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一揆参戦 1日目! - Diary |
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世界とはいくつもの世界が分かれていて、それらはたくさんの落ち葉のように折り重なって存在しているらしい。 旅人いわく。ある世界はやせ細り土すらも腐りはててた痩せた土地、そのくせ別の世界に出ることは空気ひとにぎりすらも叶わないという。少ない希望と明日の為、常日頃からすべての生けるものがだまし殺し奪い合う世界があるらしい。 また旅人いわく。その監獄に隣り合うある世界には、草も木も動物も、はては土や水や空気すらも生命の力があふれていて、すべての住人がその恩恵を全身に受ける、すごく肥えた世界があるらしい。 さらにある旅人いわく。とある世界には生けるものどころかほんとーは命を持つことすらない、もしくは喪ったものすらにもきまぐれに命を与える——だけじゃなく不老不死を与えてしまう、途方もない力がそこかしこで揺らめく世界があるという。そこには既に“過去”になってしまった、思い出の中にしかもう会うことができないモノたちにすらも再開できる楽園すらもあるらしい。 たくさんの、ほんとうにたくさんの、いろいろな世界が交わり重なっている。 これらの世界は分割世界と呼ばれる世界。 世界の扉さえ開いていれば、どこにでも、好きなところにでも、足を運んだり向かったりできる、これらはそういう世界だという。 ボクたちが生まれ育ち、そして生きているこの世界も分割世界のその一つ。名前は元素の世界〜メルンテーゼ〜という——らしい。 すべて、聞いた話。 ボクには全部、伝聞形。 だってボクには、あの人に出会うまでは、この世界の名前すら知るよしも、想像する余地も、どこにもなかったんだ。 ざわざわと、どこからともなく音がする。 それは、たくさんのひとや動物や、はてにはよくわからないもののざわめきなのか、それともこの近辺においしげる、深緑の命の支配者のざわめきなのか。あるいはその両方なのか。どこからともな過ぎてボクにはよくわからない。 ひたすらに向かい歩くさなか、ふと顔をあげる。そこには土色の大きな建物が深緑を羽織りそびえたっている。——ハズ。 うっすらと光の濃淡だけを感じながら、ボケらっと頭の中でそんなことを思う。 何の気なしに顔に——いや、顔の前にあるモノにはらりと花が今落ちた。花はボクの顔に触れることはなく、するりと硬いそれをすべり下へと落ちていく。 「ねー、ソア——。ほんとーにそんなのつけててだいじょう、ぶ——?」 うたうような、でもふれると溶けて消えてしまいそうな、高い声。それが腰の油さしからしてくる。 「ん、だいじょうぶ。見えてはいるし」 うそだけど。 と心の中で即答しながら声の主へと返す。 「うそつき——。 その仮面、どう見ても目のところ、開いて無いじゃない——」 あ、ばれた。 心の中で舌打ちをして立ち止まり、手探りで座りやすいところ——今回は近くの木を探し出して、それにもたれて腰を下ろす。 油さしを腰から外して右手で抱え上げる。 「でも、これをつけてもつけてなくっても、どっちにしたってボクにはぼけ〜っとした輪郭くらいしか見えてないんだ。 それなら仮面をつけてたって、あんまりかんけいないとおもわない?」 むっすりした口調で油さしへと言いはなつ。 「関係ある——さすがに、それは、あぶない、よ——?」 「だったらユノが、見えるようにちゃ〜んとつないでくれればいいじゃないか。 それもできない? ダメエンブリオ」 「……」 憎まれ口に込めた不満をぶつけると、油さしの住人は黙ってしまった。 ボクたちがいる世界も分割世界のその一つ、名前は元素の世界・メルンテーゼ。 ここのアタリマエで他の世界から見てのふしぎは、エンブリオと呼ばれる生命(いのち)。こいつらは相手の力を認めると赤い花・ネクターを用いたケイヤクというものを受け入れる。それからは生命を渡すと力を貸してくれるようになるふしぎな連中だ。 ボクはこの油さしの中にいる小さな生命、ユノというエンブリオと結んでいる。 ユノの力はユノ曰く【命を繋ぐ】という力。すでに人ではなくなった、ブリキのからだのこのボクが、昔そうであったように、人のように生きて、考えて、動けるのも、ひとえにこいつの力のおかげなんだ。 ……なんだけど、ね。 