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一揆参戦 1日目! - Diary |
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『それ』はみずうみのほとりにたおれていました。 目はかたくとじられていましたが、目だったきずもなくゆっくりとですが息もしていました。 どうやら、気をうしなっているだけのようです。 と、『それ』のヒゲがピクピクとうごき——やがてゆっくりと目をあけました。 目を覚ました『それ』はしばらくぼんやりとしていましたが、やがて小さくくびをかしげます。 ……ここはどこなのか? ……なぜじぶんはこんなところにいるのか? そして……じぶんは一体だれなのか? そう——『それ』にはそれまでのきおくがなかったのです。 とりあえず、かおをあらってすっきりしようとみずうみのふちにしゃがみこみました。 両手で水をすくおうと水面をのぞきこみ—— 『それ』は両手をそのままにかたまってしまいました。 水面には黒い毛の猫のかおがこちらをのぞき返していたのです。 ようやくそれが自分のかおだと分かるまで、少しばかり時間がかかりました。 じぶんはこんなすがただったろうか? もやもやとしたなんだかおかしな感じに『それ』——猫は、しばし水面を見つめていましたが、やがてはじめの目的を思いだし、かおをあらいました。 ようやくすっきりとすると、猫はあらためてじぶんについて考えました。 おぼえていることは…もちろんありません。 それでもなんとか思いだそうとすると——ほほえむ人間の男の人のすがたが浮かびました。 その男の人は身なりがとてもりっぱで、まるで貴族さまのようでした。 でもその男の人がなにものなのか、けっきょくは分かりません。 猫は思いだすことをあきらめ、これからなにをするべきなんだろうと考えました。 すると、 ぐぅ 猫のおなかが小さくなりました。 どうやらおなかが空いているようです。 まわりを見わたしましたが、食べられそうなものは見つかりません。 ぐぅ さっきより大きな音で、猫のおなかがなりました。 猫は立ちあがると、あてもなくふらふらとあるきだしました。 カンをたよりにどんどん進むと、やがて大きなみちにでました。 しかし、猫はおなかペコペコでもう一歩もあるくことができません。 とうとうその場にすわりこんでしまいました。 そこへロバが引く荷車にのった農家のおじさんが通りかかります。 おじさんは猫に気づいたようで、ロバをとめると荷馬車をおりて、道のわきでぐったりとすわりこむ猫に声をかけました。 「どうしたんだい、こんなところで?」 猫は、おじさんの問いかけに答えようとして口をひらき にゃあ じぶんの口からでてきた猫そっくりのなき声に、猫のほうがおどろいて目を丸くしました。 もういちどためしてみたものの、やっぱり出てきたのは猫のなき声のみ。 どうやら話すことができないみたいです。 しかたがないので身ぶり手ぶりでどうにかしてつたえようとしましたが、これもうまくいきません。 おじさんは猫の言いたいことがわからず、こまったようにあたまをかいています。 猫はがっくりとうなだれてしまいました。 と、そのさきに見えたのは一本の木のえだ。 とっさにひらめき、木のえだをひろうと、それをつかってガリガリと土をひっかきはじめました。 なんどか土をひっかいて猫が手をとめた時、地面には 『おなかがすいたのです』 とたどたどしい文字がつづられていました。 それを見たおじさんはなっとくしたようにポンと手を打つと、荷車につんであった荷物の中からリンゴを一つとりだして猫にわたしました。 わたされたリンゴとおじさんをかわるがわる見つめていた猫でしたが、おじさんがうなずくとうれしそうにリンゴにかじりつきました。 シャリシャリとあまさとすっぱさが口にひろがります。 あっというまにリンゴをたいらげました。 おなかがふくれておちついた猫はもういちど木のえだをひろって地面に 『おいしかったのです、どうもありがとうなのです!』 とつづりました。 どういたしまして、とおじさんもわらってかえします。 猫はこのやさしいおじさんのことが知りたくなっていろいろたずねてみることにしました。 『おじさんはどこへいくのです?』 「うん?ああ、ちょっと王城辺りまで品物を届けにね。」 『おうじょう?おうさまのおしろへいくのです?もしかしておじさんはおうさまとしりあいなのです?』 猫は目をしばたいておじさんを見つめます。 おじさんは猫のといかけに目を丸くしましたが、すぐに大声でわらいだしました。 「はははっ!面白い事を言う子だね。残念ながら違うよ。君は今この世界で起こっている事を知らないのかい?」 おじさんがたずねると、猫はしゅんとなってしまいました。 『そうなのです。きおくがないのです…』 「…あぁ、そうなのか。それはすまないことを聞いてしまったね。」 おじさんが気まずそうにほほをかきました。 そんなおじさんを見て猫はあわててふるふるとくびをよこにふります。 『いいのです。それより、このせかいについておしえてほしいのです。』 「あぁ、構わないよ。私の答えられる範囲で良ければ、だけどね。」 