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![]() | 一揆参戦 1日目! - Diary |
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あのバカを探し始めてもうどれくらいになるのか。 何にせよ微かに残った気配を辿って新しい場所にようやっと到着だ。 元素の世界メルンテーゼ……だったか。 ココで何とか捕まえられると良いんだがな。 ・ ・ 探して回ってるがどうにも簡単には行かないらしい。 あっちにこっちにフラフラし過ぎなんだよあのバカ……俺の苦労も知らないで。 アイツも付けてる碧玉のチョーカーに仕込んでおいた追跡魔法のお陰で、行動の軌跡だけは追えるんだが。 厄介なもんだな。 ・ ・ ヤバい…ドジって怪我しちまった……まさか翼をやられるとは。 しかも雨まで降ってきやがったから最悪だ。 よりにもよって人里離れたこんな場所で、どんだけ運が悪いんだって話だよな。 ……とまあ、そんな風に思っていたら思わぬ助け舟が現れた。 この近所で農家をやってる爺さんが偶然通りかかったんだ。 怪我してずぶ濡れな俺を見かねたのか、うちに来い……だと。 正直ちょっと気が引けるが……背に腹は変えられねぇし、お言葉には甘えさせてもらうことにするかね。 ・ ・ 怪我はそれなりに結構酷いもので、治るまで暫く掛かりそうだ。 こりゃ、アイツを探すのは少しの間お預けだな……無理しても良い事なんて無い。 しかしその間どう過ごしたものか、と悩んでいると昨日助けてくれた爺さんが「治るまで泊まっていけ」と言ってくれた。 ありがたいと同時に申し訳無くなってくるぜ……。 まぁ、その分何らかの形で恩返ししないとマズいよな……金ねぇけど。 ・ ・ 農家を営む爺さんと婆さん、あと、爺さんが昔契約してたっていうエンブリオと一緒に過ごしだしてもう三日目だ。 結局俺は、こうして泊めてもらう代わりに二人の農作業や生活全般の手伝いをする事にした。 どっちも結構な歳で人出があって困ることは無いみたいだからちょうど良かったみたいだしな。 こうして人型で動く分には怪我には障らないし、運動不足の解消にもなって丁度いいってなもんさ。 ・ ・ 今日も今日とて畑仕事に生を出している訳だが、使われていない土地が随分と多く感じた。 聞けば前は�ネクター�とかいう花をたくさん育ててたらしいが、新しい王様になってそれが駄目になったのだとか。 それどころか、その王様とやらは民から花を根こそぎ奪いとっていってしまったらしい。 アイツの探索優先で全然気にしてなかったんだが……結構キナ臭い話が現在進行形で続いてるっぽいな。 ・ ・ 翼の具合はだいぶイイが、まだ動かすと多少痛む。 この感じだと後一週間かそこらぐらいかね……やれやれ。 そういえば今日は何だか爺さんが険しい顔をしていた。 聞けば、ご近所さん(とはいっても距離は結構は離れてる。田舎には良くある事だが)が野盗の被害にあったのだとか。 「�ネクター�が持っていかれちまってから、治安も悪くなった」と爺さんはぼやいてたが。 ……なかなか大変なんだな本当。 ・ ・ 早いものでそろそろメルンテーゼに来てから一ヶ月ぐらいになる。 すっかり爺さん婆さんとは親しくなっちまって、まるで息子か孫みたいに可愛がられちまってる自分がいるんだから驚きだ。 ……でも、俺はまだまだ旅を続けないといけない身だ。 居心地が良すぎてうっかり長居したくなるが、あのバカを探しだして連れ戻すって役目がある訳だしな。 もう翼も何ら問題ない訳だし、そろそろ旅に戻らないと。 ……明日、その辺を話してみよう。 ・ ・ ・ ・ ・
俺はつい先程まで開いていた手帖をパタンと閉じ、ひとつ大きな伸びをする。 一日の出来事をこうして簡単にまとめるのは、妹探しの旅に出た頃から始めたことなのだがもう癖のようになっている作業だ。中身はそう大したこともないのだが、後から見直すと結構色々な場所に行って来たもんだな…なんて自分の旅を思い返すことが出来て結構便利なのだ。実際、ペラペラと手帖をめくればこのメルンテーゼに来るより前に巡ってきた数多の世界での記録がしっかりと残されていて、その文面を見る度に何とも懐かしい気分になれる。 もっとも、まだその記録はこれから先も続きそうな気配が濃厚なのだが。あのじゃじゃ馬の足取りは何とか追えているのだが、追いつける気配がこれっぱかしも無いのだから仕方がない。こうして追跡を任された以上、途中で諦めて帰るという訳にもいかないのだから。
