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No.1557 サバスファンクラブ | 敷津少名山之智那 |
サバス。 自己主張用とか、色々どうぞ。 サバスと戦ってる人をコミュ主が観察するかも。 ・・・コミュ活動じゃなくて個人的に。 「ぬうぅ・・・強い、・・・まるでマナでも吸ったような―――」 遠くで見ていたリトルウィザードがゆっくりとサバスに近づく。 「・・・マスター、マスター・・・」 「ご主人様と呼べと言ったはずだッ!」 「ひいぃぃごめんなさぁぁいー!」 全力で逃げ出した後、また戻ってくる。 「それで先生、あの人なんですけどけど。」 「ん?私に酷い事をした奴がどうした。」 「・・・マナの香りがするんです。」 「なんだと・・・?」 サバスが全力でこちらの匂いを嗅ぎ回る。 「・・・微かに香るな、エキュオスの近くを通ったか?」 (G22のイベントを通過した場合「・・・これはまさにマナ!マナの香り!エキュオスと接触したのか!?」) シーンと静まり返る。 「・・・・・・そうか、この島には無知が多いことを忘れていた。ほら、説明してあげなさい。」 「私がですかぁ!?うぅー・・・」 リトルウィザードがポンッと黒板を出して説明を始める。 「えっとですね!エキュオスっていぅ、マナを生み出す生き物が・・・遺跡にマナをばら撒いてるんですっ!」 「それでー、そのマナを別の生き物が吸うと、違う生き物になっちゃったりするんですー!」 無駄に黒板を棒で叩きながら説明が続く。 「それでー、ご主人様はマナで生まれた変な生き物を捕獲しようとしてるんですよー!終わりっ!」 「・・・うむ、そういうことだ。」 脱いだ服を着ながらサバスが頷く。 「君達のおかげでエキュオスがこの周辺に潜伏していることが分かった、感謝するッ!」 リトルウィザードがいそいそと黒板を地面に埋める。 「それでは行くぞ助手よッ!」 「はいはぁーいー!」 そう言うとサバスはその場から走り去っていった・・・ 「この触り心地・・・たまらんッ!けしからーんッ!!」 「くぅッ・・・この私がジャングルの王以外に抱かれるとは・・・ッ!」 「だからどうしてそれを抱くんですかー!私の方がーっじゃなくてーッ!」 広い砂漠の中から声が聞こえる。 近づいてみると、鹿を全力で抱きしめる男と、それを全力で食い止める少女がいた。 「なんで鹿ですかぁ!?ただの動物愛好家に見えますよ!?・・・あれ?それなら別に・・・」 「大丈夫だッ!お前も負けずと劣らず素晴らしいぞッ!!」 「いいぃぃやあぁぁーッ!!」 叫び声がこだまする。 「・・・む?」 男がやっとこちらに気づいた。 「お前は・・・・・・いつかの変態か。何だ、私に何の用だ?」 男は立ち上がり、自分の眉間に親指を強く押しつける。 「あぁー分かった、言わなくていいぞ。天才には分かる。」 鹿を助手に押しつける。 「どれ。王の器かどうか・・・・・・試させてもらおうかッ!!」 「わ、わ、ッわわわわぁぁあぁあぁぁ――――・・・・・・」 助手が大変なことになっているのをよそに、話を続ける。 「実際、あの少女がエキュオスかどうかは―――・・・・・・ん?」 また眉間に親指を強く押しつける。 「お前・・・・・・さりげなく私の憩いの時間を妨害したな。」 サバスが襲いかかってきた! サバスはすぐにむくっと起き上がった。 「・・・・・・マナの香りがぷんぷんするな。」 しかめっ面でこちらをジロッと睨みつける。 「ここで得られる殆どの力は仮初だ、島を出れば失われる。力が無ければ先は目指せんが、力を求めすぎれば理性が吹き飛ぶ。そうならないうちに遺跡を出ることをお薦めしておこう。・・・・・・危険が近い、ということだ。」 表情を緩めて空を見上げる。 「・・・ふむ。・・・・・・臭いのは、別の要因もあったか。すまないが学説も説教も今はやめておこう。グッドラックだ我がファンよ、永久にファンであれ。」 サバスは静かにその場を後にした・・・ |
コミュニティ参加者 |
参加者 計 5 名
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