薙(69)の口から煙と共に言葉が吐き出される:
第三者面のファニィ嬢と、神妙なテオバルトの旦那を交互に見比べる。 「なんちゅー正反対な。アレだ、テオバルトの旦那の爪の垢でも煎じて飲んどくか?」
「今は辺鄙な遺跡だから良いが、外界じゃ見世物小屋みたいなところに押し込められるからな」 「外で吸える事の方が珍しくて逆に新鮮だぜ」 「ま、隔離部屋と変わり無いこんな喫煙所管理してる俺が言うのもなんだがな」
「尻尾の乾燥ってそんなに時間が掛かるのか?」 「布団じゃないから良いが、寝煙草の癖は危険だぜ?俺も服焦がしてから止めたな」
「痛々しいとか言わんでくれ、外で駄弁りながら煙草吸ってるのはそんなに珍し…… いや、確かにこの御時世となっちゃ奇異の目で見られるか」 そもそも、ずぶ濡れの自分が一番見られてた事に気付いてない。
「俺はダメだなぁ、過去に潜り込んだ所がラインの工場だったんだが……数十分で寝たぜ」>単純作業 「タイムアタックは面白いかも知れんな……あ、だめだ 俺の場合、決めた目標より早くできねぇとイライラしちまう」
「なるほどなぁ、似てるようだけど、在宅の方がある程度信用が要るって事か」 「流石にココまで持ってきてはやれねぇのか?探索した後の寝る前にちょっと、とか」
「最悪だな、幾らレンタルとは言え仕事で使う道具に弁償とか」 「怒られるっつったって、接近戦になったら間違いなくグリップエンドで殴りたくなるよな……」
「幾らちゃんと弾が飛んでく銃だとしても、ジャムったり ちょっとの衝撃で暴発するような危険なブツは勘弁だぜ」
ファニィ(237)からのメッセージ:
「綺麗にナッた! 綺麗にナッた!」 大はしゃぎ。
「火をツケろだナンテそんな──ミンナが見てマスネ、マスタァ」
「……ギャフンならバ何時でも言いマスヨ」
「こんな辺境に来ても避けられナイ分煙の縛り。 まァ突然顔に水をブチ撒けられるよりはイイデスヨネ、きっと。 ……ァ、スプリンクラーは除いテ。彼は平和の使者デス」
Riot(262)からのメッセージ:
「ゆっくりと、どこかズタボロになって背中が煤けてそうな男が近づいてくる。 「あー、マジで死ぬかと思った…。」 疲れたように言うと、手馴れた感じで懐からタバコを取り出し、火をつける。」
「どうやら前回は、間が悪かったみたいだな。その分珍しいものも見れたかもしれないけどな。」 ゆっくりと吸い込み、一息の間の後に煙を吐き出す。 「人間噴水…だったか? 滅多にお目にかかれるモンじゃねーけど。」
「ん、前回はご丁寧に有難うな。まあ、端っこの方でおとなしく吸っているさ。」 「というより、騒動に巻き込まれたくないってのもあるけどな。」 目を伏せ、くくっと笑う。」
「しかし、乾きたいなら乾かしてやろうか?ちょっと大雑把になっちまうけど。」 「まぁ、…多少焦げるかもしれないけどな。」 灰が落ちそうになったので、押し付けて鎮火する。」
「更に煙草を取り出して、火を点ける。 「全く、遺跡外では忙しいぜ…有名どころとの取引もあるくらいだしな。」 「取引とか放り出してたらこのザマだ。弓矢と剣がトラウマだぜ。全く…」
「何処かからRiotを呼ぶ声が聞こえる。 「げ、時間のようだ。もう少し潜ってこようかね。じゃ、また来させて貰うぜ。」 少し乱雑に火を消して、早足に去っていった。」
万年道士テオ(1059)からのメッセージ:
万年道士テオ「ああ、飽きっぽいってのもあるかも知れんな。ずっと吸ってるとたまに普段絶対吸わないような物も吸いたくなるもんだ。」
万年道士テオ「・・・さてと、体が乾くまでここで・・・っと。(木陰でうつらうつら。煙草の煙がゆらゆらと九月の空に昇っていく)」
万年道士テオ「・・・zzz(煙草の火を消して、ひと眠り)」
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