そんな風にため息を付いた、その時だった。 ガシャン!! 扉の向こうから大きな音がして俺は慌てて立ち上がる。物を落とした音、というには少々おかしかったからだ。実際、耳を澄ませば怯えるような声や何か言い争う物音もする。あっちには確か廊下があって、その先には爺さんと婆さんの寝室があったはず……これは放っておく訳には行かない。 俺は扉を静かに開くと足音を殺して廊下を抜け、その先にある部屋の扉を音を立てないように開くとそっと覗きこむ。 無理やり破られたのだろう窓の側に、見覚えのないガラの悪そうな奴が二人立っていた。手には物騒なことにナイフか何かを持っているらしい。部屋の隅っこには怯えたように縮こまる婆さんとその前に庇うようにして立つ爺さんの姿があって、その二人組に「出て行け」とか「うちにはもう何もない」とかそんな感じの事を怒鳴っているのが聞こえる。 しかし相手はそんな言葉じゃ納得してないようだった。「嘘を言え、正直に言わないと痛い目を見るぞ」と武器を手の中で弄びつつ二人ににじり寄っていく。 ……こりゃあ見てる場合じゃないな。何とか助けないと。 俺は覚悟を決めて扉を蹴り開けた。 バァンッ!! 豪快な音を立てて開いた扉の隙間から部屋の中へと走りこむ。まさかもう一人居るとか思ってなかったんだろう。驚愕の表情で固まっている二人組を俺は尻尾の一撃で薙ぎ払った。手加減は多少したとはいえ予想外の一撃は強烈だったのか、二人揃って面白いように吹っ飛んでくれる。壁にたたきつけられてうめき声を挙げるソイツ等を俺は睨みつけた。
とはいえ正直、喧嘩はあまり強くないんだがね。内心ヒヤヒヤしながらの啖呵だったのだが、どうやら二人組には効果があったらしい。「覚えてやがれ」なんて言うお約束みたいな言葉を言い残して二人は壊れた窓からさっさと逃げていってしまったので、俺は盛大なため息を付いた。 はぁ……何とかなって良かったぜ、本当。 その後、窓を俺は修理してから落ち着いた様子の爺さんと婆さんに事情を問うた。一体何事だったんだ、ってね。実際俺は殆ど会話が聞こえてなかったから、とりあえず悪漢が恩人二人を襲ってるのを見かけて助けたってだけな訳で。 聞けば、アイツ等はどうやら�ネクター�を狙ってこの家に押し入ったんだそうだ。ココの老夫婦は前に�ネクター�を栽培していたから、王様が民草から強引に徴収していったとは言えそれでもひとつぐらいは残ってるんじゃないか……みたいな、そういう考えだったんだろうとは爺さんの言。 世の中が荒むと人の心も荒むってものだからな……とはいえ、こういうやり方は褒められたもんじゃない。 それにしても俺が居て良かったぜ。二人だけだったらどうなっていたか……考えるだけで背中の鱗が逆立ちそうだ。 ホッとする俺を横に、爺さんは「わしももう数年若けりゃなぁ」と悔しげに呟いていた。そうすれば一揆に参加出来るのに、と。 一揆……そういえば�ネクター�を独占する王様を打倒すべく、多くの人々が最近集結してきてるんだっけか。確かに諸悪の根源をぶっ倒しちまえば�ネクター�不足にこんなに人々が苦しむこともない。そうすれば、こんな先行きが見えない不安も多い暮らしは無くなるんだろうか。 ……難しい問題だよな。 その夜俺は、色々な事を考えながら眠りについた。 ・ ・ ・ 次の日、俺は旅支度を整えて爺さんと婆さんに世話になった礼を言った。 怪我の治療や、宿代わりに泊めてくれたことや、美味い飯を出してもらったこととか……本当に感謝してもしたりない。この世界に来たばっかりだった俺からすると、あの助けがなかったらもっとたくさん苦労してたはずだからな。角だの尻尾だの変なのが生えてるどこの馬の骨ともわからない奴を、よく泊めてくれたものだと思う訳だし。 その上で俺は決めたことがあった。 恩返しになるかわからないけど、ちょっと寄り道して一揆とやらに加勢しても良いんじゃないかって事をだ。 かなりの民や、違う世界からきた奴等が参戦しようと集まっている…っていうのは聞いた事がある。あんまり喧嘩は得意じゃないが、それでも俺みたいな奴でも増えたら多少は役に立てるんじゃないかって。それがこの二人の命の恩人への恩返しになるかどうかは微妙なんだけどな……。 その事を告げると二人は一度顔を見合わせ、そうして爺さんだけ奥に入って行った。何かマズい事でも言ったかね…そう内心冷や汗をかいていたら程なくして戻ってくる。その手には小さな籐の籠を、肩には昔爺さんが契約していまも一緒に暮らしてるエンブリオのシルフを連れて。 ほれ、と差し出された籠を促されて開けてみるとソコには不思議な雰囲気がする一輪の赤い花が入っていた。初めて見る花だ。他のどの世界でも見たことがない。もしかしてコレって……。 目で問えば「それがネクターだ」と爺さんは事も無げに言う。「うちで採れた最後の一輪をずっと隠してたんだ」とも。あのふたり組の勘は結構間違ってなかったんだな……にしても、何かがあった時用に置いておいたというソレをなんで俺に寄越すんだろうか。 怪訝げに首を傾げる俺に「お前にコイツを預ける」と爺さんは猫の子みたいにシルフの首元をつまんで俺に差し出してきた。一揆に参戦するっていうのならコイツが力になってくれる、とも。
