各種宣言を行なう >> |
探索8日目 基本行動の宣言を確認しました。 「生産行動」の宣言を確認しました。 「遺跡外行動」の宣言を確認しました。 「通常戦」の宣言を確認しました。 「デュエル戦」の宣言を確認しました。 「装備とセリフ」の宣言を確認しました。 |
![]() | Diary |
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――遠くから、あるいは近くから音がする。 ずるずると、 ずるずると、 何かを引き摺る音がする。 ずるずると、 ずるずると、 引き摺る物は死臭がする。 ずるずると、 ずるずると、 引き摺る先には塔がある。 あの塔に柩を運ばなければならない。 奪い返そうとする者から守らなければならない。 それが命令なのだと、それが役目なのだと。 心の奥底に刻み付けられている。 ずっと、最初からずっと、いつも変わらずにそうしてきた。 ずるずると、 ずるずると、 ただひたすらに―――― 遠くから、あるいは近くから音がする。 そよぐ風に木々が葉を小さく震わせ、静かな囁きを耳に届ける。 遺跡を進む冒険者たちの喧騒が聞こえ、どこからともなく人のものとは思えない叫びが響き渡る。 「――――ッ!」 “敵”の声を聞き、沈んでいた意識がすぐさま覚醒する。 しかし、立ち上がろうとした瞬間、頭が痛みと共にぐらりと揺れ、体勢を崩し膝をついてしまった。 頭だけではない。思いっきり殴る蹴るしたせいか、それとも不自然な格好で寝ていたせいか、手足にもじくじくと散漫な痛みがあり、動かしにくい。 明らかに不調である自分の体に、レイキの思考は緊張と焦りで埋め尽くされる。 片膝をついたまま、傍から見れば臆病さをも感じられる大げさな動作で周囲を見回す。だが、目に入るのは近くに立ち並ぶ木々と変わらずに広がる平原だけで、緑色の人影どころか動くモノの姿すら無かった。 それでもしばらくの間見回すことをやめずにいたが、本当に何もいないとわかると、途端に全身を脱力させて仰向けに倒れこんだ。 頭上を覆う枝葉の隙間から陽光が差し込んでいる。 首を動かし視界をずらしてみれば、遺跡の天井―― 外と変わらない青空に、これまた外と変わらない太陽が眩しく輝いているのが見えた。 太陽の位置は空を昇り始めたばかりなのがわかりやすく、ようするに今の時間は朝であるようだった。 「――え、朝?」 レイキが見た最後の空は真っ赤に染まっていた。 「……一晩寝てた、のか」 遺跡内に夜が来るのかは確認できてないが、見た限りでは太陽は外と同じように動いている。まさか夜が訪れず、とんぼ返りするように西から東へ昇るとは考えにくいし、今見える朝陽は記憶にある夕陽とは逆方向の空にある。 それに、どうであろうと長時間寝ていたこと自体は体の調子から明白だ。 仮に夕方から一夜を明かしたとすると、場合によっては十二時間以上気絶していた計算になる。 寝具の上でぐっすりならともかく、硬くごつごつした土の上でこれだけの時間倒れていれば体に悪影響があるのも当然だろう。 「んんっ――」 上体を起こして大きく伸びをすると、軽い音を立ててあちこちの間接が鳴る。 深呼吸することによって、なんだか息と一緒に疲れなども少し出ていった気がして楽になった。 気の抜けた表情でぼんやりと空を見上げる。 どこまでも青い天井にはいくつかの白い雲が見える。薄く広がりもせず、暗く重い雨雲にもならず、ぽっかりと浮かび漂っている。 絵に描いたような雲が散りばめられている様子は、何も知らなければ心を癒すような自然の美しさがあるとも言えた。 ここがどういう所なのか知る者にとっては逆に不自然さを増大させる光景である。 「ほんっとうに、ここは……」 ――ずきり、と頭が痛む。 ファンタジーだなぁ、と続けるはずの言葉は、しかし直前で飲み込まれてしまった。 苦笑を作るはずの顔の筋肉も、やや引きつるだけでそれ以上動くことはない。 なにせ“戦った”のである。 スポーツやゲームのような意味ではない。もっと直接的に殺し合いと言ってしまっていいだろう。 作り話の中にしかいないような存在自体は既に見ていた。だが、それらと触れ合うどころか、いきなり襲われて命の危険に曝されたのである。 もう“ファンタジー”だなんて言葉を使って笑うこともできない。 「あれは……なんだったんだ」 脳裏によぎるのは途切れる記憶の少し前、赤い世界に立つ緑色の人影―― 否、緑色の怪物。 実のところ、レイキにも心当たりがないわけではなかった。 “マナ”と“エキュオス”。 あの怪物を見た時、ふとこれらの単語が頭に浮かんできたのだ。 “マナ”とは遺跡内に満ちる力の源である。この島の遺跡やその中の生物たちを動かしているのも、すべてこのマナによるものだ。 マナは本来動くはずのないモノですら生命を持たせることがある。そんな生物を“エキュオス”と総称する。 ――というような説明を、やはり件の吟遊詩人が冒険者たちにしている。 外部からの刺激があったせいか、魔法陣の時と同じように“過去の自分”が聞いたはずのことをレイキは思い出していた。 マナというものが具体的に何かはわからない。 ようするに、よくわからない不思議な力が遺跡内に溢れており、それに伴ってよくわからない不思議な生物も溢れている、ということだ。 不思議な生物というだけなら、他の冒険者たちにも多く散見される。 つまり、『有無を言わさず襲い掛かってくる』不思議な生物で溢れているというのがより正確な表現となる。 命の危険が、溢れているのだ。 「やらないとやられる、のか」 フィクションでは使い古されてるであろう言葉を口にする。 まさか自分がそれを実践しなければならなくなるとは思わなかった。 いや、その可能性を考えることはできた。剣と魔法の――なんて“お話”ならば、モンスターとの戦闘は常道の展開である。 だが、それは命の危険を考えることでもある。 不思議な力を“実感”してはいても、“覚悟”は出来ていなかったのだ。故に、その可能性から目を逸らしてしまった。 ここから先はそうはいかない。 覚悟をしなければならない。危険と戦う覚悟を。傷つき進む覚悟を。そして、……殺し殺される覚悟を。 ―――― その覚悟を自分はできるのか? 「……できるさ」 できなくとも、してみせる。 そうでないと記憶を取り戻すことなどできない。そうしなければならないのだ、絶対に。 どうしても先に進まねばならない――。 握り締めた拳を空に向かって突き出し、レイキはそう決意した。 「んー……じゃっ、いくかぁっ!」 もう一度伸びをした後、気合を入れるために大きい声を出しながら起き上がる。 今度は体勢を崩すこともなく、しっかりと大地を踏み締めて立つことができた。 上着のポケットに手を入れて、そこにちゃんと地図があることに安堵の息を吐きながら、他の冒険者たちの進行具合を確かめる。 表示されている情報は、昨日の夕方見た時からそれほど大きく変わっていない。 どうやら夜の間に動いた人数は多くなかったらしく、これなら集団の後ろをついて行くのには問題ない。少しだけ急げばいい。 「ん?」 早速出発しようとした時、何かが頭の奥で引っ掛かり足を止めてしまう。 ……何かを忘れてるような……。 そう思いながら辺りを見回すと、ある一本の木の根元で目が止まった。 そこには、そこらの地面にある草より一層深い緑色の草があった。それらの草は生えているのではなく、根っこのない状態である程度纏まって落ちているようだ。 そのすぐ側には淡く発光している小さな石もある。綺麗な色をしており、まるで宝石のようだった。 「これは……」 おぼろげながら記憶がよみがえる。 確かこの木はあの緑色の怪物の頭を叩きつけた木ではなかったか。 間違いない。怪物を倒した後、視界をぼやけさせながらも、怪物の頭が光の粒子になって消える光景はちゃんと確認していた。 この草と石の位置は、怪物の頭が消えた時の位置だ。 石を手に取ってみると不思議と暖かみがあるように感じた。 何なのかはまったくわからないが、とりあえずこれは持っていくことにして、ポケットへと放り込む。モンスターを倒してドロップしたアイテムというやつだ、拾わない選択肢はない。 もう片方の草には、どこか見覚えがあった。 「ちょ、ちょっと待てよ? まさか、まさか――」 背中から提げていた皮袋を下ろす。 この草と似た物を見みかけた場面は二回ある。 一つは昨日の怪物との戦い。最初は髪の毛かと思いもしたが、よく思い返してみればあれは草が頭から生えていたのだ。 その草の色は今目の前のと同じく、怪物の体よりも深く濃い緑色だった。形も同じであるように見える。 もう一つは、遺跡に入る前。 ヌイグルミから聞いた無料配布の食糧(パンくず等の余り物)を貰いに行った時だ。 「うあー……間違いないわ、これ」 布袋から取り出した物も、また緑色。 この布袋は食糧と同じように配布されていたので、ついでに持ってきたものだ。 全体的によれよれでいかにも“お古”という様子ではあるが、穴が空いてたりはしなかったので、手ぶらの自分にはとてもありがたかった。 