ユノと結んで力を借りてほんとーに間もないからか、しょーじきからだ、動かしづらいんだよ、ね……ものすごーく。 そりゃ、ガラクタ置き場にあった、なんかのお祭り用だったけど失敗したんだろうな〜って思われる造りかけの白と黒の仮面を顔につけてるけど、さ。それがなくったって目もぼんやりとわかるくらいしか見えてなかったし……。 「それを付けてても、たくさん見えるように、感じるように、すればいいんだ、ね——。 ——分かった——じゃあ、ソア。ソアのいのちをひとかけら、——ううん、けっこう、もらう、よ——?」 わかった。 そういったかどうかすらも覚えてない。即答するくらいの速さで思ったということだけは間違いない。 ユノの声が振りおちた? と思ったら、ぐるり。 世界が反転した。 ガクン。 世界がぶれてこわれた、そう思ってしまうくらいに力が抜ける。すぐにどさり、支える力すらも失って横へと倒れる。 ガランという音がおちる。ほどなく直接顔に冷たい何かを感じはじめる。 ——仮面が外れた。 ま ず い。 音がしたほうに手をのばしても動かせない、転がってしまったであろう方へと向くこともできない。 なにがおきた? その疑問を感じる、それまでにいくつの虫の鳴き声がすぎたんだろう。 そっか。 今ユノに、力を使うための生命力を持っていかれたんだ。 そんなアタリマエの答えをボクが出すまでに、どれだけ風が吹いていったんだろう。 突っ伏し倒れたまっくらやみの中で、ゆっくりと、ほんとうにゆっくりとだけど、真っ暗だったボクの世界に光がともる。 だんだんと色づき、ひらけていく。土の匂い、深緑の匂い、露の匂い、いのちの匂い、それがすごく近くに感じる。 どこか遠くの、他人事のようなカンジだった音がより近くで、すぐそばで肌で感じられる。 「——これで、いい——?」 さえずるような小さな声、だけど空気に通るきれいな声。 冷たい空気に響いたその声の元を探し、そちらの方へと顔を向ける。 そこには倒れたときに放られてしまったのであろう油さし。それにはいろとりどりのニセモノの宝石がちりばめられて、見るからにぴかぴかっとした金のメッキをされている。いかにもボクみたいな小さな子が喜びそうな装丁の、ほんとーは銀でできているその油さしには、今、おぼつかない朝もやのような体をした、手のひらサイズのふしぎな女の子がちょこんと座っている。 ユノ、だ。 「あ、え、っと、う……」 言葉に詰まる。 倒れるくらいに生命をたくさん持っていかれた——から、じゃ、ない。いや、それもあるんだ、けど、えっと……こういうとき、なんていえばいいんだ、っけ……? 「“ありがとう”、だ、よ——」 あ、そっか。 「……あ。ありがとう」 「どういたしまして——」 鳥の翼にも木を切るのこにも見えるウェーブがかかった長い髪を風と遊ばせながら、ユノがうっすらと笑った。 もたれてた木——実際には、上の方が切り落とされていた切り株だった——に手をつき体を起こす。 「水、くれる……?」 落ち着くために、油さしに座ってるユノへと水をもらえないかと声をかける。 「いいけど——ソアは、飲めない、よ——?」 ……ワスレテタ。 「どころか、水なんて——間違っても含もうとしたら、ソア、さびて——」 「あー、うん、わすれてた、ごめん。ほんとーに、ごめん。食べられないし飲めない、だった、よ、ね、このからだ」 「うん——」 もう食べることも飲めることもできない、ボクは、ブリキのからだだから。 だけど動けはする。そんなからだでも、ユノが命を繋いでくれているから。 エンブリオの力って、本当にふしぎだ。 「わたしは、たべるけど——」 そういうとユノは、小さな野イチゴを髪で摘んでは口へ運ぶ。 「——おしごとのあとは、おいしい——」 目の前で顔をほころばせながらうれしそうにユノが言う。 うう、ちょっと……ずるい……。 「王城まであとちょっとだから、それ、油さしの中で食べて」 「ん——わかっ——た——」 こくり。野イチゴを口に含んだまま首を縦に振れば、ユノのからだが光にかわる。キラキラと紫を纏う白い光が、ゆらゆらっとほのおやホタルみたいに揺らめいてから、ゆっくりと油さしの中へとおさまっていく。 光がおさまって消えたのを見届けると油さしを腰袋に戻して、切り株を支えにしながらボクもゆっくりと立ち上がる。 ……ん。もう、だいじょうぶだ。 地面に転がってしまった仮面を見つけ出しては拾って、あらためて顔につける。 ……って? あれ? これ、目のところが開いてない仮面だった、よ、な? つけても目の前の視界がほとんど変わってない……。 