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![]() | 一揆参戦 1日目! - Diary |
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——カツン、カツン、カツン…… 暗い廊下に足音が響き、懐中電灯の灯りが歩くものの前を照らす。 灯りの数は三つ。 浮かび上がる影も三つ。 寄り添うように夜の校舎を歩いている。 「ねぇ、帰ろうよ。」 「ハァ!? バカじゃないの!? なんの為に夜の学校にきたと思ってんの!? 肝だめしでしょう? き・も・だ・め・し!」 「声が大きいよ……! もう少しで目的地じゃない。 それにしても、学園七不思議の特集だからって夜の学校に侵入しなくても……」 「分かってないわね…… いい? 学校で、七不思議なのよ? こんなに条件が揃ってて私達は新聞部。 真実を報道するのが仕事。 これで夜の学校に侵入しないって方がおかしいわ。」 「でも、さぁ…… なんだか薄気味悪い……」 「気のせいよ。 この科学の時代、本当にある訳ないでしょ」 ——ズルリ 懐中電灯の照らす先。 見えない闇の奥から音がする。 「そんな非科学的なこ……と?」 ——ズルリ……ズルリ……ピチャン……ズルリ……ピチャン…… 音はどんどんと近づき、近づいてくるにつれて、水が落ちるような音が響く。 それと同時に明々とともっていた懐中電灯の光が弱まり、 ちかちかと点滅する。 「う、嘘……電池は今日入れてきたばっかりなのよ……!」 「ねぇ、何、何が起きてるの……!?」 「い、嫌……こ、来ないで……!」 怯える三人に音は容赦なく近づいてくる。 ゆっくりと、ゆっくりと—— そして、その時はやってきた。 近づくものが一瞬懐中電灯の光に移りこむ、 這いずるように動く上半身しかない女生徒の体。 それも、かなり古い制服で、 伸ばした手は真っ赤にそまり—— そこで—— 懐中電灯の灯りは完全に消えた。 「ひっ……」 「あ、ああ……!」 「……!」 声にならない悲鳴を上げて後ずさる三人。 だが、その体は重く思ったようには動かない。 そんな間にも音は近づいてくる。 ゆっくりと、ゆっくりと—— だが、今にして思えば……学校に侵入した時に気づくべきだったのだ。 月の灯りもあり、 夜でも電灯が灯りいくら暗いといっても、 灯りが無くては先が見えないほどに暗いだなんて、 影になっている部分でもない限りありえないなんて事に。 だが、彼女達は気づかなかった。 この世にはありえざる境界というものがあるのだという事を。 そして、 人が踏み入れてはならない深淵の領域に自分達が踏み入れてしまったのだという事を。 この世ではない何かに対して人が対抗する手段はある。 だが、それはその世界を知り、 干渉する術を持っているものだけである。 何の覚悟も無く、 何も知らず入ってきた者。 時には運よく偶然干渉できるような物を持っているものはいる。 だが、そんな偶然など滅多に起こりはしない。 故に、当然のように蹂躙される。 必然の如く闇に葬り去られる—— ——はずだった。 ——ビクンッ! 突然、足を掴んでいた手が痙攣するように震え離れていく。 それと同時に少し離れた所から明るい光が三人を照らし—— 「……下校の時間はとっくに過ぎているわ。 そろそろ帰りなさい。 私は少し先生に呼ばれたからここにいるけれど、 貴女達はそうじゃないでしょう? 見つかって大目玉なんて—— 笑い話にしかならないわ。」 響いてきたのは、この異様にして緊迫した状況にそぐわない涼やかな声。 急に照らされて、暫くそれが誰なのかは分からなかった三人ではあるが、 光にも慣れてくるとその人物が誰なのかははっきりと分かる。 夜の闇とけるような漆黒の髪を持ち、 懐中電灯をもって緩やかに歩きながら、 彼女達と同じ制服を着た彼女は、 凛とした紅い目で三人を静かに見つめている。 ——時間が夜という事もあり、 もし彼女の事を知らなかったなら吸血鬼が現れたとでも思ったかもしれない。 実際に異常な事態に遭遇したのだ。 直にそんなはずはないと否定したとしても、 湧き上がる考えを止める事などできはしないだろう。 だが—— 「い、伊賦夜さん……?」 三人の中の一人がそれをみて彼女へと呼びかける。 そう、彼女達三人にとって彼女は知り合いだった。 声こそさほどかわした事はないが、 彼女のその眼の色と存在感は見間違えるはずがない。 