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一揆参戦 1日目! - Diary |
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こととん……こととん……。 群青に澄み渡った空と、その群青にわずかの銀色を乗せて反射するビル群の下、山手線は走る。 乗客は私ひとり。 力行も制動も行なっていない車両の中には、断続的な振動音…車輪が線路の継ぎ目に差し掛かった時に鳴るあの音の他にはいかなる音も響いていない。子守唄のように、恋人の囁きのように、万人を安らかな微睡みに誘う旋律だ。 無人の浜松町駅を通過する。 こととん……こととん……。 電車の中にいる自分を認識した時、またか、と思わずため息が漏れた。 ここは「夢の間隙」。レム睡眠の領域。世界と世界の間にある空白。空白であるがゆえに、観測者である私にとって最も馴染みのある世界が仮構築される。 ここにいる間だけ、私は「目的」を思い出せる。いや、目的はもう果たしたのだ。「後始末」をしなければならない。 ———故郷へ帰りたい。帰って、報告するのだ。 故郷はここだ。西暦2082年の東京。薄いガラス1つ挟んで、そこが故郷の地だ。 だが残念ながら、この車両から降りることはできない。途中下車は許されていないのだ。 こととん……こととん……。 東京駅の長いプラットホームを、1秒もかからずに通過する。過ぎ去る駅ビルを目で追いかけ、視線を戻せばもう神田駅だ。 加速している。振動音のテンポは全く変わらないまま。車窓を流れていくビルの銀色と駅舎の有機EL灯が、眩しくも柔らかな光の点滅となって、徐々に形を失っていく。 私が眠るのを待っている。 このままこの無人の山手線の車内で眠ってしまえば、目覚めた時には「次の世界」だ。いや、正確には「次の世界の夢」の中で意識が覚醒する。ノンレムの夢の中に、夢を見る前の記憶は持ち込めない。「考える」という行為は今しかできない。 脱出の糸口を見つけられないか。歯を食いしばり、必死に思考を巡らせる。これももはや数十回目の試みだが、諦めても仕方がないので、ない頭をフル回転させる。 そうしている間に、車窓に流れる東京の風景は完全に輪郭を失ってグレースケールの抽象画となり、ついで一切の変化がない光の線の集合になり、やがては車両の速度が光速を超えたのか、完全な闇と化す。 こととん……こととん……。 窓を塗りつぶす暗黒に、目を、そして魂をも吸い込まれそうになる。その隙をついて睡魔が私の中になだれ混む。頭が重くなる。ここまでか。無力感を感じるが、これも何十回と経験してきた敗北なので、笑ってごまかせる。 ロング席に倒れ込む。マナー違反だが、咎める者はいないしいいだろう。もう、私の精神力では、この無駄に重たい胸と頭を支えておくことはできないのだ。 「…………けて…」 静かな車内に、猫の鳴くような声が流れる。閉じようとする瞼を懸命にこじ開けると、黒い窓が変形するかのように、同じ黒いテクスチャを持った人型の影がスウッと現れるのが見えた。 「…助けて……おねえさん……」 まるで画像編集ソフトで色を反転させたかのように、漆黒の肌に純白の髪を持つ、人間…のような何か。身長や体格は青年、というより少年か。白く半透明の「卵」を抱えているが、質量を感じさせず、まるで幽霊か幻影のようにユラユラと、少年の輪郭の一部をぼやけさせる。 「…助けて…ねえ…お願い…。いま、僕たちの世界では…」 「……助けてほしいのは………私のほうよ……」 「えっ? ……わわっ!」 私の席の前に立ち身を屈めるその黒い少年を、無意識のうちにロング席に引っ張り込み、抱き締める。 肌はひんやりとして、適度に柔らかい。寝汗をかく体質なので、冷たい抱きまくらは心地が良く快適だ。 抱き寄せる過程で「卵」に触れた…しかし、非実体に見えるそれにはやはり感触はなく、無重力に浮く乳液のように形が崩れると、スッと私の中に入ってくる。だが、その現象を訝しむほどの思考力は、もう私にはなかった。 「ちょっ……や……おねえさ………ッ…」 「…ねぇ……助けて…。何でもするから……」 「んぐ………んんーーっ!」 いい夢を見れそうだ。 ………。 こととん……こととん……。 ………。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ ………。 ふわっ、と危うげな落下感が私を襲う。あぶない、と口に出しそうになって、私には口があること、そして脚があること、耳があること……かいつまんで言えば、五感があることを順繰りに思い出していく。 視界が戻る。目の前には、見たことのない赤髪の女と隻眼の男が立っており、私に向けて何か喋り立てている。 「(……あっ! ようやく目覚めたんだね、春眠さん)」 もごもごと理解できない言葉を話す二人の声の間を縫って、少年の声が明瞭に脳内に響く。変声期前の甲高い声は、若干耳障りではある。 「……………?」 「(ずっと寝たまんまだったから僕が身体を動かしてたよ。ごめんね…でも、えと、簡単に心の中に入れたから…)」 網膜を通して入ってくる視覚情報とは別の「視界」に、漆黒の肌の少年がぼやけた像となって浮かぶ。この子もまた見たことがない。 「(でも、『助ける』って契約はしてくれた…よね? 悪いけど、勝手にコトを進めさせてもらったよ)」 「…………んー…」 「(覚えてないの? 言ったじゃん! この世界『メルンテーゼ』はやばい状況なんだって。新しい王が僕たちエンブリオを…)」 ここはどこで、目の前の男女は、黒い少年は何者なのか。一瞬だけ考えようとしたが、すぐにやめた。 ふわっ、と浮遊感が四肢を撫で、身体だけ残して心を浮かばせようとする。気流が私の思考をかき混ぜ、五感にもやをかける。 「……んー…よくわかんないけど…あんたがこの世界の案内人なのね…?」 「(へっ?)」 「……じゃあ…こっちのことはヨロシク……私もう寝るから……」 天地が逆転する。通販番組めいて並んだ男女の映像が急速にズームアウトし、虹色の色彩がうねる空間の中に吸い込まれていった。 「(ま、また寝るの!? ちょっと、話が違…)」 曖昧になっていく感覚の濁流のなかで、唯一明瞭さを保っていた少年の声も、すぐにフェードアウトしていく。眠りとは無慈悲なものなのだ。 メルンテーゼ。知らない世界。 でも、私は帰る場所のない存在。深い夢と浅い夢の間を彷徨うしかない放浪者。とりあえず、流れに身を任せていよう。 |
