会話の合間合間に、暖かい紅茶を飲み進め
「勘で出来るものなんですか――。…いや、僕は家事については勘も危ういですけど。練習してみるしか無いかなぁ……。
此の島は他の食材もそうですけど、良いお茶の葉が買えるみたいですね。故郷じゃ茶も酒も水で薄めた物ばかりだったので慣れるも何も。」

両掌に包んだ茶杯に視線を落としていたが、鋼の騎士へと引き上げ
「…ですよ、ね。まだ100日すら経ってない事が不思議な位で。毎日色んな事が起こって、良くも悪くも忙しいからそんな感じがするだけなのかも。」
言葉の最後は、半ば以上自分に向けたようだった。
「そう言えば本やドレスが落ちてるって話も有りましたっけ。ちでちをあらう……　…そう、ですね。そう言った争いの数が少ないのは幸いです。」

薬師の笑い声には困った表情を刷いた。
「…美味しくはならないんですか……。元の味を消すために、味が濃くなってしまうのも辛いですけど――　あすこよりマシなら、いつかお願いしたいです。本当に。」

フェンネル(600)からのメッセージ：
ちっこい人形はアーサーに手を振っている。
そして、負けじと……お尻を振っていｒ

フェンネル「フォウトさんが…女中……」

FENNEL「女中というとウサギさんでつか！」

フェンネル「ちょ！どこからそういう知識を！」
ちっこい人形の口を押さえ込んでいる。

チグサ(1889)からのメッセージ：
「何だ、降って欲しくない雪でもあるのかい？　寒いと古傷が痛むとか？」
金雀枝の言葉を聞き咎めた。

フォウトには頷く。
「そうだな、茶や酒は土や水を反映するから。
魔法で楽しちゃ無味乾燥も無理ないか。
……うん、意外だった。（頷く）
冒険者ってのは遺跡に潜ったりキノコ採ったりしてるものだと思ってたよ。」

ケイロンの問いにさてどうだったかと天を睨み。
「あちこち行ったよ、東も西も。
鼻水が凍る寒地にも、目玉が乾く砂漠にも行ったな。
不思議なのは何処に行ったって人は住んでる事だよねぇ。」