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一揆参戦 1日目! - Diary |
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【プロローグ】 朝7時、今日も福莉の部屋から目覚まし代わりの喧噪が聞こえてくる。 おかげで最近は、その大騒ぎが始まる前だろうが7時に目が覚めるという習慣まで身についたくらいだ。 俺とその連れレイラは、現在ヒナと福莉の邸で世話になっている。 朝の福莉が不機嫌なのは、低血圧のせいだけでは絶対にないと思う。 毎朝文字通り『叩き』起こされては、不機嫌にもなろうというものだ。 …ただ、朝食の席でそのマイナスオーラがヒナとレイラの方に向いているのは気にかかった。 思い当たる理由があるからこそ余計に。 ヒナになついて、その隣を、傍を、なんの躊躇もなく占領するレイラ。 長い時間を一緒に過ごしてきたのに、ずっとヒナとの距離感に悩んできた福莉。 その福莉自身が「食事中にやかましいのが耐えられないんだ!」と思い込んでいるようだから、代わりに謝るに留めておいた。 どうせレイラがヒナの傍を陣取っているのはそう長い時間じゃない。 …などと薄情なことを考えていたのがバレたら、魔砲をぶち込まれても仕方ない。 レイラの行動に加えて、『規則正しく早朝起床』している俺が欠伸など漏らしてしまうのも気に障るのかもしれない。 元々寝起きが良い方でもないのに、傭兵としてひとたび戦場に出ればそんなことなど言っていられない日々が続く。 そのせいで平和な時間にはつい気が緩んでしまうのだが、行儀がいいとは言えない自覚はあった。 レイラは、ヒナにまとわりついて『遊び回る』ことを満喫しているようだった。 福莉は毎日『おつとめ』とやらに駆り出されていく。 俺の仕事はといえば、レイラが人目に触れても、『異種族』ではなくせいぜい『異邦人』に見えるようにと長い耳を隠すように髪を編み込むことくらいだった。 …手先の器用さは取り柄だが、編み込みができるというのは複雑な気分だ。 仕上げにヒナお手製の花飾りをつけて、レイラは嬉しそうにしている。 居候の身なのだからせめて簡単な手伝いくらいは、と思っていたが、多くの使用人を抱える邸で手伝えることなどないに等しかった。 まして、福莉の仕事に口を挟んだり手助けしたりなどということができようはずもない。 よそ者を歓迎しない風潮は明らかで、それに何か思う程俺もレイラも繊細ではなかったし、元より承知していた。 因習とはそういうものだ。 そう理解していても、望まぬつとめをさせられている福莉に言葉もかけることさえできないのはやはりもどかしい。 歯噛みしている俺をどう誤解したのか、ヒナには「福ちゃんのお仕事で幸せになっている人もいるのだよ。…多分」と必死なのに自信なく訴えられた。 その誤解を解こうと思っても、ただの居候にすぎない俺が何もできないのがふがいないなどと言うのは、ずっと福莉を支えてきたヒナにあまりにも失礼だ。 ただ誤解を解くために「福莉の仕事に貴賤を感じているわけじゃない」と伝えたが、…伝えようとした、のだが…そのとき既に他のことに関心を移してレイラと駈けだしていったヒナには、何も聞こえていなかったと思う…。 ……全く関係ないが、福莉が菓子作りをするのは意外だった。 初めて振る舞われたときに「こういう女らしいことは嫌いなんだと思ってた」と口にしかけ、「女らしいとか男らしいとかいうのは差別だ」と以前叱られたことを思い出してその言葉を飲み込んだ。 …しかし、その後俺に出される分がいつも三人より少なかったのは、もしかして気づかれていたせいだろうか。 いや、どうにも貧相な印象がある(悲しいかな、自覚はしている)から小食だと思われたのか。 …藪をつついて蛇を出すのは得策ではないから、多少の哀愁を感じつつ結局理由は聞かなかった。 藪蛇といえば使用人のとある一言だ。 「ヒナ様とベーゼア様が本命で、連れてこられた殿方はキープですか?お嬢様は両刀なんですね」 …口に含んでいたお茶を盛大に吹き出した俺の気持ちを一言で表すなら、「どこから突っ込むべきかわからない」だった。 