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![]() | 一揆参戦 1日目! - Diary |
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とある鍛冶師の話をしよう。 その鍛冶師は、類稀なる腕を持っていたが…表立って鍛冶師として世に出ることは無かった。 あくまでも己の直感に従って打つ程度。 真打として打たれたモノはあるが、それも必ず依頼主の手に渡るわけではなかった。 鍛冶師が渡すに値する一振りが完成したとされた場合に限った。 礼金を受けるのは譲渡できるとした場合のみ。 それまでは礼金を一切受け取らず、失敗したとしても請求されることは無い。 良心的といわれればそれまでになるだろう。 だが、鍛冶師が打つ刀は一種のステータスでも合った。 鉄をも断つ鋭さを。 竹にも負けぬしなやかさを。 岩にも負けぬ硬さを。 それぞれ併せ持つという稀有な打ち刀。 もちろん、ぞんざいに扱えばいくら名刀といえども朽ちる。 鍛冶師の刀とて例外ではないが、手入れさえしていれば輝きが曇ることは無かった。 そのような刀を欲しがる武士、大名はいくらでも居た。 その中で一握りの者が鍛冶師の居場所を見つけ出し、さらに一握りの者だけが刀を手にすることが叶う。 それだけ狭き門だった。 それだけ手に入れることが難しいのならば…現れて至極当然とも思われる者タチも。 刀を求める者の中に、鍛冶師の刀に魅入られた異常者が出たのだ。 最初は襤褸切れの様になりながら鍛冶師を見つけ出し。 次に手に入れられるまでの過剰な粘着。 真打だけではなく影打ちまでもを盗み、銘のついた自身のための刀全てを手に入れる。 鍜治場に火を投げなかったという意味では逸脱しきっていたわけではなかったが。 異常者とも思える者タチは徐々に増え、ついには最後の異常者が現れる。 ただ、その者は今までの異常者だけではなく。 今までの依頼者の中でも最も『異常』から遠い存在に、見えた。 見えてしまっていた。 その者は、とある大名であった。 別の者が持っていた刀に惚れこみ、依頼したと述べる。 鍛冶師はそれならば、と依頼を承諾。 この時は、運良く…或いは悪くも、逸品が完成してしまった。 同じ玉鋼から作られた兄弟刀はどれも質が良く、稀代の名刀として大名はいたく喜んだ。 一振りの真打、四振りの影打。 それら全てを引き取りたいと申し出る大名に、鍛冶師は神妙に首を横に振る。 —— 申し訳ありませんが、影打は本来お渡しできないものです。 どうか真打のみをお納めくださいませ。 凛とした態度に、大名は心を打たれた。 鍛冶師に少し待つよう命じると、外にいる部下に命じる。 —— 素晴らしい考えに感銘した。この鍛冶師へ褒美を取らせる、例の物をここに。 …と。 鍛冶師は、自分の言い分を認めてもらえたことに心を打たれた。 感極まったせいか、胸の前で両手をあわせ。 住む世界は違えども、自分の意見を認めてくれた…と思わず目を伏せた。 伏せたため、自分に起こった出来事に気づくことが出来なかった。 まず感じたのは風。 すぱん、と胸の辺りで間の抜けた音がする。 呆けたようにまず目を開けると、目の前には刀を抜いた武士が居た。 その斜め後ろには大名。 …まるで汚物を見るような、蔑んだ目をしていた。 続いて感じたのは痛み。 痛みに驚き、よろけた拍子に右手が落ちる。 手首の骨の隙間を縫ったのか、抵抗はまるで感じなかった。 右手はそのまま地面に落ち、砂にまみれた土間に落ちてあらぬ方向に転がっていく。 遅れて切り口から血が噴出した。 武士は面白くもなさそうに刀を鞘に納めると、再度一閃。 鍛冶師の、喉を断つ。 鈴のような声を奏でていた鍛冶師は、永遠に声を失った。 大名は言う。 —— これで名実ともに、この刀は儂だけのものになる。 ご苦労。 武士は言う。 —— 後の始末はどうします。 酷く愉しそうに笑む大名に問う武士。 大名は 『捨て置け』 と吐き捨てた。 —— どうせこやつは禁制を破る不届き者。 死んだからといって悲しむような奇異な者は居るまい。 —— …は。 真打を手に取ると大名は満足そうに笑む。 一頻り堪能すると、大名は外にいる付き人へ声をかけた。 そそくさと入ってきた小兵は、中の凄惨な状況に言葉を失う…が。 