レイナ「さてさていってみましょーＪリーグチーム紹介っ！
今回は　大分トリニータ！
青の下に若き才能が集い頂点を目指すチームだねっ」

レイナ「……なんて、わたしがいうと余りにも手前味噌だけどさっ（にへへ）えー、こほん、気を取り直してっと。チーム創立は1994年。まだまだ若いチームなんだよねぃ。当初は大分ＦＣって名称で県リーグからスタート、僅か２年で全国――そう、ＪＦＬの舞台にまで上り詰めるんだよ。ちなみにこの頃のチーム「愛称」は「大分トリニティ」っていうものだったんだよねぃ」

レイナ「そして１９９９年にＪリーグ加盟、Ｊ２で正式にプロチームとしてのスタートを切るんだよっ　初代監督はノブリン！　そー、現柏レイソル監督の石崎監督だったのさっ　で、このときからチーム名を「トリニティ」って名称の著作権上の都合もあって、「大分トリニータ」に改めたのさっ　1999年は大分にとって、もう一つのスタートの年だったといえるねぃ」

レイナ「ノブリン大分はＪ２加盟初年度からＪ１への昇格争いに参入。でも、それは「勝ち点１の重み」を感じる戦いになるんだよ。1999年のホームでの悲劇「秋天の陽炎」に始まって、2年連続で勝ち点差１の三位での昇格失敗。2001年には序盤の失態からノブリンがチームを去る事になってコバさん……小林監督が次の監督として就任。それでも大混戦の最終節で勝利できなくて、結局６位でシーズンを終了しちゃって……悲願は次の年に持ち越されたんだよ。」

レイナ「――悲願達成は2002年。忘れもしない大宮公園！　昇格を決めたあの試合、あの勝利で、「秋天の陽炎」は完結し、2003年から戦いの場をＪ１に移すことになるの！」

レイナ「2003年はコバさん体制のままでのＪ１トライ。堅守はあれども攻めが通じず、最終節まで残留争いに絡むことになるんだけど、最終節のベガルタ仙台との死闘を乗り越えて残留――わたし、今でもこの試合がチームのターニングポイントだったと思ってるんだよね。あの時残れたから、今でもここにいるんだって。梅田のゴール、絶対に、絶対に忘れられないよ。」

レイナ「2004年はユトレヒトからハン＝ベルガー監督を招聘。マグノ＝アウベスという前線の軸を得たこともあって独特のスタイルを持ったサッカーで話題をさらうけれど、最終順位は１３位。ベルがー監督は、一年でチームを去る事になるんだ。」

レイナ「――ここでマグノについて語っておこうかな。とても熱心なクリスチャンで知られる彼は、パットやリッキー、ウィルといった個性派が多い今までの大分の助っ人選手の中でもエジミウソンと並んで特別な存在なの。「残留するなら、それは大分サポーターの為」、「大分トリニータは死んでいない、大分トリニータはこれからだ――」そして最後の、涙。わたしたちは今もマグノが大分に残してくれたたくさんの事を忘れていないよ。……それはガンバサポにとってもそうかもしれないね。あの京都戦のゴール、そして、今年のナビスコ決勝での献身――……本当に、凄い選手だって思うんだ。」

レイナ「話をチームに戻そー……翌2005年、大分で引退してその後コーチとしてチームに戻ってきた皇甫官が監督を務めてたんだけどチームは低迷。夏の終わりには最下位の足音が聞こえてきて、とうとうファンボの辞任にまで至っちゃうんだ……」

レイナ「でもここで大分に救世主が現れるの。
ブラジルから来た異才の青年監督――ペリクレス＝シャムスカ監督
柔軟な戦術と選手に自信を植え付け、そしてチームを「ファミリー」に変える手腕を持つシャムスカの力で、大分トリニータは息を吹き返すんだ。さっき言ったマグノの言葉が生まれたアウェーの浦和レッズ戦、そしてニガテとしていた鹿島アントラーズ戦と強豪に次々と打ち勝って……チームは残留どころか、台風の目としてJの優勝争いをひっかきまわしたんだよっ　『シャムスカマジック』。こう呼ばれる躍進だったけどシャムスカ監督は「この躍進はわたしのマジックではない。大分マジックと呼んでくれ」ってコメントを残して、サポーターの心までしっかり掴んだの」

レイナ「翌年は功労者のマグノや守護神で「神」とまで呼ばれてた岡中さんがチームを去ったり引退したりしたんだけど、シャムスカ監督の積極的な若手起用で次々と選手が才能を開花。高卒ルーキー時からのチームの生え抜きの大樹――高松選手も大ブレイクして、後半の失速もあったけど最終的には九位でシーズンを終えるんだよっ」

レイナ「でも――今年は苦しい戦いを強いられてるねぃ。兎に角屋台骨に怪我人が多かったのと、強化部がボランチの入れ替えを急ぎすぎた事もあってストレスのたまる試合が続いて……順位もなかなか上向かなかったんだ」

レイナ「でも中断期間に積極的に建て直しを図って、シンゴやホベルトの加入、そして大分の魂を持つブラジル人、エジミウソンの復帰もあってチーム状態は上向きに。まだまだ勝ちきれない試合も多いんだけど、レッズ、ガンバに善戦したり、柏から勝利を奪ったりと内容的には前期と見違えるようになったんだっ　更に言うとシャムスカ監督が我慢で使い続けた森重やわたしたちのムウといった若手の成長、そして周作や大樹の復活、復調も心強いしねっ」

レイナ「今年は我慢の一年と割り切る！　絶対この苦しみは財産になる、来年の飛躍につながるって信じてるんだもの！　だから絶対残留を信じて、わたしたちは応援を続けるんだよっ」

