白銀の魔導師アス(273)からのメッセージ:
白銀の魔導師アス「あ、そうだ。そろそろバレンタインですし・・・・」
アスは机の上に小箱を置いた。上にはメッセージカードがのっている。
白銀の魔導師アス「どうぞ。受け取ってください。アレフさん。」
アレフ(1028)からのメッセージ:
アレフ「自分にとって一般的でないものは受け入れ難いものですから。自分と異なるカテゴリにあるものを認められない、排除しようとする。人間の性ですかね…というのはちょっと言い過ぎでしょうか(少し苦笑した)。」
アレフ「広義的に捉えればそうなるかと思います。だからといって消化されたりはしないと思いますけど…もし、万が一消化されるとしたら私達は餌ってことになりますね。(<腹の中)」
アレフ「アス、他の生物の腹の中に入ったことがあるんですか? それはそれで珍しい体験のような。<嫌な記憶しか」
アレフ「『平均化』ですか。確かにそんな感じですね…そこまで考えが及びませんでした。流石です。」
アレフ「まぁ、そうなんですが高いものはそれなりの品質があるから高いわけじゃないですか。もちろん判別が付くに越した事はないんですが…量り売りしてるような葉なら間違いなく美味しいかなと思ってます。」
アレフ「品質のブレが少ない、ですか。ダージリンにアルグレイ、オレンジペコーとかその辺のメジャーなものそうでしょうか? いや、その中にも更に種類があるのかな?」
アレフ「アスはPMに薬品作製出来る方がいますし、薬品確保は割りと容易なのでは? 魔術Lv3ならば材料の確保もそれほど難しくなさそうですね。黒い宝石で簡単に出来ますから。」
アレフ「3000ですか、凄いですね! 剣であれ魔石であれ、そこまでの強さを持つと取り扱いも難しそうです。3000と言えば、114の方が大枚叩いて凄い弓矢を作っていたのを思い出しました。」
アレフ「性能発揮制限にひっかかってしまいそうな辺りが残念ですが…これも『平均化』の影響の1つでしょうか。」
アレフ「実際の所、どのくらいのものが作れるのかな…興味ありますね。集めた情報を元に少し計算してみますしょうか。」
アレフ「(紙とペンを取り出し、結構な速度でカリカリと書き始めた)現存する最高の合成士による同種合成限界予測値2190、その合計値による合成後の強さ予測値計算…ろくじゅうごのれいてんはちじょう(喋り方がおかしい) かけるれいてんれいにいよん いってんぜろにいかさん かけるにいいちきゅうぜろのれいてんはちじゅうごじょう よそくちはいちいちななにい ざいりょうよんじゅうを ゆうごうごの よそくちにいいちきゅうさん ごじゅうのゆうごうならば にいよんごうさん…」
アレフ「(我に返り)はっ……、済みません…お恥ずかしい所を…。(顔が少し赤くなった)」
アレフ「ちょ…、ちょっとお待ち下さいね…。(温くなった紅茶をごくごくと飲み干し気を落ち着かせる)」
アレフ「(気を取り直し)ああ、ええと…強化に使う材料次第ですけれど、おそらく2200程度になるのではないかと思います。現存する一番強い高さの魔石が1309ですから個人的には十分かなという気はしますね。」
アレフ「移動式は言葉の綾ですけど、ここに出すのは出来ますね。ほら、こんな感じに…(何故か鴉が炬燵に入っていた)<炬燵」
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