おじさんはいろいろなことを猫にかたります。 このせかいは一人の王様がおさめていること。 そしてさいきん新しい王様にかわったこと。 けれども、新しい王様はネクターをひとりじめをはじめたこと。 『ねくたー?』 「ネクターっていうのはね、ある特別な紅い花なんだ。その花の花びらを捧げることでエンブリオと呼ばれる生命体と契約できるんだ。」 『えんぶりお? けいやくするとどうなるのです?』 「エンブリオと契約すると、少しばかりの生命力を彼らに与える事で彼らが持つ様々な能力を借り受けることができるんだ。この世界はそうやってエンブリオの力を借りることで発展してきたからね。エンブリオと人々の生活は密着しているといっても過言じゃない。 だから、エンブリオの契約に必要なネクターを王様に独り占めされると、皆はとても困ってしまうんだよ。」 次から次へとかたられるおじさんのお話にだんだんと猫はあたまのなかがこんがらがってきます。 猫なりにだした答えは—— 『つまり…あたらしいおうさまはわるいおうさまなのです?』 「私たちのような民の側から見ればそうだろうね。だからこそ一揆なんていう反乱が計画されたんだ。」 『いっき…はんらん…』 「反乱軍と言っていいのかな?私はそちら側にこれから荷物を届けるところなんだが…おっといけない、そろそろ行かないと。」 おじさんはふたたび荷車にのりこみます。 ふと、さきほど猫がつづったことばに気がついて声をかけました。 「そういえば、君は記憶がないんだったね。これからどこか行くあてはあるのかい?」 もちろん、猫にそんなあてはありません。 ふたたびふるふるとくびをよこにふりました。 「そうか…困ったなぁ。私はこの品物を届けにいかなきゃならないし…。」 おじさんもこまりがおです。 猫もこれからどうしようかとなやみました。 とりあえず食べものをもとめてここまできたものの、おなかがおちついた今となってはきおくがない以上、なにをするべきかはわかりません。 それならばと、きおくのない今のじぶんはなにをしたいのかを考えます。 と、ふととてもすばらしいアイデアをひらめきました。 いてもたってもいられず、いそいで地面に文字をかきます。 『おしろのちかくまでいっしょにつれてってほしいのです!』 おじさんはそれを見て 「それは良いけれども、一体どうするんだい?」 と猫にたずねます。 猫はえへん、とむねをはって 『いっきにさんかするのです!』 と地面にかきくわえます。 おじさんはおどろいて、 「ええっ、君がかい?確かに今は各地どころか他の世界からも応援を集めているって聞くけれど…。」 と、まじまじと猫を見つめました。 そしてしんぱいそうに、 「やっぱり一揆に参加するのはやめた方がいい。君みたいな獣人族は人間より身体能力に優れているのかもしれないけれど…幾らなんでも君みたいな小さな子供まで戦いに参加するのは危険すぎる。」 と猫にやめるよううながします。 しかし猫はがんとしてゆずりません。 はなしをかえるようにおじさんにたずねます。 『いっきにさんかすれば、きぞくさまにあえるのです?』 思ってもみなかったことをたずねられて、おじさんはすこし考えこみます。 「貴族かい?…うぅん、どうだろうね…王側についたものもいれば、民と共に立ち上がったものもいるだろうし、接触する機会はあるのかもしれないけれど…」 『それならやっぱりさんかするのです!きぞくのおとこのひとがきおくのてががりなのです!』 おじさんはおどろいて猫を見ましたが、やがてあきらめたように、 「そうなのかい?…そうか、そういうことならしょうがない、かな。それじゃあ、一緒にその組織のところまで行こうか。」 と猫をあんないすることにしました。 けっきょくのところ、おじさんは (…どうせ大人がこんな小さな子を一揆に参加させるはずがない、万が一参加させるにしてもきっと戦いのある前線なんかじゃなくて危険の少ない後方支援だろうし大丈夫だろう。) と考えていましたが、その考えがまちがっていたとしるのはもうすこしさきのおはなし。 猫にしても、とっさにおぼえているきぞくのことをだしましたし、じぶんのことをしりたいという気もちがないわけではありませんでしたが、ほんとうのところはいっきにじぶんもさんかしてみたい、という気もちのほうがちょっぴり大きかったのもここだけのおはなし。 「ところで、君の名前は…わからない、よなぁ…。」 荷車のうえでゆられながら、おじさんは猫になまえをたずねようとして、とちゅうでやめました。 猫もおじさんのいうとおりだといわんばかりにくびをたてにふります。 「それじゃあ、ずっと君って呼ぶのも都合が悪いし…安直だけど黒いからクロ、なんてどうかな?」 と、おじさんがあたらしいなまえを考えてくれました。 猫もそれにさんせいしようとしましたが、なにかにひっかかり—— ——小生に名など無い。少なくとも意味のある名はな。好きに呼べば良い—— ——そうなのです?それなら…こういうのはどうなのです?君にぴったりだと思うのです!…それに—— ——違う世界の言葉なのですが、読み方を変えると僕の名前と同じ読み方になるのです♪—— ——…ふむ、承知した。今から小生の名は…—— 『小生のなまえはロク…あるいははリクなのです。』 