴こえていなかったにも関わらず、 適当に話の内容を推理して、当てずっぽうの相槌で返してみせた。 それに気付かなかったらしく、妹の話は楽しげに続けられる。
アスクァイト、瞬きを二、三度繰り返す。 右に視線を向ける。暗闇の中でもはっきりと見える、妹の顔を一瞥。そこに浮かんでいる のは笑顔。 周囲を確かめるように首を回す。景色が徐々に、暗闇からよく整地された芝生の上に変 わっていく。左右は色とりどりの花壇。
闊達そうな足音を響かせながら、ユーリカの元へとシー・リンが小走りで駆けていく。 少ししてから、アスクァイトはちらと後ろを見てみる。二人の話はそれなりに盛り上がって 見え、姉は彼女達に合わせて歩調を下げた。 その視線をそのまま空に移動させ、それからは暫くの間アスクァイトは王城を興味なさ げに眺めていたが、ある時思い立ったようにふらりと足の向きを変え、二人の傍に近寄って 行った。
そして森の景色がそっくりそのまま反転した。 アスクァイトが今まで居た場所が灰色の木々になり、踏み出した向こう側が青緑の森にな る。 途端、今まで不自然なまでに静かだった森に、鳥の声が鳴り響いた。姉と妹の頬を撫でる 一陣の風。木擦れの音。生気が周囲を取り囲んだ。 向こう側から見ていた時は灰色の地面だった筈の場所で、豊かな自然の香りを嗅ぎ、覆い 茂った緑の上に立ちながら、アスクァイトは一度だけ故郷を振り返る。 そこにあるのは色彩を全て失った森だけで、婆と呼ばれたその木も、同様に色褪せていた。
幼いアスクァイトは空を見上げた。上空には黒い翼を持ち、弓矢を構えた柘榴族が飛んで いる。彼らからの視線を避けるように、なるべく身を屈めながら、子供は子供を抱えて、地べ たを走り出した。 *——Eureka Page:2——* 城門を潜る。苔むして蔦が絡み、長い年月を感じさせる石造りのアーチは、その古びた外 観よりもずっと頑丈そうだった。視界に広大な庭の緑が広がった。なだらかな起伏を柔らか い芝が延々と遠くまで覆っている。視線の先には大きな影と小さな影が一つずつ、今はその 周囲にも、沢山の人影が見えたけれど。 私は何時だって二人の後ろを歩いた。生まれた村を飛び出してからの長い道程、この距離 感はずっと変わらない。もどかしくて、覚めていても終わらない夢の中、ぬかるみに足を取 られたように縮まらない。彼女の妹、シーリンが時々心配そうに振り向いてくれなければ、 私の足は沼の底の水草に絡め取られたように、歩みを止めてしまわないかと不安になる。 空は、今日も青々と晴れ渡っていた。朝から強い日差しが注ぐ。今日も暑くなりそうだ。 鞄の中から水筒を取り出そうとして、止める。ガラスの小さな瓶が、太陽の光を反射して 網膜を刺した。眩さに細めた瞼の隙間で、幾つかの色が睫毛の紗を隔ててぼやけた。 前を見る。艶やかな黒髪がそこだけ夜を居残したように踊っていた。 小さな茂みを通りすがる途中に、手を伸ばして梢を揺する。さやさやとこそばゆい音が鼓 膜に触れた。同時に前方で、小さな頭の大きなお耳が微かに震えた。振り返ったシーリンと 視線が合う。
唇から言葉を紡ぐ代わりに、数度の瞬きが返される。手招きをすると、シーリンは彼女と 二言三言、何かしらの言葉を交わしてから踵を返し、私の所まで戻ってきてくれた。
シーリンが怪訝そうに小首を傾げて私を見上げる。ずっと村に居たからだ。外の人との会 話は難しい。頭の中では言葉の形が出来上がっているのに、どうしてこうも躓いてしまうの だろう。村を出た私は、何をするにも一歩が重たい。 深く、深呼吸をする。目を伏せて、シーリンの顔を一度、視界から外した。 胸の前で、手と手と重ねる。掌を擦り合わせて、それからはっとして、両手を後ろに隠した。
彼女は無事らしい。よかった。でも、どうしよう。
鞄の中から、ガラス製の小瓶を取り出す。普段、彼女が口に咥えているものとは違い、棒 付きの飴とは違う。小指の先ぐらいの小さくて丸いものだ。からん。持ち上げた拍子に瓶の 中で積み重なっていた飴玉のバランスが崩れて、微かな音を立てた。 青。黄。赤。ピンクや橙。周りの草むらよりもずっと透き通った緑。広がる空より澄んだ水色。 瓶を揺すると、赤色が黄色の上を転がり落ちて、緑と水色の間に隠れて消えた。 代わりに、それまで見えていなかった紫色が新たに姿を現した。
私が鞄の中に瓶を戻そうとまごついていたら、シーリンの方から話を切り出された。危う く、手を滑らせてしまいそうになる。視界がぶれた。自分の瞳が泳ぐのを嫌というほど痛感 させられる。そう、早く返事をしないと。私は結局、瓶を両手で持ったままだった。
本当だろうか。そうだとしたら嬉しい。無意識に、手に力を込めていたらしい。瓶の中で からからと、飴玉が忙しく転がっている。からからと、喉が渇いた。並んで歩いて、何を話 したらいいのだろう。何を話そう。頭の中で、言葉が空回る。 ふと。鼻腔を冬の風が通り抜ける。違った。香草の、冷たさと錯覚する澄んだ匂いだ。
気がつくと、シーリンの後ろに彼女が立っていた。
だくだくと、胸を何かが踏み鳴らす。きっと、平たい足のアヒルが何羽も暴れている。 だくだくと、祭り太鼓のように鼓動が忙しい。だくだくと、耳のずっと奥の方で音がする。 世界が揺れた。両足から、地面を踏む感覚が遠ざかる。 草の匂いに混じって、ほんのりと汗の匂いがした。 顔が暑い。日差しが熱くて、ああ。
ああ。こんな気持ちになるのなら、いっそ——けれど私は。 |
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![]() せつな(1313) からのメッセージ >>
ナリ・キーン(1481) からのメッセージ >> 戦闘後、広大な庭にて身体を休める人々の中に方々へ声をかけてはまわる影があった。そのうちに茶髪の少女と視線がぴたりと合う。やがて大きめの色あせた緑色の帽子を揺らし、男が声をかけてきた。
男の視線が黒い翼を掠める。眉ひとつ動かさずに話は続き。
人懐こい笑み。慣れた印象は与えるが少なくとも茶色い髪の少女に対して一切の邪意は無いようだ。
ぽん、と手を叩く。どこかの怪しい商売人のように。
