No.94 MML〜魔鉱物研究室〜INDEX >>
[設立者] ENo.94 ローラス&ビブリオバベル

コミュニティイラスト
【魔鉱物】
酸素が尽きたはずの洞窟の中で燃え続ける鉱物、
滾々と水が湧き出る鉱物、重力に逆らって浮遊する鉱物など、
魔法的・魔術的な力を秘めた鉱物の総称。
魔石・魔晶・精霊石・霊玉・パワーストーン……
その発見される世界、地域によって様々な呼ばれ方をする。


この魔鉱物研究室は、そんな魔鉱物の研究調査を行う青空研究室です。
攻城戦の合間に魔鉱物に関するお話がしたい人が
好きなときに集まり、お喋りし、
人が集まったらゼミを開催したりするのも良いかもしれません。
魔鉱物に興味がある方はお気軽にお越し下さい。


●固定メンバー

ローラス=ノビリス
主研究テーマ「魔鉱物の力源」
ビブリオバベル=ベリアルオリバー
主研究テーマ「魔鉱物と召喚獣の関連性」



参加者からのメッセージ

教樹と助手(94) からのメッセージ >>
王城前のとある開けたスペースに、
黙々と書物を読み耽る二人の姿が、そこにはあった。

一人は……いや一本は、葉が茂った立派な月桂樹だが、
幹の高いところに二つの眼があり、それで本を読んでいるようだ。
長く伸びた枝を手のように使い、器用に書物のページを捲っている。

もう一人は、大きな帽子を被り、眼鏡をかけている。
地面に布を敷き、その上にのり、
大きな本を開いているが、少し前から半分口を開けて、こくりこくりと船を漕いでいる。
今にもよだれが垂れて本を汚しそうだ。


あなたはそこに近づいて、二人に話しかけてみてもいいし、
そのまま見て見ぬふりをしてそこを通りすぎてもよい。

興味を持って近づけば、二人のうちの小さな者のほうが
きっとあなたに声をかけてくることであろう。





 
ビブリオバベル >>
……………。
 
ローラス >>
………………。
 
ビブリオバベル >>
……ハッ!!!??
 
ローラス >>
………おはよう。ビブリ君。
 
ビブリオバベル >>
おはようございます教樹……って、
寝てるの気付いてるなら起こして下さいよ〜!
 
ローラス >>
あまりに気持ちよさそうに船を漕いでいるものだから、
起こすのも気が引けたんだ。
 
ビブリオバベル >>
くっ……。
アカデミエを離れたこの土地でも研究書の精読を続けないと、
私の研究がおぼつかないからと、折角時間をつくっているのに……!
どうして私は本を読むと眠くなる体質なのでしょう……!!
 
ビブリオバベル >>
……やっぱり私は対話式のほうが頭に入ってくるようです。
教樹、毎日ちょっとずつでもいいので、
私と魔鉱物についてお話する時間作ってもらえませんか?
 
ローラス >>
構わないけど、ビブリ君、
僕の話を聞きながら船を漕いでることあるけど……
 
ビブリオバベル >>
だ、だから対話式なんですってば!
受け身だと駄目なんです!
私も逐次疑問点とか、気付いたことを言っていくようにしますから!
 
ビブリオバベル >>
あっ、折角だし、私と教樹だけじゃなくて、
他の一揆に参加されている方々とかも、
魔鉱物に興味がある方にはご参加頂いてもよいですよね!
そしたら対話式からさらに進化して、ディスカッション形式になりますし、
きっと議論も深まりますよ!ね、そうしましょう教樹!
 
ローラス >>
魔鉱物にそこまで興味を持っている人が見つかるかは分からないけれど、
ビブリ君がそうしたいのであれば、そうしようか。
メルンテーゼや他世界の人々が持参している魔鉱物が見られるのであれば、
それは僕自身にとっても、有益だからね。
 
ローラス >>
それじゃあ早速話を始めようか……
今日は導入として、簡単に。身近な魔鉱物から。
ビブリ君、魔金緑石をここに。
 
ビブリオバベル >>
あっ、はい! よいしょ。
 
ビブリオバベルはカバンから薄黄色がかった石を取り出した。
それは陽の光を浴びて、表面に放射上の線を浮かべている。
 
ローラス >>
魔金緑石……マジック・クリソベリルと呼ばれもする。
これは魔鉱物の中では、僕やビブリ君のような研究者でも比較的手に入れやすいものだね。
メルンテーゼの鉱物商が売っている中にも見かける。
分割世界によっては、採取されない世界もあるようだから、
そのような土地では高値で取引されているようだ。
 
ビブリオバベル >>
魔鉱物じゃないほうの金緑石も、
採掘出来る量が結構限られてる割には、比較的安価で手に入るから不思議ですよね。
透明度が高ければ他の宝石にひけをとらない美しさなのに。
 