レイナ「チームの特徴としては「若さ」！若手の育成と新人スカウトの上手さががあるかな？　なんて自画自賛（にへへ）……でも最近は助っ人外人の補強でちょっと上手く行かない例が目立ってきてて……ここはなんとかして欲しいんだけどねぃ……」

レイナ「ユースの充実はサポーターとしては嬉しいものがあるかなっ　フクに周作、司、そして今Vファーレンで修行中のハム――梶原君も大分ユースの出身だし、来年は４人もトップに昇格！　小手川クンと清武クンには特に期待してるのさっ」

レイナ「――後は……スポンサー問題の解決だけなんだけどねぃ　胸スポンサー問題はいろーんな、いろーんな事があって、これはもー、本当に……フロントには努力してもらいたい一番のところだねぃ」

レイナ「……さっきも書いたけど、今年一年は我慢して苦しんで経験を積む一年だと思ってるの。エースの風格の出てきた高松、今は怪我の治療に専念してるけど、積極的なプレーが身上の大輔、そして未来の大守護神（って、わたしたちは信じてる）周作――若くてフレッシュなチームが、そしてシャムスカ監督が今年の痛い経験をどう来年につなげるのか、すっごい楽しみだったりするんだよねぃ」

レイナ「青の旋風が、来年Jを席巻することを信じて！　わたしたちは声を枯らすのさってトコで、今回はおしまいっ！」

レイナ「うー、あー、もーほんっとぎりぎり！　お返事タイム行ってみよー！」

レイナ「デストミーさまっ！
相性の悪さって、本とーにどうにかならないのかしら……わたしたちも明日は一番のニガテのお犬様と天皇杯。そろそろ、そーろそろっ！リベンジ達成したいところなんだけどねぃ……」

レイナ「千葉戦はいたいよね……本当に、本当にあと一歩だったのに。わたしたちも鹿島との試合は苦しかったな……」

レイナ「……わたしたち、来週、絶対、ぜーったい大宮に勝つよ。だからサンフも絶対に清水に勝って。一緒に残ろっ、今年の苦しさは全部来年の飛躍につなげるんだから！」

レイナ「ロック！
レッズ、AFCチャンピオンズリーグ決勝進出おめでとー！　ついに、ついにJのチームが決勝への壁を破ったねぃ！　相手はイランの古都イスファハンに君臨するセパハン！　ここで勝って、Jの威信をアジアに示して、おねがいっ！　……テレビ中継、して欲しいな（ふにゃ」

レイナ「さてさて次回予告いっておこー！　次に取り上げるのはアルビレックス新潟！　北の空に舞う大きな翼、一歩一歩頂点へと向っているチームだねぃ、ってコトで、新潟についての色々、待ってるよっ！」

レイナ「あと、追記ー。前言ってたコミュイベントだけど、天皇杯から見で何か出来ないかなって考えてたりー……こりもアイデア絶賛募集、お願いプリーズ？」

デストミー様(886)からのメッセージ：
デストミー様「大分トリニータ――不本意かもしれないが、一番有名なのは『秋天の陽炎』ではあるまいか。金子達仁の代表作のひとつと言っても過言ではないルポは書籍にもなっているので、未読のものは一度目を通すと良いかもしれぬ。我の中の人が、観戦記のひとつの結実と称えているもの。

中の人？

さ、さて。今の大分は降格を競うちょっとアレなライバルなのだが、観客動員といい、先日の広島ＢＡへの大応援団といい、うらやましく思うところはあるなぁ……。
あとは、前田俊介の動向だが……至宝とまで呼ばれた男の身の振りはどうなるのであろう（しみじみ」

デストミー様「さて、明日は天皇杯４回戦・湘南。来週はいよいよ正念場、鬼門・日本平でのエスパルス戦。どうなるのかなー？（遠い目」

レイシー(1258)の言葉にだまされてはいけない：
レイシー「J1優勝争いは決着が付いた感はありますが、残留・昇格争いの方は熱くなってきましたね。特に入れ替え戦行きの16位・3位辺りはまだまだ分からない感じです。」

レイシー「残留争いの方は残り試合の相手と代表関連で広島が不利かと言われていますが、最後の最後で何かが起こるというのが最近のパターンですしね。」

レイシー「大分に関してはレイナさんに任せますね。思う存分語ってくださいな。」

はらぺこのロック(1447)にああ言えばこう言われた：
はらぺこのロック「今日のお題は大分。印象は、やっぱり良い若手が多く育ってるって事ですね。海外挑戦した梅崎は勿論、西川や福元、金崎に森重など将来楽しみな選手ばかりです。」

はらぺこのロック「ところで、最近福元が全然試合に出られていないような気がするんですけど、どうしてなんでしょう？上本あたりを使うよりも全然良いような気がするんですけど。シャムスカ監督もユース時代には結構使っていたイメージがあったんですが・・・調子落としてるんでしょうか？西川と共に日本代表を牽引する器だと思うんですけどね〜。」

はらぺこのロック「広島は・・・どうしてもディフェンスの集中が途切れちゃう瞬間があるんでしょうか。まさか、あの戦力で現在の位置にいるなんて全然予想出来ませんでしたよ。ここから先は気力の勝負。対戦相手は厳しいですけど、決して後ろ向きにならずに信じて前に進むしかないですよね。きっと。＞デストミー様」

はらぺこのロック「ピクシー監督就任の件は正式に無くなったみたいですね。残念なようなそれで良かったような、ちょっと微妙？他サポとしては残念って思いの方が強いかもですね。」