当の福莉が怪訝な顔をしただけだったのでここでも余計な言及は控えたが…本当にどこからつっこむべきだったのか、未だにわからない。 二人は、ほぼ毎日同じリズムで生活していた。 ヒナはいつも外を飛び回っていて、家の中でじっとしていることはほとんどない。 福莉は仕事か本の虫と化しているかで、家の中から出ることはほとんどない。 不健康に色白な福莉と奔放に駆け回るヒナを見ていて「たまにはその時間の使い方を交換したら?」と冗談めかして言ったこともあるが、一笑に付された。 毎日外を駆け回るか毎日部屋に籠もりっぱなしかどちらか一方を選べと俺が言われたなら、半分ずつにしてもらえるまで交渉する。 ヒナたちは俺に「そんな危険な生活ばかりしていて辛くないの」と聞くが、それでなくても不規則な生活が常だった俺は、「毎日同じ平和が続いて疲れることはないか」と聞きたくなることもあった。 反面、戦がない生活で新鮮に感じることも多く、こんな環境に生まれていたらどんな人生を送っていただろうと想像するのが面白かったのも事実だ。 代わり映えしないのだか、代わったことしかないのだか、そんな日々を半年も過ごしただろうか。 邸から居候がひとり減った。 眠ることを必要としないレイラが眠気を訴え始め、実際に睡眠をとるようになって、その時間がだんだんと長くなり…そして、永遠の眠りについた。 故郷では碌に出歩くことも叶わず、己の在り方を模索して戦い続けてていたレイラにとって、ここで過ごした時間は最も輝いていただろう。 いわゆる「屍人」のレイラ。 その不自然な存在がだんだんと危うくなっていくのは当然だ。 レイラがどんなに隠そうとしても、残された時間が短くなっていくことに聡い二人はおそらく気づいていたと思う。 二人の住んでいる世界を見てみたい、残された時間をそこで暮らしてみたい。 最期を看取ってくれというのも同じ残酷なことをヒナたちに願ったのは、レイラであり、俺だった。 レイラは何度か「二人に会えて本当に幸せだ」「最期の覚悟はできている。ひどいことをお願いしてごめんなさい」と訴えていたが、その言葉に二人が何を思ったか。それは本人たちにしかわからない。 雇用関係以上の、兄妹のようにも感じていた間柄で、俺が全く悲しくなかったといえば嘘になる。 職業柄、ある日突然遺体を死亡報告だけが届くなんてことは珍しくなかったが、死期が近づくのが分かっているのにできることはその最期を看取ることだけだというのはむしろ辛いのだとも知った。 けれど、俺と違って死別になれていないヒナたちが痛々しく見えて仕方なかった。 この結末を知っていて二人を巻き添えにした俺が悲しむとか無力感を感じるとかいうのはおこがましい。 何より、自分自身がそんな弱さを許さなかった。 この世界で消えていったレイラの弔いは、ヒナたちの文化で行った。 レイラは、本人が幸せなときを過ごしたと言った世界の一部になった。 そして俺はといえば、そのまま二人の邸に厄介になっている。 レイラは俺に、自分の最期を彼女たちが背負うことがないようにして欲しいという依頼を遺した。 もちろんそれはただのエゴで、俺がいることで二人の負担が増すようならすぐに帰郷するとも決めていた。 ヒナに連れ添って「墓参り」をしたり、発作を起こした福莉の看病を手伝ったり。 二人の間流れるギクシャクとした空気は、レイラのことでわだかまりができたせいだというのは明白だ。 そうでなくても互いの認識がすれ違っているところがある二人だ。 そこに更に楔を加えたレイラのことだけでも二人の中で消化されるまで留まっていたかったが、「これで良かった」と丸呑みできる日が来るのは、ヒナと福莉の性格からして相当先か、一生来ないか…。 しかし正直なところ、俺自身帰郷するタイミングを計りかねていた。 レイラのこと解消しようとすると、介入する余地のないヒナと福莉の関係や、福莉の家業、そこに触れざるを得なくなってしまう。 どうしたものかと考えあぐねていた折りだった。 二人が『メルンテーゼ』という世界へ行くことになったのは。 その旅に同行することも考えたが、これがきっかけで二人の関係が変化するなら俺が介在しないほうがいいと思い直す。 …レイラのことを解決できなかったのは完全に俺の力不足だ。 けれど、二人の間の根本的なすれ違いがなくなれば、彼女たちなら自力で折り合いをつけられるだろう。 