ビブリオバベル >>
……※ただし猫目石を除く、ですけど。
 
ローラス >>
金緑石の変種である猫目石……
クリソベリル・キャッツアイは本当に猫の目のように、一条の光が美しい。
その魔化したものとなれば尚更だ。魔猫目石は本当に美しいし、
その秘めたる魔力量にも目を見張るものがある。
 
ビブリオバベル >>
魔猫目石の義眼をはめた道化師のお伽話、私大好きなんですよ〜!
……っていけないいけない、話逸れちゃいそう。
えーと魔金緑石の秘める特殊な力は、幸運を呼び寄せること、でしたっけ?
 
ローラス >>
そうだね。呼び寄せるというよりは、
自力で引き寄せる・・・見つけ出すといったほうが的確な気もするけど。
 
ビブリオバベル >>
いずれにしても私個人としてはちょっと、
魔鉱物としては面白みにかける特徴だと思うんですよねえ。
 
ビブリオバベル >>
だって幸運なんて結局は運にすぎないじゃないですか。
それが目に見えるほどはっきりずっと続くなら、魅力的ですけど、
ちょっと運がアップ!だなんて、魔鉱物じゃないただのパワーストーンの
売り文句みたいで、ちょっと物足りないですよ!
 
ローラス >>
ビブリ君って、感情に任せて色々言うことが多い割には、
変な所で冷静だったりするよね……まあいいや。
 
ローラス >>
魔金緑石の効果は確かに実証されている……。
とある分割世界には、とんでもない大結晶の魔金緑石があってね。
そこ周辺に住まう人々の幸福さたるや、眼を見張るものがある。
食物には困らないし、遊んで暮らせる土地さ。居住希望者が絶えないというよ。
 
ビブリオバベル >>
ふうん……なんかそれはそれで、
奪い合いになる争いの火種になりそうなもんなんですけどね。
それすらも魔金緑石の効果で防いでいるっていうなら、それは確かに凄いかも。
 
ビブリオバベル >>
でっと。次は私の研究観点から!
え〜〜〜……魔金緑石を媒介にした召喚術では、主に妖精類を召喚することができます。
私が現在多用しているのは、魔金緑石による妖精・ノッカー召喚です。
 
ビブリオバベル >>
ノッカーはあまり戦闘能力が高くないですが、
魔金緑石自体の効果と似ていて、ここぞ!というところ、
例えば鉱山の鉱床とか、敵の弱点とか、そういうものを見つけ出すあざとい能力に秀でています!
 
ローラス >>
うん。……色々すっ飛ばしてるから補足すると、
魔鉱物と召喚術の親和性をビブリ君は研究している。
実際召喚術は、宝石や鉱石を媒介にして行使されることが多い。
それがなぜか?一体いつからその文化が生まれたのか?
……なんてことを、ビブリ君は研究しているわけだね。
 
ビブリオバベル >>
はい、そういうことですね!ご丁寧な解説ありがとうございます教樹。
ちなみに魔金緑石の変種である魔猫目石ではケット・シーとか、
さらに別の変種である魔アレキサンドル石では、
伝説の召喚獣アレキサンダーが呼べるという噂もあったりなかったり!浪漫ですねえ〜!
 
ローラス >>
マジック・アレキサンドライトなんて、
魔猫目石よりもさらにレアだけれどね……。
僕が生きているうちにお目にかかりたいものではあるけど、
ここ数百年じゃ採掘記録すらないよ。石自体がほぼ伝説みたいなものだ……。
まあ、興味深い言い伝えは色々伝わっているし、また今日とは別の機会に議題にしようか。
 
ビブリオバベル >>
そういう奇跡的な出会いを追い求めて私達魔鉱物学者が、
日夜研究を頑張っているわけなんですねぇ。ねっ、教樹!
いつかありとあらゆる魔鉱物を人為的に作り出せるようになればいいな!
 
ローラス >>
僕としては、そうなってほしい気持ちと、
そうならないでほしい気持ちが半々だけれど。
さて、思っていたより時間を取ったな……そろそろ休憩を終わりにしようか。
 
ビブリオバベル >>
はーいっ。明日もよろしくお願いします、教樹!
あっ、明日に向けて、誰か来ても大丈夫なように準備しておきますね!
 
ローラス >>
うん。
誰も来てくれなくても、落ち込まない勇気を持つんだよ。
きっと、ちょっと不運だっただけさ。金緑石の量が足りなかっただけ。
 
ビブリオバベル >>
そういうネガティブなこと言ってると、
教樹が幸運に逃げられちゃいますよーだ!




参加キャラクター : 2名