わー……すごいな、倒れるくらい生命力を持ってってやっただけのことは、やっぱりあるんだ……ちょっとユノのこと見直した。 白黒の仮面の下で、目がおなじく白黒としてるというのが自分でもわかる。 握ったり開いたり動かした手を見たり、腰袋の荷物を見たり、そばの木々や葉に触れたりをひとしきりしたのち、目の前にそびえる土色の建物、王城へと向かってまた歩き出す。 歩いてる最中にちらり、腰袋に視線を落とす。 カタカタと歩くのに合わせて揺れてぶつかる腰袋の道具たち、それの一つの油さし。 それは今はただ静かに、他の道具と同じようにカタカタ揺れているだけだ。 むう……ユノのやつ……野イチゴ、おいしいんだろう、なあ……。 やっぱりちょっとは、うらやましいし、ずるい。どうしても、そうおもってはしまう。 おもってはしまう、の、だけど、でも。 ボクはもう、死んだようなものなのだ。 ボクにはもう望みはなくって、棄てられて、土に還るだけだった。そんなどこにでもあるような、そんなモノだったんだ。 だってボクは、農奴だから。 何人もうまれて、育って、働いて、ときには連れていかれて、そして使い捨てられる。そういうのがアタリマエの、そんなものだから。 ボク自身も、とーぜんそのひとつで、なにひとつ例外じゃなかったんだ。 それなのに、あの人に拾ってもらえて、”ひと”として生きて、ひとなみの扱いを受けて、たくさんの話を教われて——。 それだけでも、ボクは幸せものだった。 病気になり死んでしまった脚、作業中に斬ってしまった腕、腐りはじめ使い物にならなくなっていったからだ。それの代わりを造ってくれ、生身のからだと同じように生き動けるようにユノまでも探して準備してくれていた。 あの人のおかげで、今のボクがある。 みんなと同じように、生きて、動けて、考えれる。それは涙が出てくるくらい、ありがたいことなんだ。 「初めまして、私はルリアンナ。この一揆を影でサポートする参謀! ルリでもアンナでも、好きに呼んでね。 一揆に加勢してくれるのよね? ありがとうっ!!」 王城前、生命に満ちあふれた元気のいい赤毛の女が、じろじろとボクを観察しながら声をかける。 「あら、エンブリオとはもう結んでいるのね。だったらまぁ大丈夫だと思うけど……念のためっ。 ……ラルフ! ラールフー!! いまこっち来れるー?」 キンキンと耳にからだに響く大声を張り上げると、大男がこちらに向かってくる。 多分、あれが、ラルフとかいうやつ、か……な。 「……ふぅ、今日は増援が多いな! さて、まずは腕試しだ。 ネクターも多くないが……何より、無駄な怪我人は減らしたいからな」 なんか無駄に戦わなきゃいけないらしい、ちょうめんどくさい。 めんどくさいけど、それでネクターが手にはいるならと切り替える。 ボクは一揆に参加する。 ボクの家族を、そして家族以上に大事なボクの恩人を助けるために、そして不自由なく生きられるために。 それが、ボクを産み育てていのちをあたえてくれたひとたちのために、今のボクに出来るせいいっぱいのことだから。 生命を集めエンブリオと結びあの人を助ける。 そしてあの人も、そして家族も、不自由なく生きられるようにする。してみせる。 そのためには、たとえ、悪魔に、なっても。 |
Message |
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メッセージは特にありません。 |
Main Action 1 |
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特にありません。 |
Battle!! |
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攻城戦を開始!
ソウ は以下を装備!
【防具】 木こりスタイル( 服 / 20 / - / - / - ) 【装飾】 銀の油さし( 装飾 / 20 / - / - / - ) |
▼ソウの行動!
2 行動の間、ソウはVIT40%強化! 2 行動の間、ソウはMND40%強化! ▼ラルフの行動!
ソウは攻撃を回避!
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▼ソウの行動![VIT+40%:1][MND+40%:1] ソウのVIT40%強化が残り 3 行動に延長! ソウのMND40%強化が残り 3 行動に延長! ▼ラルフの行動!
