「ソニア嬢＞そのペースで、本当に強いのね。」
感心したように微笑みながら古惚けたラベルの瓶に手をのばし―――
「長期熟成モルトのブレンドで原酒はいずれも半世紀近く眠っていたものよ。　これでどう？」

嬉しそうに軽く頭を下げ―――
「雷鼓嬢＞それはどうも。　五感で味わえたら最高でしょ。　見目、注ぐ音に始まり
　味、舌触り、喉ごし、香り・・・どれが欠けても、どれが突出しても纏まらないわ。」

「レティ嬢＞仮装は・・・ちょっとだけ。　気分だけでもハロウィンを楽しみたいと思って。
　ブランデー？　プディングに軽くシナモンを振るならカルヴァドスもあいそうだけど
　好みがあるのよね。　・・・コニャックとどちらが良いかしら？」

小さい塗り盆の上に並んだグラスは3つあり―――
「レド氏＞左から　一番楽しみ時の“にごり”、中央が“新走り”、そして“中頃”。
　その日の気分で選ぶ楽しさを味わえるのもこの季節ならではだと思うわ。」

シー(129)からのメッセージ：
ミニ「気遣いありがたい。貴女のような方のおられるとは良い所に邪魔させてもらったようじゃな。＜神楽殿」

ミニ「すまぬな、好意に甘えて楽しくやらせていただくよ。＜レティ殿」

銀冠の山師ムスヒ(420)からのメッセージ：
銀冠の山師ムスヒ「酒という奴を溶媒として捉えるならば、水に溶けざるものを水を介してしか知覚できぬ味覚へと橋渡しするまっこと不思議な液よのぉ。」

ソニア(959)からのメッセージ：
ソニア「魔物達も強力だからな。不意を突かれればかなり危うくなる。ともなれば、酒もそうそう飲むわけにいかん。やはり店でやるに限るよ。できれば、美人のマスターがいるともっといい。（そう言って、注がれた杯を空にして）＞神楽殿」

ソニア「ふむ、意外だな。まぁ、器用だからといっても料理が出来るとは限らんか。＞レド殿」

雷鼓(1128)から式神が言伝を伝えに来た：
雷鼓「他から見ればくだらねぇだろうけどな、てめぇの拘りを貫く志ってぇのはあたしゃ嫌いじゃねぇぜ（注がれた酒を一気に呑み乾す）」

レティ(1185)からのメッセージ：
「ちょっと気になって調べてみたんですけど、温かいお酒ってけっこうな種類があるみたいですね。
　冷たい飲み方しかしたことのないようなお酒にもホットバージョンがあったりして、
　新しい発見でしたよー。飲み比べてみるのもおもしろそうですね」

レド(1494)からのメッセージ：
レド「薫りか……うん、確かに燗した酒の薫りもいいもんだね。……凍らせた酒ってのはやつがれ経験がないが…どんなもんかね？」

首を傾げつつ、グビリ