怪しい男が差し出し置いていったのは一枚のチラシ。 『女性に便利をお届けするキーン商会、会員様及び従業員募集中!』 裏には地図が記載されている。比較的近い場所で店を開いてるらしい。暇なら覗いてみるのも一興……かもしれない。 |
![]() | Main Action 1 |
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特にありません。 |
![]() | Battle!! |
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![]() 攻城戦を開始!
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アスクァイト は以下を装備!
【防具】 迷彩服( 服 / 20 / - / - / - ) 【装飾】 犬耳用ピアス( 装飾 / 20 / - / - / - ) |
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![]() ▼アスクァイトの行動!
アスクァイトのAGIが上昇! ▼ケット・シーの行動!
アスクァイトに 191 のダメージ! |
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![]() ▼アスクァイトの行動!
アスクァイトのAGIが上昇! ▼ケット・シーの行動!
アスクァイトに 61 のダメージ! アスクァイトに 63 のダメージ! アスクァイトは攻撃を回避! |
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![]() ▼アスクァイトの行動!
ケット・シーは攻撃を回避! ▼ケット・シーの行動!
アスクァイトに 61 のダメージ! アスクァイトに 65 のダメージ! アスクァイトに 60 のダメージ! |
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![]() ▼アスクァイトの行動!
Critical Hit!! Critical Hit!! ケット・シーに 177 のダメージ! Critical Hit!! Critical Hit!! ケット・シーに 176 のダメージ! ケット・シーは攻撃を回避!
▼アスクァイトの連続行動!
DISCORD Critical Hit!! Critical Hit!! Critical Hit!! ケット・シーに 299 のダメージ! Critical Hit!! Critical Hit!! Critical Hit!! Critical Hit!! ケット・シーに 341 のダメージ! Critical Hit!! Critical Hit!! ケット・シーに 282 のダメージ! アスクァイトの次の連続行動が早くなったかも! ▼ケット・シーの行動!
アスクァイトに 178 のダメージ! |
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![]() ▼アスクァイトの行動!
Critical Hit!! ケット・シーに 716 のダメージ! ▼ケット・シーの行動!
アスクァイトに 64 のダメージ! アスクァイトは攻撃を回避!
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![]() ▼アスクァイトの行動!
ケット・シーに 584 のダメージ! ▼アスクァイトの連続行動!
Critical Hit!! ケット・シーに 710 のダメージ!
▼ケット・シーの行動!
アスクァイトに 192 のダメージ! ▼ケット・シーの連続行動!
アスクァイトに 183 のダメージ!
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5 CP を獲得! 11 PS を獲得! |
![]() | You can advance!! |
![]() | Main Action 2 |
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![]() 特にありません。
![]() ケット・シー と物理契約しました!(CP-10) [物Lv.14]シルフ を成長させました!(Lv.14→15、CP-14) [物Lv.1]ケット・シー を成長させました!(Lv.1→2、CP-1) [物Lv.2]ケット・シー を成長させました!(Lv.2→3、CP-2) [物Lv.3]ケット・シー を成長させました!(Lv.3→4、CP-3) [物Lv.4]ケット・シー を成長させました!(Lv.4→5、CP-4) [物Lv.5]ケット・シー を成長させるにはCPが足りませんでした。 [物Lv.5]ケット・シー を成長させるにはCPが足りませんでした。 [物Lv.5]ケット・シー を成長させるにはCPが足りませんでした。 [物Lv.5]ケット・シー を成長させるにはCPが足りませんでした。
![]() 作製 を鍛錬しました!(Lv.1→2、PS-10)
![]() 特にありません。
![]() 紅色の生命の華が成長し、新たな絆を紡ぐ・・・ CPが 28 増加! |
![]() | Let's Ikki !! |
アスクァイト(1102) は [平原]広庭 【進攻度2】(好戦度+0) を選択しました! ![]()
![]() 庭園を進んでいくと、先に人影が見えた!
兵士が武器を構える。
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![]() | Next Battle |
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![]() | Area Message !! |
![]() | Character Data |
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