歯を食いしばって耐えると、大名の命ずるままに四振りの影打を箱に納めた。 —— 世話になったな、禁制を犯した忌々しい女鍛冶師よ。 素晴らしい刀を打つ技術だけは、余が認めてくれてやる。 せめてもの情けとして、貴様が手元に置く影打どもに見取られて死ぬがいい。 大名はそう言い捨て、外へ向かう。 武士はまだ息の残る女鍛冶師に視線を向けた。 その表情は硬く、何を想っているのかはわからない。 そんな武士へ向けて、女鍛冶師は………優しく微笑んだ。 —— ありがとう。 貴方は、悔やまないでください。 喉をかき斬られているがゆえに、言葉は発せず。 唇だけで言葉をつむぎ、再び微笑む。 —— すまぬ。 武士は声に出さず謝罪を残し、足早に小屋を出た。 去り際に歯を食いしばったところを見ると、本意ではなかったようだ。 —— ごめんね。 このまま、朽ちるか盗まれてしまうことになってしまうだなんて。 自分以外の人間の気配が消えたことを見計らい、今まで保管していた我が子ら…刀たちへ謝罪した。 左手で右手首を握ってはいるものの、意識は途切れがちになっている。 出血の様子からして、もはや死は目の前。 惜しむらくは…刀へ鍛え上げることが出来なかった1つの玉鋼か。 今回打ち鍛えたあの感覚を生かして、更に素晴らしい刀へ鍛え上げられたのに。 そう考えた自分に女鍛冶師は自嘲する。 死の際になっても刀のことを考えるとは、と。 もう、手入れをすることも出来なくなった子らがもしも生きているならばなんと言っただろうか? 言葉を解することも、交わすことも出来ない人間〜ワタシ〜にはわからないだろう。 —— ああ。神様、 もし許されるならば…保管されている子らには良き持ち手を。 打ち鍛えることが出来なかった子には、安らぎを。 声にならない声を発し、神に祈った。 聞こえるのはひゅうひゅうと喉から漏れる空気の流れ。 時折、血が気管をふさぐためごぼりと咳も混じる。 座ったまま頭を垂れ、祈りの姿勢をとった女鍛冶師は…笑みを浮かべた表情でその生涯を閉じた。 人間の命が終わりを迎え。 刀たちは怒り狂った。 何故、母は命を奪われねばならなかったのかと。 何故、母は我らを作ったのかと。 —— 一振りの刀が、赦さぬと呟いた。 ざわりと刀たちの刀身が震える。 更に一振り、続いてもう一振りの刀が赦さぬと震えた。 赦さぬ。赦さヌ。赦サヌ。 赦サん。 ユルすナ… 赦すな!!! 鍜治場の中にある全ての刀が吼えた。 この世に生み出された、女鍛冶師の生み出した刀全てが泣いた。 これより後の世。 鍜治場に残っていた全ての刀は、人間の手によって一振りずつ持ち出される。 彼女の手がけた刀たちの一部は、己の母を奪った大名の子々孫々の血を吸った。 血を吸った刀に刻まれた銘は全て『村正』。 人々はその銘が刻まれた刀を嫌悪し、または魅入られ隠し、後世に伝える。 村正という刀は妖刀であると。 鍜治場には女鍛冶師の骨が残されていた。 彼女の身は埋葬されることもなく、押し入った盗賊に骨を踏み砕かれ灰に混じる。 その片隅に、一つの玉鋼が忘れられていた。 刀を持ち出した者たちの目に触れることなく、僅かずつその身が酸化していく筈だった。 純粋に近く、劣化しづらいその鋼は四季の移り変わりを小屋の中で過ごして風化する筈であった。 だが、女鍛冶師の想いが。 刀と成った兄弟たちの怨嗟が。 何よりも、自分が在った証を残せればという願望が。 彼に力を与える。 皮肉なことに、彼女に打ち鍛えられた兄弟には災いを引き寄せる程度の力を。 打ち鍛えられることの無かった彼には人の形を取れる程度の妖気を。 彼は人の姿を得ると、まず母である女鍛冶師を埋葬する。 不思議と知識はあった。 次いで小屋に残されていた書物に目を通す。 女鍛冶師の出自は不明であったが、藤原の姓を冠する書物が鍜治場の一角に眠っていた。 彼は、女鍛冶師の名を知らぬがゆえに、書物に残されていた藤原の姓を名乗ることにした。 この身は鋼であり鉄である。 名は体を現すと学び、そのままでは詰まらぬと クロカネという名にすることにした。 クロカネはたたら場や窯が朽ちるまでそこに住む。 朽ちそうになった辺りで住むことを諦め、長い旅に出た。 人の世に出ると、その世はすでに明治に移り変わっており。 女鍛冶師を死に至らしめた大名が作った天下大成の世が終わりを告げて新しい世になったことを知る。 世の移り変わりに身を任せ、クロカネはそれからも場所を変え、人の世の近くで過ごす。 とある縁が切欠となり、クロカネは黒山家に身を寄せる。 守るべき道を失った道祖神の成れの果てであるミチワタリに誘われたがためだ。 一宿の恩を返す、と言われた時には面食らった。 しかし、今の近代文明の世では身を寄せることが正しいという判断で言葉に甘える。 かくして、玉鋼の付喪神である藤原クロカネはミチワタリからの頼みを受け、異世界へ渡った。 彼自身の禁忌に触れる王を引き摺り下ろすため。 原初の願望である、『自分が在った証を残したい』がために。 |