故に、安堵の息をもらし三人はへたり込んだ。 「……全く、そんなに怖いなら本当に来なければいいのに。」 ため息をつく魅月の様子をみて三人は少し平静さを取り戻したのか、 「そ、そんな事いわれても、 突然懐中電灯が消えて、 あんな——」 「はいはい。 突然の事慌てて怖くなるのは分かるわ。 けどまぁ……どうせ新聞部の記事の為に肝試しついでに取材なんでしょう? 良いから帰りなさい。 何があったか知らないけれど、 幽霊の正体見たり枯れ尾花。 どうせつまらない事よ。 それに—— 別にそんなのじゃなかったと騒いでもいいのだけど、 それが本当だとしたら、家に帰った方が良いわ。 それは即ちここにいたら危ないってことじゃない。 校門くらいまでは送るわよ?」 一方的な言葉。 幽霊の正体見たり枯れ尾花だなんてものではなかった。 しかし、反論しようと口を開けた次の瞬間口をつぐむ三人。 心を読んだかのように告げられたそれは、 三人自身も分かっている。 そう。 これが枯れ尾花でないとするならば、 こんな場所に長々いるのは危険なのだ。 得体のしれない化け物がまた再び自分たちの目の前に現れないとも限らない。 だから—— 三人は魅月の提案を受け 「そ、そうね…… きょ、恐怖体験みたいな形で記事になるわよね。」 「うん、そうだよ、帰ろうよ……! やっぱり夜の学校に潜入なんてよくないよ!」 「やっぱり不気味だし長居したくない…… うん、校門までお願いしてもいい……?」 ——結局の所、その提案を受けるしかなかった。 「——って事が神西先生が別の場所を見回りしている時にあったわ。」 ——三人を見送った後、魅月が宿直室に戻り、 先に宿直室に戻っていたらしい神西先生とよばれた、 30代に届くか届かないかくらいの眼鏡をかけた女性に報告する。 「見回りは私の仕事なんだからゆっくりしててくれても良かったのに。 でも、手伝ってくれてありがとう。助かったわ。 夜に校舎に入るのは悪い事だけど—— 今回は見逃しましょうか。 大人しく家に帰ってくれたみたいだし。」 「そうね。そうしてくれると助かるわ。 もう少しで死んで行方不明になる所でとても怯えてたもの。」 「——は?」 「正直、不吉な空気が漂っていたからもしかしてと思ったのだけど、 本当に危ない所だったわ。 まぁ、これにこりて少しは大人しく——あら、どうかしたの?」 「いや、どうしたのじゃないですよ!? なんですか?死ぬとか行方不明とか!? なんでそんな事態が起こりうるんですか!? ありえないですよ、“先輩”!」 冷静に大人らしく生徒に向かって対応するように接していたのだろうが、 あまりの事に取り乱す神西先生。 「……まぁ、私は確かに貴女の先輩だけど、 今は貴女の生徒よ?」 「いや、そうじゃなく! もっと他に話す事ありますよね!?」 「……ああ。 簡単にいうと七不思議に殺されそうになったって所かしら?」 「……はへ?」 「……まぁ、私を見ればわかると思うのだけど、 この世には科学で説明のつかない超常的な何かはあるわ。 私みたいな例は恐らく他に類をみない珍しい物でしょうけど、 となれば必然、霊は存在する。 妖怪も見た事はあるわね。 ま、ともあれ—— たまたま偶然運悪く彼女達はその中でも性質の悪いのと遭遇してしまった—— そういう訳よ。」 「………… まぁ、確かに先輩が私の生徒になって現れたかを考えると否定できない…… ——だからとりあえず置いとくとして…… それでなんで性質の悪いのと遭遇してしまったのに何ともなかっ——」 「私が取り込んだもの。」 「…… 先輩がびっくり人間だというのがよく分かりました。」 「そうね—— それにしてもアレは笑ったわ。」 ——時は戻って半年前—— 「ああ、神西先生。丁度良かった。」 「はい、なんでしょう?校長先生。」 それは入学式も住んで10日くらいした頃。 校長先生と呼ばれた老人が仕事が終わり帰ろうとする神西先生を呼び止める。 「……色々都合があってね。 君のクラスに一人の女生徒を編入する事が決まった。 その、なんだ…… 色々突っ込み所が多いと思うが、 まぁ、今応接室にいるからゆっくり話し合ってほしい。 大きな声は避けるように。 ……何か問題があれば私の方まで頼むよ。 私が処理する予定だから。」 その要件は転校生が来るといったシンプルなもの。 ただし、それをいうにはどうにも対応がおかし過ぎた。 