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No.790 伝説の武器とか好きダカラッ!! | 霧生 氷雨 |
PLの趣味丸出しで申し訳ありません…(汗)。 世界中の神話や伝承、物語に出てくる武器(実在、架空は問わず)への愛を叫ぶためのコミュニティです。 詳細はそのうち追記しますが、コミュ主が好きな武器について不定期に語ることになると思います。 コミュ主の都合で、毎回更新されるかも知れませんし、一ヶ月以上更新されずに放置されたままになるかもしれません。 ■履歴 【第1回】エクスカリバー(Excalibur) 【第2回】カラドボルグ(Caladborg) 【第3回】ゲイボルグ(Gaeborg) 万が一、こんなコミュでも参加したいという奇特な方がいらっしゃったら…大歓迎です! …が、コミュ主の独りよがりのコミュになる可能性が”かなり”高いので、入会の際はご注意下さい。 ------------------------------------------------------------------------------------ 【第4回】ブリューナク(Brionac) 出典:ケルト神話(ダーナ神話) 持ち主:ルー=ラヴァーダ 種類:槍 前回紹介した『ゲイボルグ』の持ち主ク=フーリンのお父様であり、ケルト神話(ダーナ神話)の光の神でもあるルー(ルーク)。 今回ご紹介するのは、ルーの持つ光の槍『ブリューナク』です。 ◆ルー=ラヴァーダについて あるところにキアンという青年がおリ、彼は一頭の魔法の牛の世話をしていました。 ところが、ある日その牛が逃げ出してしまいます。 キアンは牛を追い掛けるために足跡を追っていきますが、フォモール族の住む北の島へと続く海岸線でその足跡は途切れてしまいます。 途方に暮れたキアンの前に、マナナン=マクリールという男が一艘の船と共に現れます。 キアンは、マナナンに北の島まで船に乗せてくれるように頼みますが、代価となるものを何も持っていなかったため、島で手に入れたものを半分渡すことを約束し、フォモール族の住む北の島に渡ります。 キアンの探していた牛は、元々フォモール族の王バロールの持ち物で、元の持ち主のところに帰っていたのでした。 バロールに料理人として雇われたキアンは、牛を取り返す機会を覗っているうちに、島にあるガラスの塔に幽閉されたエフネという女性と出会います。 そして、恋に落ちた二人は結ばれ子供をもうけますが、バロールはそれを知ると怒り狂います。 実はエフネはバロールの娘で、「彼女の息子(=バロールの孫)が将来バロールを倒す」と予言されていたため、ガラスの塔に幽閉されていたのでした。 逃げ出すことを決意したキアンとエフネ(+赤ちゃん)でしたが、バロール追い詰められ絶体絶命のピンチに陥ります。 その時、キアンを島まで船で送ってくれたマナナンが再び現れ、魔術で二人を救い出します。 「島で手に入れたものを半分渡す」と約束していたキアンでしたが、北の島で手に入れたのはエフネ(嫁さん)と息子だけ。 (牛は結局取り返せなかったみたいです…) そこで、キアンは泣く泣く息子をマナナンに預けることにします。 (嫁を渡さなかったのは偉いと思います) マナナンはその子を魔術と剣術に長けた戦士に育てることを約束すると姿を消します。 フォモールの王バロールを倒すことを予言され、海神マナナン(神様だったんですね!)の養子として育てられたキアンとエフネの息子、それこそがダーナ神話の光の神ルーだったのです。 (前置きが長いなぁ…) 成長した彼は、ダーナ神族(トゥアザ・デ・ダナーン(※))の一員となるため、神々の前で自分の能力を売り込みます。 ルーは魔力や知恵など様々な能力を持っていましたが、既にそのような能力を持つ神が他におり形勢は不利でした。 しかし、彼は「では、そのような能力を全て一人(一神)で持っている方はおられますか?」と尋ね、それにより万能の力を持つ神としてダーナ神族の一員に迎えられたのでした。 ルーの全身は常に光り輝いており、眩しすぎるため人間たちはその姿を正視することが出来ませんでした。 それもそのはず、彼が象徴していたのは世界を照らす太陽そのものだったからです。 (※)E-No.491 ファーガス=マク=フィン さんと同じ一族です♪ ◆『ブリューナク』について 名前の語源は『貫くもの』という意味で、成人したルーが養父である海神マナナン=マクリールから譲り受けた魔法の槍です。 