このみ(2298)からのメッセージ:
このみ「兄さん、お疲れ様です」
聖「おう、お疲れ。全員分の食事を準備するのも楽じゃないな」
このみ「その割には嫌そうでもないですよね」
聖「まぁな。料理は嫌いじゃないし、一気に作ると逆に楽だったりするしな。終わった後はこうしてお茶を飲んでノンビリできるし」
このみ「兄さんらしいですね」
聖「そうだな。やってることは変わんないかもな。で?どうした何か悩み事か?」
このみ「えっ……なんで」
聖「左手」
このみ「手?」
聖「俺に相談をする時、左服の袖を握るんだよ。癖みたいなもんだろう」
このみ「……知らなかった」
聖「だろうな。けど小さい頃からずっとだぞ?まぁそれはいいや。んで何かあるのか?」
このみ「あっ、うん。その……聞きたい事が、あって」
聖「聞きたい事?」
このみ「その……に、兄さん」
このみ「兄さんは好きな人っているんですかっ!?」
聖「ゴッフッ!」
このみ「うわっ!きたな……じゃなくて大丈夫ですか!?」
聖「ゴホッ!ゲホッ!き、気管に、ゲホッ!お、お茶ゲホゲホッ!
(しばらくお待ちください)
……ぜぇぜぇ。お、治まった。お前、なんつーことをいきなり聞くかね」
このみ「いや、ちょっと気になって。ほ、ほら!ここって女の人多いし、もしかしたらって……」
聖「にしても突飛すぎるだろ」
このみ「で、どうなんです?気になったりする人とか」
聖「いない」
このみ「即答!?」
聖「俺なんかが選ぶこと事態がおこがましいし、みんな魅力的ではあるがどうもそういう気分にはならないな」
聖「それにお前ともう一人の妹君を放っておくわけにもいかんし」
このみ「……」
聖「まずはお前らが幸せになってからだな、俺は後でのんびりやるさ」
このみ「…………ですか?」
聖「何か言ったか?」
このみ「一緒に、幸せになっちゃダメですか、って聞いたんです」
聖「は?それってどういう意味だ」
このみ「鈍感」
このみ「つまり、私は兄さんの事が――」
ドアが勢い良く開かれた。
このみ「まちなさい!二人とも両手を挙げなさい!挙げないと撃ちますよ!」
聖「なっ!このみが……二人?」
このみ?「もう来たの!?縄でぐるぐる巻きにしておいたのに」
このみ「ふふふ、アセナがたまたま補充で倉庫に来てくれたのが幸運でした。何を企んでるか知りません。ですが聞き出すまでです!」
このみ?「ちぇ、後もう少しだったのになぁ……」
魔女「(黒いリボンを結びながら)人の恋路を邪魔する奴は馬に蹴られて外宇宙へ、ってね」
聖「ま、魔女ちゃん!?」
魔女「ごめんなさいね。でもちょっとした知的探求とおせっかいってやつだから」
魔女「良い事教えてあげるわ、このちゃん。ひーくんは貴女の幸せを第一に考えてるだって」
このみ「なっ!?」
魔女「後、チャンスは十二分にあるわよ、愛され妹さん。じゃあ私は用事があるのでこの辺で、ちゃお♪」
このみ「……チャンス」
このみ「はっ!ボーっとしてる場合じゃなかった!ま、まちなさーい!」
聖だけがポツンと取り残された。
聖「まったく。手のかかる妹がもう一人増えたみたいだな。……楽しそうでなによりだけどな」
魔女「何だかレスポンスが溜まってそうだから一気にいくわね」
>メイド 罰ゲームの格好を嘆き、早く終わることを願うメイドに清々しい笑顔を浮かべに肩にぽんと手を置いた。
魔女「いつまでも。というか私たちが飽きるまでいこーる永久」
>たっきー 魔女「大人のエスカレーター駆け上がっちゃえば良いわよ。後処分する時は周りに気をつけてね。ぐっとらっく!」
>メル 魔女「そう言えばここでは初めてかしらね、ゆっくりしていってちょうだい」
>なきーる 魔女「久々の降臨で相変わらずの出鱈目っぷりねぇ」
魔女「ほどほどにしておきなさいね。食材が可哀想だから。……何か間違った事言った?」
>シルキィ&ゼイル 魔女「まぁ、なかなか点火までが難しそうな二人ではあるけど……」
魔女「燃えちゃえば一気に、っぽいけどね」
魔女「あー、ゼイルくん。個人の趣味に口出す気はないけど、事件になることは私たちの目の届かないところでやってねケダモノー」
魔女「もし捕まって取材が来たらこう言っておくわね『何時かやると思ってました』ってね」
滝(1213)からのメッセージ:
滝「す、す、す、すりこぎって何だっぴ!?」
滝「はっ、気付いたっぴ! 『アニョハセヨー』な国で焼肉のことをそれっぽく言ってた気がするっぴ! 流石はオイラ、天才だっぴ!!」
滝「焼くっぴー!! 全部まるごと焼くっぴー!!!!」
聖歌隊見習いメル(1712)からのメッセージ:
聖歌隊見習いメル「>ショルトさん あら〜!じゃあこのプリンは食べていいってことですかね〜?」
聖歌隊見習いメル「う〜ん、プリン美味しいです〜♪」
泣き虫魔剣士トーネ(2068)の涼やかな声が届いた:
ゼイル「……やっと飴が解けきった。本当に今回ばかりは死ぬかと思ったぞ。 しかし…どうしてこうなった…?」
泣き虫魔剣士トーネ「う〜ん…日頃の行いが悪いから?」
ゼイル「どういう解釈をしたらそうなるんだ…。明らかに人の意志が介在しとるわ! むしろお前が、一番嬉々として手伝っていたように見えたのだが…」
泣き虫魔剣士トーネ「もーやだぁー、気のせいだってー♪ なきーるさんがどうしても作りたいって言うから、協力しただけだってばー」
ゼイル「それだけ楽しそうに言っている時点で、隠す気無いだろお前…。 あと、シルキィ…お前はもう少し加減ができんのか…? 顔がどこぞのパン男のようにこんがり焼けるかと思ったぞ…」
シルキィ「うっさいバカゼイル兄ぃ! あれでもおさえたもんっ! ケーキがこげこげ〜ってしたらおいしくないの〜」
ゼイル「おい…俺の心配は…」
泣き虫魔剣士トーネ「それじゃお菓子の家、早くみんなで食べようよ!」
泣き虫魔剣士トーネ「……それにほら、さっさと全部食べちゃえば、ゼイルも動けるようになるでしょ?」
ゼイル「トーネ…」
泣き虫魔剣士トーネ「……」
泣き虫魔剣士トーネ「……あー、でも一気に食べちゃうのはちょっと勿体無いなぁ。 何日かに分けて食べようっと♪」
ゼイル「……って、おいいいいぃぃぃぃぃ!! ちょっと待て、ほんとにこのまま放置なのかっ!? 飯はっ!? トイレはっ!? 俺を待っている美女た……(フェードアウト)」
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