ロボ子「でも真彩は友達だから特別に許すロボ。悪いのはみんなこのソファロボ！（ガッ！）」

ロボ子「特技があると就職できるロボ？　参考にしたいから勇者さんの特技を教えてほしいロボ！」

おとうさん(648)からのメッセージ：
おとうさん「勇者かぁ。組織でも勇者と戦ったことはまだ無いな」

おとうさん「噂では勇者特急とか、勇者警察とかいたらしいけどね」

醒夢(779)からのメッセージ：
醒夢「武器士に防具士、装飾士は…　住んでいたところにもいたかな…
ハンターに、おいしい草採取人に、冒険者回収業者…？　こ、ここには変わった職業がいっぱいあるんだねえ…」

宝蔵院 栄子(816)からのメッセージ：
その日の偽島ハローワークは、いつもと何かが違っていた。
いつも窓口にいる死んだ魚にそっくりの目をしたスダレ頭の係員が見当たらないのだ。
今日は履歴書を提出すると、窓口に座っている・・・二日酔いか、はたまた月に一度の憂鬱な日であるかのように・・・不機嫌な目をした、仏頂面の女性事務員がこう答えてくれた。

宝蔵院 栄子「今どこも不景気だから、紹介するほどの仕事はないわね。とりあえず遺跡、潜ってきたら？」

見ると、窓口前には、おいしい草やらパンくずやらが無造作にカゴに入っていて「ご自由にどうぞ」の走り書き。
当の女性事務員はデスクのPCの操作に忙しく、取りつく島もない様子だが・・・聞こえてくる音からすると、どうやら三国志１１をプレイ中か。
先ほどまで相手をしていた窓口の前の求職者にちらりと目をやり、彼女はこんな御高説を垂れてくれた。

宝蔵院 栄子「こんなトコ来るヒマあったら、木漏れ日でも行って仕事取ってくれば？」

彼女が一番仕事をしていない？
その通り。まったくもってその通りだ。
本当に、どこの馬鹿が金を出しているのか、誰にも分からない。事業仕分けとか、どうなっているのかも。一切。

宝蔵院 栄子「・・・いや、アタシは自分の会社の社長からちゃんと給料もらってるから。むしろアタシが会社の資金繰りとか全部担当。・・・ならどうしてこの窓口にいるかって、そりゃ、ただの代理よ」

宝蔵院 栄子「いつもの事務員がどこ行ったかなんて知らないわよそんなの。社長と知り合いらしくて、それで『少し出掛けてくるので』って代理を頼まれただけ」