そして、この布袋に食糧を入れてきたのだが――。 「おいしい草って、あれが元なのかよ……」 配布されていた食糧の中には草(どう見ても雑草)があった。特に名前はないが、この島ではポピュラーな食用草で俗に“おいしい草”と言われてるらしい。 一度試しに食べてみたが、思ったより味は良く、少なくともそこらに生えてる他の草を貪るよりははるかにマシだった。 それが、まさかあんな怪物から採取された物だなんて夢にも思わなかった。 もちろん、怪物が先とは限らないのだ。草がマナによって変異した可能性もある。 ただ、そうだとしても、そうだとわかっていても、今後食べる時にあの姿が思い浮かんで食べにくくなるのは間違いない。 しかし、それでもレイキは落ちてた草を拾って布袋にしまい込んだ。 切実なる食糧事情が贅沢や余裕という言葉を奪い去ってしまっているのである。 「…………行くか」 はあ、と今までにないほど深いため息を吐き、レイキは歩き始めた。 世の中には知らなければ良かったことってあるよなぁ、などと考えながら。
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![]() | Message |
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レド(92)からのメッセージ:![]() レド「まぁ、普通は屋外はあまり経験がない物だろうね? でも、何事も経験だからね…経験は大事だね」 深く深く頷きながら ![]()
以下のキャラクターにメッセージを送りました。
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![]() | 長編日記倶楽部 |
コミュニティメッセージはコミュニティページで確認できます。 |
![]() | NANDEMO許可! |
コミュニティメッセージはコミュニティページで確認できます。 |
![]() | レンタル宣言 |
コミュニティメッセージはコミュニティページで確認できます。 |
![]() | 文章が好き! |
コミュニティメッセージはコミュニティページで確認できます。 |
![]() | チキン。 |
コミュニティメッセージはコミュニティページで確認できます。 |
![]() | Main |
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ルティ(868)からの生産行動を許可しました。 ルノ(713)からの生産行動を許可しました。 ドクター(1912)からの生産行動を許可しました。
ストライキング に技回数を 4 振り分けました!
現在の体調は いい感じ!
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遺跡外
練習試合開始!
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![]() ![]() ナディムは武具に やり を装備! ナディムは防具に 貝の服 を装備! ナディムは自由に ふく を装備!
レイキは武具に 握り込みやすくした石 を装備!
レイキの魔防LV1 |
非接触フェイズ
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[HP]1507/1507 [SP]180/180 ナディムの行動!
ナディムのEVAが上昇! [HP]1598/1598 [SP]211/211 レイキの行動!
レイキのMHPが192上昇!HPが192増加! レイキのATが上昇! レイキのDFが上昇! |
戦闘フェイズ TURN 1
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[HP]1507/1507 [SP]165/180 ナディムの行動!
レイキは攻撃を回避! ナディムはレイキを魅了した!(1) [HP]1790/1790 [SP]181/211 魅了[1] レイキの行動!
ナディムに424のダメージ! [深度減少] 魅了[1→0] レイキは反撃壱式に失敗! |
戦闘フェイズ TURN 2
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[HP]1083/1507 [SP]150/180 ナディムの行動!
