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一揆参戦 1日目! - Diary |
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遠く東の方。高い岩山のそびえるそのまた遥か上、孤高の地。 天に近い場所にその群れは、隠れるようにひっそりと棲んでいた。 なだらかに傾斜する山間の平地に巣を作り、鳥と生活を共にする彼らは、自らを鳥の民と呼んでいた。 深い夜が明けて、山の岩肌を滑るように朝日が流れ込んでくると、群れの者は皆身を起こしてわらわらと各々の巣から出てきた。 彼らは揃って灰色の頭をしており、青と黒の衣を纏っている。 一人の男が輪郭を照らされた山々を見渡し、その美しさに感嘆の声をもらした。 それからまだ冷たさの残る空気を吸い込み、「いい日和だ」と誇らしげに言った。 今日で六人いる息子の末弟が十八になる。そんな大事な日が曇り、はたまた雨が降っては縁起が悪いのだ。鳥は羽が濡れるのを何より嫌う。濡れた羽では高く飛べない。だから今朝のような晴れ空が一番いいと、昔から決まっていた。 いつもより慌ただしい群れの中に目をやれば、皆起きたばかりだというのにせっせと手足を動かし、準備にいそしんでいる。女は料理の支度を、男は集まって今日の段取りの確認を。この村にとって成人の式はまたとない祭りなのだ。子供たちと言えばすっかり有頂天になってうさぎや鹿を捌く女たちにちょっかいを出したり、枝に吊るされた魚をちょろまかそうと躍起になっていた。 しかしどこを見渡しても、その喧騒の中に肝心の主役の姿が見当たらない。 不穏な視線を察したのか、彼の息子である長男は父に歩み寄り、言葉を待つように傍に立った。 「こんな大事な日に、あいつはどこに行ったんだ」 苛立ちとも不安とも取れる声音で父は言う。なにせ今日は彼の成人を祝う式日だ。式の時間に遅れなどすれば一族に面目がない。 「ああ。アールなら日が昇る前に狩りに出て行ったよ」 「…狩り?祝いの席の食糧なら昨日でとっくに揃ったはずだ」 「せっかくの祭りだから礼に大物捕って、皆に振る舞いたいんだと」 あっけらかんとした返答に父は小さくため息をついたが、確かに何も驚くことはない。仕方ないといったふうに首を振った。 彼の自由本坊ぶりと、仲間思いなところは今に始まったことではないからだ。 さすがにあの馬鹿でも、陽が落ちるまでには帰るだろう、と半ば祈るように呟いて、父は山に背を向けて自身も準備のため群れの中へと戻っていった。 ざわざわ。 がさがさ。 ぞぞぞぞ。 村から離れたところにある林は、いつもの静けさをよそに、不安げに騒いでいた。 ひしめく木々の間を風が抜けると、そのざわめきは一層大きさを増した。 だがその正体は風ではなく、むしろ風よりも早く駆ける、一人の少年だった。 木の根や岩が覆う不安定な足場をもろともせず、まるで木が自ら道を開けていくかのように、迷いなくまっすぐに疾走していく。 ざわざわ。 ざざざあ。 少年の先を行くもう一つの影があった。逃げるようにそれもまた林の中、必死に四肢を動かす。 影を見据える少年の琥珀色をした眼光は、人というよりは、獣のそれだった。 静かに息を吐く。こんな山道ですら、彼の呼吸は微塵も乱れていない。右手の槍を持ち直し、両の手に構えた。 息を止め、さらに加速したところで、槍を地面に突いて高跳びの要領で勢いよく飛び上がる。 着地地点は獲物の背中。狙い通りその背に跨ると、先ほどまで軽やかだった足取りは乱れ、乱暴なものになっていった。 邪魔者を振り落そうと後ろ足を蹴り上げたり、頭を振り乱したりしていたが、少年は上手くバランスを取って乗りこなしてみせる。 まるでショーのように獲物を操り跨って見せた。 ひとしきり暴れて疲れを見せ始めた獲物にとどめを刺そうと、少年は切っ先を下へ向け、その背中へ槍を突き立てた。 しがみつくのに必死になっていたのか、一撃を食らわせて油断したのか。どちらにせよ、目の前に迫ってきた太い枝に気付いたころには、「んぎゃ!」と情けない悲鳴と共に少年はふっ飛び、地面へと投げ出されていた。 獲物の鹿といえば、背中に槍を生やしたまま、甲高い鳴き声を上げながら消えていった。少年にはその声が、すんでのところで仕留め損ねたことをあざ笑わっているような気がしてならなかった。 ちかちかとする視界でその背を見送ると、つう、と唇まで流れてきた鼻血を舌で拭う。あとを追おうかと体を起こしたが、頭を強く打ったせいで、立ち上がることすら危うい状態だった。 「今度見つけたら丸焼きにして食ってやるからな!覚えてろバーカ!」 やるせなさから鹿の消えた方向に向かって叫べばその声が「ばーか、ばーか」とこだまする。自分が馬鹿にされているような気分になってきたので、彼はまたそれに対して「うるせえ!」と怒鳴った。 その声に驚いた鳥の群れがぎゃあと鳴きながら、耳障りな羽ばたきを残して、まばらな空へと飛び立っていった。 