「……えっと……」 「言いたい事は分かっている。 だが、会えば分かる。」 それについて何か言うべきかと眉間に手を当てる神西先生をみて、 軽く笑うと首を振って後は任せたよとばかりに背中を向け、 軽く手を振って校長先生は立ち去った。 「……」 それを見送る神西先生はさらに首を傾げるも—— 新しく自分が教える事になる子を待たせるわけにもいかず、 応接室へと足を向けるのだった。 応接室をノックして扉をあけると、 一人の女生徒がソファーに座って紅茶を飲んでいた。 恐らくは彼女が転校生なのだろう。 とはいっても、その態度は生徒のそれでは無かった。 ひょっとしてどこかのお偉いさんの娘なのかと神西先生は警戒するも、 その女生徒の顔を見て硬直した。 「——へ?」 その顔に、彼女は見覚えがあったからだ。 だから、つい思わず—— 「……い、伊賦夜先輩……?」 彼女がまだ高校生だった時に親しかった人の名前が口からこぼれ出る。 そんなはずはないというのに。 何故なら、もし本人だとするならば、 少なくとも自分より年上であるのだから。 だが、そこにいる彼女は記憶と寸分違わずそこに在った。 ひょっとしたら彼女の親戚か何かなのだろうかと、 神西先生は考えるが、 次の言葉でそれは完全に打ち砕かれた。 「……お久しぶり。 響子さん。いえ。今は神西先生と呼んだ方がいいわね。 伊賦夜魅月、明日より先生のクラスでお世話になります。 よろしく。」 そして、全てが記憶にいる彼女と一致したのだから。 「え、先輩…… 生徒……え?なんで? というか、あれ? え? 私より年上ですよね? あれ、でも、若いなー、若いなー。 まるで昔から全く歳をとって——」 「それはそうよ。 歳とってないもの。」 「あ、そうなんですかー。 いいなー、先輩。 昔から綺麗だったけど、ずっと綺麗なままなんだー。 そっかー。 私なんてそろそろ肌があれてきて大変なんだけどなー。 あれー、おかしぞー、なんか涙があふれてきたー。」 「別に涙を流すのはいいけど、 そろそろ結婚考えた方がいいわよ。 どうせ幼馴染と結婚しようっていおうとして、 口を開いたらどっちも言い出せなくなるけど、 なんだか幸せな気分だからいいやとかお互い思ってるんでしょうけど。」 「うん、やっぱり間違いなく先輩だよね。 その容赦のない口ぶり…… ………… ——なんで先輩が私の生徒になってるのぉぉぉぉぉぉぉ!?」 混乱している神西先生をしり目に、 魅月は淡々と静かに紅茶を飲みながら冷静そのものである。 更にやはり、先生に対する礼儀とかは特にないらしく、 まるで、生徒と先生の立場が逆転したように感じられる程だ。 そして、肩で息をしながら多少神西先生が落ち着いたのを見計らい、 魅月は口を開いた。 「それはこの辺りの学校に転校しようと思ったら、 貴女が教職についていると聞いたからよ。 校長先生も古い知人だしね。 二重の意味で丁度良かったわ。 後はコネを使って転入した、と。 ——ああ、入学試験は受けたわよ?」 「どうせ先輩の事ですから余裕だったんでしょう? はぁ……。 もう良いです。 先輩に関しては基本的に考えるだけムダというか、 勝てる気がしませんし。 でも、どうして昔のままなんですか?」 「言ったでしょう。 歳をとらないと。 何故——それを話すには少し時間がかかるわ。 まぁ、ゆっくりと話してあげる。 で、この外見だと高校生というのが一番しっくり来るのよね。 だから私はずっと高校生を演じ続けているわ。 さて—— これからの話を詰めましょうか。 貴女の協力が欠かせないのよ。 もちろん協力してくれるわよね? ——嫌なんていわせないわよ。 分かっているわよね?」 そうにっこり笑いかける魅月に、 神西先生はただただ頷く事しかできないのであった。 |
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ジャック(235) からのメッセージ >>
どこからともなく、あなたの下へと走ってくる子供が一人 どうやら何かを探している最中に、ふとあなたの姿を目にして駆けつけた様だ。
久しぶりに会えたのが嬉しいのか、彼の顔には感情が率直に出ていた。
彼はあなたの反応や近況が気になるようだ。
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![]() | Main Action 1 |