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![]() | Main Action 1 |
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特にありません。 |
![]() | Battle!! |
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![]() ![]() 攻城戦を開始!
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クロ は以下を装備!
【防具】 鋼編みの衣( 衣 / 20 / - / - / - ) 【装飾】 玉鋼の数珠( 装飾 / 20 / - / - / - ) |
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![]() ▼クロの行動!
ラルフに 956 のダメージ! クロは狙われやすくなった! ▼ラルフの行動!
クロに 111 のダメージ! |
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![]() ▼クロの行動!
ラルフに 920 のダメージ! クロは狙われやすくなった! ▼ラルフの行動!
クロに 108 のダメージ! |
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![]() ▼クロの行動!
Critical Hit!! ラルフに 1039 のダメージ!
▼ラルフの行動!
クロに 112 のダメージ!
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4 CP を獲得! |
![]() | You can advance!! |
ネクターをいくつか預かった。
クロ(112) は ルリアンナ材 を獲得! クロ(112) は ラルフ鉱 を獲得!
そう言って、2人は去っていった。 |
![]() | Main Action 2 |
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![]() 特にありません。
![]() [物Lv.10]ゴレム を成長させました!(Lv.10→11、CP-10) [物Lv.11]ゴレム を成長させました!(Lv.11→12、CP-11) [物Lv.12]ゴレム を成長させました!(Lv.12→13、CP-12) [物Lv.13]ゴレム を成長させました!(Lv.13→14、CP-13) [物Lv.14]ゴレム を成長させるにはCPが足りませんでした。
![]() 特にありません。
![]() ヒート(135) がパーティに加わりました! 風音(594) がパーティに加わりました! レナ(1872) がパーティに加わりました!
![]() 紅色の生命の華が成長し、新たな絆を紡ぐ・・・ CPが 27 増加! |
![]() | Let's Ikki !! |
![]() | Next Battle |
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![]() | DUEL!! |
練習試合を開始!
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![]() | Area Message !! |
![]() | Character Data |
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