陽がすっかり昇りきったころには、準備も幾分整い、大人たちは各々の支度を始めていた。隠れるように巣へ戻ろうとしていたところを、父は目ざとく見つけすぐさまその首根っこを掴んだ。 「アール!おいアールお前どこ行ってた!今日がどれだけ大事な日か……」 少年が村へと帰ってくるや否や、父は飛びついてまくしたてたが、みすぼらしくなったその姿を見てすっとんきょうな声をあげた。 その後ろからひょっこりと隻眼の男が顔を出すと、左の眼と口元をいやらしい形に細くした。 「おいおい、どうしたんだよ。ひでえありさまだな」 少年の兄である次男は、弟の姿を見るなり吹き出した。頭には小枝と葉が絡まり、鼻と口元には乾いた血がこびりつき、服は乱れて体中土埃にまみれていた。 「で、大物は?その様子じゃまぁたドジ踏んだな。お前はいつも詰めが甘いんだよアール。それで成人なんて先が思いやられるな」 「その辺にしておけアルノ」 父が次男の言葉をぴしゃりとさえぎった。 「お前もだアール。さっさと着替えて支度してこい…婆様に杖で殴られる前にな」 婆様、という言葉に顔をゆがめると、アールは慌てて自分の巣へ飛んで行った。 巣に帰るとアールは真っ先に埃の立つ服を脱ぎ捨てた。 ちらりと隅を見ると、今日の式のためにあつらえられた服が丁寧に畳まれていた。紺碧の布地に、青い帯。この一族では、青色は成人だけが身につけられる神聖な色だった。袖を通すと皺ひとつないその服にはまだ固さが残っていたものの、それがまたアールは特別に感じられた。 |
Message |
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ヘクター(71) からのメッセージ >> 赤髪の青年がアールの方を見ている。 その肩には炎を纏わせたような黄と赤色をした鳥が 留まっており、それもまた同じ方向を向いているようだ。
* チセ(1423) |
Main Action 1 |
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特にありません。 |
Battle!! |
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攻城戦を開始!
アール は以下を装備!
【防具】 翼羽のマント( 衣 / 20 / - / - / - ) 【装飾】 イシリクの御守( 装飾 / 20 / - / - / - ) |
▼アールの行動!
アールのAGIが上昇! ▼ラルフの行動!
アールに 154 のダメージ! |
▼アールの行動!
アールのAGIが上昇! ▼ラルフの行動!
アールに 151 のダメージ! |
▼アールの行動!
アールのAGIが上昇! ▼ラルフの行動!
アールは攻撃を回避! |
▼アールの行動!
ラルフは攻撃を回避!
▼アールの連続行動!
Critical Hit!! ラルフに 624 のダメージ! ▼ラルフの行動!
アールに 160 のダメージ! |
▼アールの行動!
ラルフは攻撃を回避!
▼ラルフの行動!
アールに 152 のダメージ! |
▼アールの行動!
Critical Hit!! ラルフに 668 のダメージ! ▼ラルフの行動!
アールに 160 のダメージ! |
▼アールの行動!
ラルフに 662 のダメージ! ▼ラルフの行動!
アールに 154 のダメージ! ▼ラルフの連続行動!
アールは攻撃を回避! |
▼アールの行動!
Critical Hit!! ラルフに 181 のダメージ! Critical Hit!! ラルフに 171 のダメージ! ラルフは攻撃を回避!
▼アールの連続行動!
ラルフに 513 のダメージ!
▼ラルフの行動!
アールに 150 のダメージ!
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4 CP を獲得! |
You can advance!! |
ネクターをいくつか預かった。
アール(612) は ルリアンナ材 を獲得! アール(612) は ラルフ鉱 を獲得!
そう言って、2人は去っていった。 |
Main Action 2 |
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特にありません。
[物Lv.10]シルフ を成長させました!(Lv.10→11、CP-10)
作製 を鍛錬しようとしましたが、PSが足りませんでした。
チセ(1423) がパーティに加わりました!
紅色の生命の華が成長し、新たな絆を紡ぐ・・・ CPが 27 増加! |
Let's Ikki !! |
Next Battle |
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Area Message !! |
Character Data |
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