Message |
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アムル(118) からのメッセージ >>
街中で、通りを歩く人のなかに、不思議なものを見つけました。
春眠さんを見て、とても起きているようには見えない体温や呼吸を感じて、つい、声をかけてしまいます。
ジャック(235) からのメッセージ >>
どこからともなく、あなたの下へと走ってくる子供が一人 どうやら何かを探している最中に、ふとあなたの姿を目にして駆けつけているようだ。
彼は思い切って彼女に声をかける。
どうやら子供ながらにあなたへの好奇心が抑えきれなかったようだ。
ちな(266) からのメッセージ >>
ぐいーっと顔をのぞき込んでみる
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Main Action 1 |
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ItemNo.1 無地の抱きまくら を食べようとしましたが無理でした! |
Battle!! |
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攻城戦を開始!
はるみん は以下を装備!
【防具】 水玉パジャマ( 鎧 / 20 / - / - / - ) 【装飾】 非接触型脳刺激素子【エリゴス】( 装飾 / 20 / - / - / - ) |
▼ラルフの行動!
Critical Hit!! Critical Hit!! はるみんに 127 のダメージ! ▼はるみんの行動!
Critical Hit!! Critical Hit!! ラルフのSPに 141 のダメージ! ラルフに眠気を1追加! |
▼ラルフの行動![眠気:1]
はるみんに 85 のダメージ! ( ラルフの眠気が解消! ) ▼はるみんの行動!
ラルフに衰弱を1追加! |
衰弱によりSPが 15 減少!MSPが 4 減少! ▼ラルフの行動![衰弱:1]
はるみんに 49 のダメージ! ( ラルフの衰弱が解消! ) ▼はるみんの行動!
Critical Hit!! Critical Hit!! ラルフに 914 のダメージ! |
▼ラルフの行動!
はるみんに 65 のダメージ! ▼はるみんの行動!
Critical Hit!! ラルフに 851 のダメージ! |
▼ラルフの行動!
はるみんに 62 のダメージ! ▼はるみんの行動!
ラルフに衰弱を1追加! |
衰弱によりSPが 17 減少!MSPが 5 減少! ▼ラルフの行動![衰弱:1]
はるみんに 49 のダメージ! ( ラルフの衰弱が解消! ) ▼はるみんの行動!
Critical Hit!! Critical Hit!! ラルフに 933 のダメージ!
ラルフに混乱を1追加!
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4 CP を獲得! |
You can advance!! |
ネクターをいくつか預かった。
はるみん(302) は ルリアンナ材 を獲得! はるみん(302) は ラルフ鉱 を獲得!
そう言って、2人は去っていった。 |
Main Action 2 |
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特にありません。
[物Lv.10]シェイド を成長させました!(Lv.10→11、CP-10) [物Lv.11]シェイド を成長させました!(Lv.11→12、CP-11) [物Lv.12]シェイド を成長させました!(Lv.12→13、CP-12) [物Lv.13]シェイド を成長させました!(Lv.13→14、CP-13) [物Lv.14]シェイド を成長させるにはCPが足りませんでした。 [物Lv.14]シェイド を成長させるにはCPが足りませんでした。 [物Lv.14]シェイド を成長させるにはCPが足りませんでした。 [物Lv.14]シェイド を成長させるにはCPが足りませんでした。 [物Lv.14]シェイド を成長させるにはCPが足りませんでした。
付加 を鍛錬しようとしましたが、PSが足りませんでした。
・8・ちゅん(996) からの勧誘に応じ、パーティに加わりました!
紅色の生命の華が成長し、新たな絆を紡ぐ・・・ CPが 27 増加! |
Let's Ikki !! |
Next Battle |
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DUEL!! |
練習試合を開始!
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Area Message !! |
Character Data |
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