クリティカル! レイキに194のダメージ! [HP]1596/1790 [SP]131/211 レイキの行動!
ナディムに492のダメージ! |
戦闘フェイズ TURN 3
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[HP]591/1507 [SP]140/180 ナディムの行動!
レイキに180のダメージ! ナディムの追加行動!
ナディムのHPが42回復! レイキに98のダメージ! ナディムはレイキを魅了した!(1) [HP]1318/1790 [SP]81/211 魅了[1] レイキの行動!
吸血!! ナディムに292のダメージ! レイキのHPが146回復! ナディムのSPを14奪取! レイキの追加行動!
ナディムは攻撃を回避! [深度減少] 魅了[1→0] |
戦闘フェイズ TURN 4
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[HP]341/1507 [SP]76/180 ナディムの行動!
レイキに210のダメージ! レイキのDFが低下! [HP]1254/1790 [SP]40/211 レイキの行動!
ナディムは攻撃を回避! |
戦闘フェイズ TURN 5
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[HP]341/1507 [SP]61/180 ナディムの行動!
クリティカル! レイキに220のダメージ! レイキのDFが低下! ナディムの追加行動!
レイキに217のダメージ! レイキのDFが低下! [HP]817/1790 [SP]35/211 レイキの行動!
ナディムに111のダメージ! ナディムに584のダメージ! ナディムのHITが上昇! ナディムのEVAが上昇! ナディムのSPDが上昇! レイキの追加行動!
ナディムに105のダメージ! ナディムに593のダメージ! ナディムのHITが上昇! ナディムのEVAが上昇! ナディムのSPDが上昇! 天恵によりナディムに追加HP912が与えられた!! ナディムが倒れた!
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戦 闘 終 了 !!
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![]() 戦闘に勝利した! |
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訓練により 魔力 が 15 上昇しました!(能力CP - 11 ) 訓練により 合成 のLVが 1 上昇しました!(生産CP - 12 ) 訓練により 命術 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 6 ) 訓練により 医学 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 7 ) 吹矢 を新たに修得しました!(戦闘CP - 10 )
上位技能 強制合成 を修得しました!
質素な保存食 を買いました。(- 20 PS)
ポーションSP40 を 質素な保存食 に合成し、 青い宝石 に変化させました! おいしい草 を 質素な保存食 に合成し、 赤い枝 に変化させました! ルティ(868)の所持する 質素な保存食 を どうしようもない物体 に合成し、 赤い枝 に変化させました!
ルノ(713)に、 牙 から 尖ったナックルダスター という 格闘 を作製してもらいました。(- 40 PS)
ドクター(1912)に、 巻貝 から 仕込み用衝撃魔石 という 魔石 を作製してもらいました。(- 30 PS)
ルティ(868)に、 青い宝石 を消費して 狸柄のミサンガ に効果付加し、 平穏LV1 を付加してもらいました。 B1F F-20 魔法陣〔シリウス浮ぶ河〕 に移動しました!
F-19 に移動しました!
【合言葉&場所チェック】
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![]() | 声が聞こえる・・・ |
ルー(2200)の声が届いた:![]()
無名(21)の声が届いた:
魅月(259)の声が届いた:
ユー(341)の声が届いた:
ブランシュ(440)の声が届いた:
アスカ(502)の声が届いた:
オセ(515)の声が届いた:
りん(617)の声が届いた:
うた(642)の声が届いた:
真那霞(693)の声が届いた:
月華(778)の声が届いた:
フィー(977)の声が届いた:
ヴァル(1073)の声が届いた:
マッスル親指(1107)の声が届いた:
フレイド(1193)の声が届いた:
メーサ(1318)の声が届いた:
藤九郎(1415)の声が届いた:
しふぉん(1584)の声が届いた:
ランディ(1599)の声が届いた:
アカマルさん(1611)の声が届いた:
メディ(1651)の声が届いた:
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![]() | Next Battle |
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B1F E-16 / 平原
通常戦が発生!
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![]() | Data (第7回 第9回) |
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ENo.2114 柩運守塔 隷鬼 |
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* 単独行動中 * ![]() |
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[PL] Hi-Chi |
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