途中で投げ出す形にしかならないが、これ以上は時間薬としか思えなかった。 異世界へ旅立つにあたって、傭兵として道中の護衛を頼まれた。 水くさいと笑い飛ばすところなのに、仕事として受諾した方が互いとってけじめになると冷静に思考を巡らせる。 …このときばかりは、小狡い自分が嫌になった。 結局、二人を目的地まで送って別れるということで話がついた。 目的地までの行程は実に平和で、これを仕事と呼んで良いのか…と思ってしまうのは職業病だ。 ただ、二人の間の空気が出発前よりも柔らかくなっていることが、俺にとって救いだった。 これなら始めから下手に俺が関わらないほうが良かっただろうかと一抹の寂しさや後悔も感じたけれど、今の二人を見られて良かったと純粋に思った。 船やら馬車やらを乗り継ぎ、時には徒歩での移動を経て、三人でメルンテーゼの大地を踏みしめる。 …四人ではなく三人であることが、わずかな寂寞を感じさせた。 福莉たちと出会った世界とも、共に暮らした世界とも全く異なる見知らぬ世界。 二人はこの世界を旅して回り、俺は師匠の力を借りてここから自分の世界に帰る。 「…それじゃあ、元気で。二人なら心配ないと思うけど、怪我には十分注意しろよ。…縁があれば、また会うこともあるさ」 異世界で再会するという偶然がこれまでに何度か続いていたが、それは本当に奇跡的な確率だったと分かっている。 …二人と出会ってからの時間はそれなりに長く、半年ほどは同じ屋根の下で過ごしもした間柄だが、別れはあっさりと来るものだなと、どこか他人事のように感じた。 レイラからの依頼は、今度こそ終了ということになる。 …完遂、とは言い切れずとも。 二人から別れの挨拶が返ってきて、その背中を見送れば、お互いの道を別々に歩いて行くだけだ。 すると、ヒナがぱっと顔を上げた。どこか必死な表情に、あぁ、いつもみたいに寂しそうな笑顔ではなくて泣きそうな顔だなぁと苦笑しかけたときだ。 「戦場に行かないでさ、ずっと一緒に居てほしいんだけど、駄目かなあ。アタイ、もっとお料理とか上手になるから。昔みたいに花飾りを売って、リマ君の雇用費払うから、だから—!」 …「なんのプロポーズだよ?!」とツッコミを入れかけた俺は何も悪くないと思う。 状況を思い出して咄嗟に留まったことを誉めて欲しいくらいだ。 ヒナにしてもボケをかましている場合ではないし、俺の無事を願う以外の意図はないだろう。 違う意味で苦笑しそうになりながら、その頭を撫でた。 「ヒナの気持ちは嬉しいよ。…でもなぁ…ヒナが俺の雇用費稼ぎで不在がちになったら、俺、福莉に殺されそう」 実際、食卓を囲んだときのマイナスオーラを思い出せば、方便ではすまなくなりそうだ。 「言っただろ、福莉はヒナのことが一番大事なんだよ。俺に割いてる時間があるなら、福莉の傍にいてやれよ」 やんわりと作った壁に気づいただろうヒナは、うつむいて黙りこくる。 福莉に目配せをして、少し笑いかけたその意図は通じただろうか。 『レイラのこと、ありがとう。俺のことも、心配かけてごめん。ヒナと仲良くな』 …これで本当にお別れだ。 …そう思ったときだった。 「おーなーかーがーへーりーまーしーたぁーーー……」 「…は?」 「…え?」 「…ん?」 三者三様に疑問符を浮かべて顔を見合わせる。 ……この間の抜けた、ついでに力も抜けた一言を聞き逃せなかったことで、俺がこの世界に居残ることが決定するとは。 つまり、ヒナと福莉に完全な別れを告げるのは、まだ先のことになったのだった…。 |
Message |
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リマ(955) >>
ヒナ(181) からのメッセージ >>
無表情で顔色の悪い少女は無関心そうに言葉をつむぎますが、その声はどこか嬉しそうな響きを帯びています。
そういって少女は満面の笑みをパッと顔に浮かべました。しかし、ぐったりとしているリマさんの様子を見、少女の顔が少し曇りました。
服の埃を払いながら、少女は周囲を見渡しました。リマさんの新たな同行者に気がついたのか、小首をかしげ、
無言でこれ以上喋るなとばかりに福莉が魔砲を突きつけました。 舞兎(732) からのメッセージ >>
