ゲンザ(2061)からのメッセージ:
ゲンザ「ふっ…ふっかぁ〜っ!」 シロ「『どうした?暫く黙っておって』」 ゲンザ「うむ、何故か世界の強制力が働いて、思うように動けなんだわ」 シロ「『ぬぅ、それは異世界におるお主の分身になんぞあったのかもしれんな』」
ゲンザ「判っておることといえば、「車が大破」という謎のメッセージのみよ」 シロ「『何じゃそれは』」 ゲンザ「わからんが、何故かここ一月は全身に痛みを感じたわぃ」 シロ「『まぁ、分身の方は生きてはいるようじゃの。よくよく運の強い男よ』」 ゲンザ「運が強いなら、そもそもあんな事故は貰わんわぃ!とゆー謎のめっせぇじを今受け取った。(ぴぴっ☆)」
ゲンザ「ともあれ、今日からは正常運転よ。」 シロ「『個別めっせーじは次回から返してゆくからの』」 シロ「『ところで、験座よ。確か、入い…げへんげへん…前には、何やら怪談話をするとか言うてなかったか?』」 ゲンザ「覚えておったか…」
ゲンザ「そうじゃのう。これは、さる独身男子の少し物悲しい怪談話として、ちくと聞いてくれ」 シロ「『うむ』」
ゲンザ「その男、花粉症を患っておってな。春になるといつも鼻をぐずぐずいわせておった」 ゲンザ「じゃが、医学とは日進月歩の代物。今年は「いおん」の力で花粉を「ぶろっく」するという便利な塗り薬が発売されたのよ」 シロ「『ほぅ』」 ゲンザ「さっそく男は少ない小遣いからその薬を買い求めた」
ゲンザ「効果は画期的…とまではいかずとも、「やらないよりはマシ」程度にはあるようじゃった。男は起床とともに毎朝鼻にこの薬を塗るのが日課となったのじゃ」 ゲンザ「しかしある日の朝、恐怖は前触れも無く訪れた」 ゲンザ「朝、寝ぼけ眼で薬箱から例の薬を探し出した男。しかし、男は薬箱の下段にある文具箱を漁っていることに気づかなんだ…」 シロ「『それでどうなった…?』」
ゲンザ「ところで、その例の薬というのがまた100均の瞬間接着剤と外装が瓜二つでな」 ゲンザ「鼻の穴に縫った瞬間、指と花の穴が瞬間的に・・・」 ゲンザ「ギァァァァァアアアア!!!!」 シロ「『って、やかましいわぁっ!(すぺーん☆)』」
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