ソウに 97 のダメージ! |
▼ソウの行動![VIT+40%:2][MND+40%:2] ソウのVIT40%強化が残り 4 行動に延長! ソウのMND40%強化が残り 4 行動に延長! ▼ラルフの行動!
ソウは攻撃を回避!
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▼ソウの行動![VIT+40%:3][MND+40%:3] ソウのVIT40%強化が残り 5 行動に延長! ソウのMND40%強化が残り 5 行動に延長! ▼ソウの連続行動! ソウのVIT40%強化が残り 7 行動に延長! ソウのMND40%強化が残り 7 行動に延長! ▼ラルフの行動!
ソウは攻撃を回避! |
▼ソウの行動![VIT+40%:6][MND+40%:6]
ラルフに 386 のダメージ! ▼ラルフの行動!
ソウに 105 のダメージ! |
▼ソウの行動![VIT+40%:5][MND+40%:5]
ラルフに 374 のダメージ! ▼ラルフの行動!
ソウに 100 のダメージ! |
▼ソウの行動![VIT+40%:4][MND+40%:4] ソウのVIT40%強化が残り 6 行動に延長! ソウのMND40%強化が残り 6 行動に延長! ▼ソウの連続行動!
ラルフに 389 のダメージ! ▼ラルフの行動!
ソウに 99 のダメージ! ▼ラルフの連続行動!
ソウに 97 のダメージ! |
▼ソウの行動![VIT+40%:5][MND+40%:5]
ラルフに 380 のダメージ! ▼ラルフの行動!
ソウに 106 のダメージ! |
▼ソウの行動![VIT+40%:4][MND+40%:4]
ラルフに 380 のダメージ! ▼ラルフの行動!
ソウに 106 のダメージ! |
▼ソウの行動![VIT+40%:3][MND+40%:3]
ラルフに 382 のダメージ! ▼ラルフの行動!
ソウに 97 のダメージ! |
▼ソウの行動![VIT+40%:2][MND+40%:2]
ヒール!! ソウのHPが 644 回復! ▼ソウの連続行動!
ラルフに 371 のダメージ! ▼ラルフの行動!
ソウに 100 のダメージ!
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——ちゃりん。 4 CP を獲得! |
You can advance!! |
ネクターをいくつか預かった。
ソウ(122) は ルリアンナ材 を獲得! ソウ(122) は ラルフ鉱 を獲得!
そう言って、2人は去っていった。 |
Main Action 2 |
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残念な食材 を買おうとしましたが、財布にはPSではなく石が。 残念な食材 を買おうとしましたが、財布にはPSではなく石が。
デビル と魔法契約しました!(CP-10) [魔Lv.1]デビル を成長させました!(Lv.1→2、CP-1) [魔Lv.2]デビル を成長させました!(Lv.2→3、CP-2) [魔Lv.3]デビル を成長させました!(Lv.3→4、CP-3) [魔Lv.4]デビル を成長させました!(Lv.4→5、CP-4) [魔Lv.10]エンジェル を成長させました!(Lv.10→11、CP-10) [魔Lv.11]エンジェル を成長させました!(Lv.11→12、CP-11)
合成 を鍛錬しようとしましたが、PSが足りませんでした。 ItemNo.1 ポケットチェーンソウ に ItemNo.2 木こりスタイル を合成実験しようとしましたが、Lv不足のため失敗しました。
ItemNo.2 木こりスタイル に ItemNo.3 銀の油さし を合成実験しようとしましたが、Lv不足のため失敗しました。
ItemNo.5 ラルフ鉱 から 梅花の塩漬け。 を料理しようとしましたが、それ食材じゃないです。
千巌(799) がパーティに加わりました! マシェ(800) がパーティに加わりました! さーや(1004) がパーティに加わりました!
紅色の生命の華が成長し、新たな絆を紡ぐ・・・ CPが 27 増加! |
Let's Ikki !! |
ソウ(122) は [平原]広庭 【進攻度1】(好戦度+0) を選択しました! 千巌(799) は [平原]広庭 【進攻度1】(好戦度+0) を選択しました! マシェ(800) は [平原]広庭 【進攻度1】(好戦度+0) を選択しました! さーや(1004) は [平原]広庭 【進攻度1】(好戦度+0) を選択しました!
城門から城までは長い道が続く。 周りはとても広い庭になっていて、手入れもしっかりしている。
色彩豊かな庭園が続く——— |
Next Battle |
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DUEL!! |
練習試合を開始!
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