恐る恐る聞けば「当たり前だろうが」と怒られた。一揆に行くっていうのに碌な準備もさせずに放り出して死なれたら寝覚めが悪い、と豪快に爺さんは笑い、「わしの代わりに暴れてきてくれ」とまで唆されて俺は苦笑するしかない。 正直世話になった上にこんなことまでしてもらえるなんて予想外で思わず涙目になったのはここだけの話だ。いや、泣かなかったけどな! 大の男が人前で泣くなんて、みっともないし情けないだろ? そんな訳で、爺さんの好意で譲ってもらえた最後のネクターで俺はエンブリオのシルフと契約を交わした。 猫みたいな鳥みたいなソイツには『エアリエル』という名前をつけてやれば、嬉しいのか何なのか尻尾をびたんびたんしてたけどな。何か食い物とか食うんだろうか。ちょっとその辺りが心配なんだが……まあなんとでもなるかね。 ![]() ・ ・ ・ ・ ・ こうして、俺はこのメルンテーゼで巻き起こる一大騒動に自ら首を突っ込むこととなった訳だ。 正直馬鹿やってるよな、とは思うが……まあ関わっちまったからには、放っておけないしな。それにこういう馬鹿騒ぎはあのバカも大好きだから、もしかしたらどっかで出逢うかもしれない。少なくとも、まだ違う世界には移動してないのはチョーカーに仕込まれた追跡魔法で判ってるわけだし。 さてはて、どんな未来が待っているものか。 全く予想は不可能だが、とりあえずはまず、『ラルフ』とかいうオッサンに実力を示して認めてもらう事から始めるとしようかね。 |
![]() | Message |
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![]() トリー(1005) からのメッセージ >>
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![]() | Main Action 1 |
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特にありません。 |
![]() | Battle!! |
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![]() ![]() 攻城戦を開始!
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クライ は以下を装備!
【防具】 次元渡りの旅衣( 衣 / 20 / - / - / - ) 【装飾】 碧玉のチョーカー( 装飾 / 20 / - / - / - ) 風の旅人側の前衛がいないため隊列が詰められた! |
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![]() ▼クライの行動!
Critical Hit!! Critical Hit!! ラルフに 786 のダメージ! ▼ラルフの行動!
クライに 199 のダメージ! |
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![]() ▼クライの行動!
ラルフに 715 のダメージ! ▼ラルフの行動!
クライに 178 のダメージ! |
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![]() ▼クライの行動!
Critical Hit!! ラルフに 739 のダメージ! ▼ラルフの行動!
クライに 181 のダメージ! |
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![]() ▼クライの行動!
Critical Hit!! ラルフに 715 のダメージ!
▼ラルフの行動!
クライは攻撃を回避!
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4 CP を獲得! |
![]() | You can advance!! |
ネクターをいくつか預かった。
クライ(1058) は ルリアンナ材 を獲得! クライ(1058) は ラルフ鉱 を獲得!
そう言って、2人は去っていった。 |
![]() | Main Action 2 |
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![]() 特にありません。
![]() [物Lv.10]シルフ を成長させました!(Lv.10→11、CP-10)
![]() 特にありません。
![]() ミクネ(927) からの勧誘に応じ、パーティに加わりました!
![]() 紅色の生命の華が成長し、新たな絆を紡ぐ・・・ CPが 27 増加! |
![]() | Let's Ikki !! |
ミクネ(927) は [平原]広庭 【進攻度1】(好戦度+0) を選択しました! クライ(1058) は攻城エリアを選択しませんでした。 アルコル(1440) は [平原]広庭 【進攻度1】(好戦度+0) を選択しました! ステフ(1465) は [平原]広庭 【進攻度1】(好戦度+0) を選択しました! ![]()
![]() 城門から城までは長い道が続く。 周りはとても広い庭になっていて、手入れもしっかりしている。
色彩豊かな庭園が続く——— |
![]() | Next Battle |
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![]() | Area Message !! |
![]() | Character Data |
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