猫は、じぶんでもきづかないうちにおじさんからもらったボードにかきました。 おじさんはそれを見ておもわず、 「ん?…まさか記憶が戻ったのかい!?」 と猫のかたをつかんでかるくゆすりましたが、猫にもいまいちよくわかりません。 すくなくとも、それいがいのきおくがもどっていないのはたしかです。 『…わからないのです。でもなんだかそんなかんじがしたのです。』 とボードにつけくわえました。 おじさんはしばらくむずかしそうなかおをしていましたが、やがてうなずくと、 「そうか、多分その感覚に従った方が正解なんだろうね。 それじゃあ…君の名前はロク。ロク=リクだ。 よろしくね、ロク君。」 と猫のあたまをやさしくなでました。 ねこはきもちよさそうに目をほそめると、うれしそうにうなずきました。 「それにしても…『小生』だなんて随分変わった言葉を使うんだね。」 『??? 小生、ことばづかいがへんなのです?』 「あはは、いや、良いと思うよ?」 二人をのせた荷車はゆっくりとおしろにむかってすすんでいきます—— |
Message |
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メッセージは特にありません。 |
Main Action 1 |
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特にありません。 |
Battle!! |
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攻城戦を開始!
と書かれたボードを手に持ってぺこりと頭をさげました。
ロク は以下を装備!
【防具】 ほころびケープ( 服 / 20 / - / - / - ) 【装飾】 ボロボロリボン( 装飾 / 20 / - / - / - ) おしおきねこぱんち!側の前衛がいないため隊列が詰められた! |
▼ロクの行動!
ラルフは攻撃を回避!
と書かれたボードを手に持って少し悔しそうにしています。 ▼ラルフの行動!
ロクは攻撃を回避! |
▼ロクの行動!
ラルフに 416 のダメージ! ロクのHPが 424 回復! ▼ラルフの行動!
ロクは攻撃を回避!
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▼ロクの行動!
Critical Hit!! Critical Hit!! Critical Hit!! Critical Hit!! ラルフに 1631 のダメージ! ▼ラルフの行動!
ロクに 162 のダメージ! |
▼ロクの行動!
ラルフに 431 のダメージ!
と書かれたボードを手に持ってふんぞりかえっています。 ロクのHPが 440 回復!▼ロクの連続行動!
ラルフは攻撃を回避!
と書かれたボードを手に持って少し悔しそうにしています。 ▼ラルフの行動!
ロクに 156 のダメージ!
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と書かれたボードを手に持ってニコニコしています。 4 CP を獲得! |
You can advance!! |
ネクターをいくつか預かった。
ロク(67) は ルリアンナ材 を獲得! ロク(67) は ラルフ鉱 を獲得!
そう言って、2人は去っていった。 |
Main Action 2 |
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特にありません。
[魔Lv.10]デビル を成長させました!(Lv.10→11、CP-10) [魔Lv.11]デビル を成長させました!(Lv.11→12、CP-11) [魔Lv.12]デビル を成長させました!(Lv.12→13、CP-12) [魔Lv.13]デビル を成長させました!(Lv.13→14、CP-13) [魔Lv.14]デビル を成長させるにはCPが足りませんでした。 [魔Lv.14]デビル を成長させるにはCPが足りませんでした。 [魔Lv.14]デビル を成長させるにはCPが足りませんでした。 [魔Lv.14]デビル を成長させるにはCPが足りませんでした。 [魔Lv.14]デビル を成長させるにはCPが足りませんでした。
作製 を鍛錬しようとしましたが、PSが足りませんでした。
特にありません。
紅色の生命の華が成長し、新たな絆を紡ぐ・・・ CPが 27 増加! |
Let's Ikki !! |
ロク(67) は [水辺]星屑の小川 【進攻度1】(好戦度+0) を選択しました!
城のほうから流れるきれいな小川。 流れる水はひときわ輝いて見える。
川を辿り、攻城を進める——— |
Next Battle |
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DUEL!! |
Area Message !! |
Character Data |
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