余談ですが、マナナンは他にも様々な贈り物をルーに与えており、海の上も駆けるという白馬、陸も海も帆走できる魔法の船、炎を纏い敵を焼き尽くす魔犬、言葉を話すカラス、食べても生き返る魔法の豚(※北欧神話にも似たような生き物がいます)などがそれに当たります。 また、ブリューナクと共に戦場でルーの力となった魔法の剣『フラガラッハ』(英語読みで『アンサラー』)も、マナナンから贈られた物の一つです。 フラガラッハの詳細に関しては、次回にでも…。 ダーナ神族は四つの秘宝を持っており、 魔法の石『リアファル』、魔剣『クラウ・ソラス』、魔法の釜(名称不明?)、光の槍『ブリューナク』 という具合に、ブリューナクは神々の至宝に名を連ねるほどの強力な武器だったのです。 さて、肝心のブリューナクの形状及び威力に関してですが、前回紹介した『ゲイボルグ』と同じく投擲用の槍だったことがまず挙げられます。 ですが、形状は普通の槍ではなく切っ先が5本ある漁師の銛や、農夫の鋤に似たものだったと言われています。 ブリューナクは、ルーの神格であり彼の力でもある太陽の光、そして天空の稲妻を象徴しています。 戦場でルーの手によりブリューナクが投げられると、切っ先が5つに分かれ稲妻の様な光を放ちながら別々の敵を貫きます。 また、ルーが望めば目標がどんな遠いところにあろうと、自動的に目標に向かって飛んでいく(自動追尾システム?)という魔力も込められていました。 そのため、「どんなに遠く離れた敵も逃さない」という意味で、ブリューナクを振るうルーには『長い腕の(ラヴァーダ)』という渾名がつけられました。 これは、どんな遠く離れた場所にも届く太陽の光を象徴しているという意見もあります(主にPLの中で…)。 ところで、ブリューナクは投擲槍ではなく、投石(スリングの弾)であったという説もあります。 スリングによって撃ち出された弾(ブリューナク)が光の軌跡を残して飛ぶことから、それが光の槍のように見え、『槍』と表現されたのではないかという説です。 また、ルーは最終的には予言通り自分の祖父に当たるフォモールの王バロールを倒すことに成功するのですが、その時バロールに止めを刺した武器が、光の槍『ブリューナク』であるという説と、太陽の力が込められた魔弾『タスラム』であるという説があります。 後者(魔弾タスラム)の方がメジャーかな? その辺りの意見や仮説などが様々に混ざって、ブリューナクがスリングの弾であるという説が出てきたのかもしれません。 どの説にもほぼ共通して言えるのが、 ・ルーの武器の名前は『ブリューナク』である。 ・ルーは何かを投げつけてバロールを倒した。 ・ルーの投げる何かは太陽の光を象徴している。 といった点でしょう。 ちなみにPLは、 ・『ブリューナク』は槍 ・バロールを倒したのは魔弾『タスラム』 という説を採っております…。 ◆次回予告 『フラガラッハ(アンサラー)』&『タスラム』の予定でございます。 新たに書くというよりは、今回の追記という形になるかな? ◆『ブリューナク』の登場する作品(一部) ・『False Island』 《ブリューナク》 消費SP:120 修得条件:槍15+投擲21 効果:敵単体 / 光属性(小) ⇒ 火属性(中) ⇒ ( 炎上(?) + 麻痺(?) ) (※)参考:『Sanctuary』さん ・『Wild Arms: The 4th Detonator』 《特務局ブリューナク》 ラムダ・ゼルヴィガーを局長とする、議会騎士団の精鋭組織。 局長ラムダの両翼には「槍」と「盾」が置かれ、局長直下の参事官、 その下にラムダ以外の者では扱えない規格外危険人物「コマンダー」と呼ばれる7人の異能者たちが控えている。 珍しく(?)武器の名前ではなく組織の名前として使われている例。 ・『タクティクスオウガ』 《ブリューナク》 冥界四武具のひとつ。 意志を持ち、自ら敵を貫くと云われる『貫通』を意味する魔槍。 |
コミュニティメッセージ |
ヒサメ(790)からのメッセージ: ヒサメ「>鏡華さん 入会&応援ありがとなッ! ちょっと立て込んでるんで茶も出せんが、どうかゆっくりしてってくれや♪」
ヒサメ「>ゆーじさん
ヒサメ「スマン…更新できなかった(汗)。 ガクリ_| ̄|○」
フォン(287)からのメッセージ:
軍神勇(722)からのメッセージ:
ゆーじ(1605)からのメッセージ:
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コミュニティ参加者 |
参加者 計 6 名
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