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特にありません。 |
![]() | Battle!! |
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![]() ![]() 攻城戦を開始!
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魅月 は以下を装備!
【防具】 セーラー服( 服 / 20 / - / - / - ) 【装飾】 手鏡( 装飾 / 20 / - / - / - ) 宵闇通り一丁目側の前衛がいないため隊列が詰められた! |
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![]() ▼魅月の行動!
Critical Hit!! Critical Hit!! ラルフに 154 のダメージ! ラルフは攻撃を回避! ▼ラルフの行動!
魅月に 146 のダメージ! |
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![]() ▼魅月の行動!
ラルフは攻撃を回避! ▼ラルフの行動!
魅月は攻撃を回避!
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![]() ▼魅月の行動!
Critical Hit!! ラルフに 589 のダメージ! ▼ラルフの行動!
魅月に 142 のダメージ! |
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![]() ▼魅月の行動!
Critical Hit!! ラルフに 489 のダメージ! ▼魅月の連続行動!
ラルフは攻撃を回避! ▼ラルフの行動!
魅月に 141 のダメージ! |
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![]() ▼魅月の行動!
Critical Hit!! Critical Hit!! Critical Hit!! ラルフに 649 のダメージ! ▼ラルフの行動!
魅月は攻撃を回避! |
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![]() ▼魅月の行動!
Critical Hit!! ラルフに 612 のダメージ!
▼ラルフの行動!
魅月は攻撃を回避!
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4 CP を獲得! |
![]() | You can advance!! |
ネクターをいくつか預かった。
魅月(447) は ルリアンナ材 を獲得! 魅月(447) は ラルフ鉱 を獲得!
そう言って、2人は去っていった。 |
![]() | Main Action 2 |
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![]() 特にありません。
![]() [物Lv.10]シルフ を成長させました!(Lv.10→11、CP-10) [物Lv.11]シルフ を成長させました!(Lv.11→12、CP-11) [物Lv.12]シルフ を成長させました!(Lv.12→13、CP-12)
![]() 料理 を鍛錬しようとしましたが、PSが足りませんでした。
![]() アルネス(37) からの勧誘に応じ、パーティに加わりました!
![]() 紅色の生命の華が成長し、新たな絆を紡ぐ・・・ CPが 27 増加! |
![]() | Let's Ikki !! |
![]() | Next Battle |
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![]() | DUEL!! |
練習試合を開始!
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![]() | Area Message !! |
![]() | Character Data |
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