メイア(881) からのメッセージ >>
と結構距離感が近い
腕にフクヨカナモノが当たる
シエラ(1009) からのメッセージ >> 諸々の手続きを終え道を移動する貴方の前に人影がひとつ 逆光のためあまり良く見えないが女性のシルエットに二振りの曲刀のが見える 更に影は近づくとうっすら少女の姿が見え始めた 年齢は10代半ばほどだろうか?民族衣装にも見える服装に身を包んだ金髪碧眼の少女だ
そう言うと少女はまっすぐな瞳で貴方を睨みつける 断られるという考えを持っていないような瞳で |
Main Action 1 |
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特にありません。 |
Battle!! |
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攻城戦を開始!
リマ は以下を装備!
【防具】 普通の胸当て( 服 / 20 / - / - / - ) 【装飾】 赤いリングピアス( 装飾 / 20 / - / - / - ) |
▼リマの行動!
ラルフは攻撃を回避!
▼ラルフの行動!
リマに 139 のダメージ! |
▼リマの行動!
Critical Hit!! Critical Hit!! ラルフに 1215 のダメージ! ラルフのVITが低下! ▼ラルフの行動!
リマに 146 のダメージ! |
▼リマの行動!
Critical Hit!! ラルフに 1728 のダメージ!
ラルフに麻痺を1追加! ▼ラルフの行動![麻痺:1]
リマに 140 のダメージ! ( ラルフの麻痺が解消! )
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4 CP を獲得! |
You can advance!! |
ネクターをいくつか預かった。
リマ(955) は ルリアンナ材 を獲得! リマ(955) は ラルフ鉱 を獲得!
そう言って、2人は去っていった。 |
Main Action 2 |
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残念な食材 を買おうとしましたが、財布にはPSではなく石が。 残念な食材 を買おうとしましたが、財布にはPSではなく石が。
[物Lv.10]アニマ を成長させました!(Lv.10→11、CP-10) [物Lv.11]アニマ を成長させました!(Lv.11→12、CP-11) [物Lv.12]アニマ を成長させました!(Lv.12→13、CP-12) [物Lv.13]アニマ を成長させました!(Lv.13→14、CP-13) [物Lv.14]アニマ を成長させるにはCPが足りませんでした。 [物Lv.14]アニマ を成長させるにはCPが足りませんでした。 [物Lv.14]アニマ を成長させるにはCPが足りませんでした。 [物Lv.14]アニマ を成長させるにはCPが足りませんでした。 [物Lv.14]アニマ を成長させるにはCPが足りませんでした。
作製 を鍛錬しようとしましたが、PSが足りませんでした。 ユーグレ(946) へ依頼し、太腿(ItemNo.6) から 惣菜パン を料理しようとしましたが、どうでしょうこれ。
レント(939) からの勧誘に応じ、パーティに加わりました!
紅色の生命の華が成長し、新たな絆を紡ぐ・・・ CPが 27 増加! |
Let's Ikki !! |
レント(939) は [平原]広庭 【進攻度1】(好戦度+0) を選択しました! ユーグレ(946) は [平原]広庭 【進攻度1】(好戦度+0) を選択しました! リマ(955) は [平原]広庭 【進攻度1】(好戦度+0) を選択しました! シラズ(957) は [平原]広庭 【進攻度1】(好戦度+0) を選択しました!
城門から城までは長い道が続く。 周りはとても広い庭になっていて、手入れもしっかりしている。
色彩豊かな庭園が続く——— |
Next Battle |
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