エニシダ「（空を見上げ）しかし雨が激しいな。これは気をつけておかないとな……。」

エニシダ「言いたい奴には言わせておけばいい、と頭ではわかっていても、中々な。＜ソニア
平気なようで、じわじわと来る。
まあ、あんたはそれをはね除ける力と胆を備えているものな。」

フォウト(586)からのメッセージ：
フォウト「（丘陵地帯を飛ぶ蜻蛉を横目で見やり）……おや、もうそんな気候ですか……
温かいものが欲しくなる季節も、そう遠くは無さそうです。」

フォウト「（紅茶を煎れながら、アーサーの言葉に目を伏せた）
……確かにこの島は、世間から見れば胡乱な者がかなりの割合で集うようです。
故に楽園のような場所でもあるのですが……少々ひっかかるところがなきにしもあらずですね。」

ケイロン(1069)からのメッセージ：
アーサーの笑顔に応え。
「種族が多過ぎるからな、此処は。一々過剰に気を遣っても居られまい。
其れが過ごし易くも有る。同感だよ。」

「街に安んずる事の出来ない者も、何れ自分の“街”を見つけるモノさ。
自分を受け入れてくれる場所を。俺は此の島でそう考える様に成ったよ。」

ソニアの笑みに居住いを正し。
「ああ……どうしようも無い。故にこそ自らの其れが、常識には異常と知って措かねばならん。
――然し。俺は謂わば戦いの為に造られた兵器だが、貴女は生物として命を受けた者だ。
なのに戦の感覚を共有出来るとは、不思議な気がするな。フフ。」

「否、エゼさんのエロスは迷惑と云う訳でも無いさ。心和む一幕だ。
……俺が男で、当事者には成らんから気楽に云えるのやも知れんがね。」