干し紐の反対側、
離れた場所に居る猛獣使いへと大きく手を振って感謝の意を表した

「それじゃ、ツァンタちゃん。お手伝いお願いしますね！」

ぬいぐるみの重みで垂れている紐を投げ、木の上へと通す
木の枝を経由して垂れてきた紐を仔竜が下に引っ張っている。緩んだ隙にヤヨイは結び目を作った
結び目は絡まることなく紐の上を滑っていくと、木の枝に着いてから締まり、そこが解け難い硬い結びへと変わった

「……よしっと。こちらは大丈夫です！
　手が空いた時にでも引っ張って貰えると助かります！」

「ツァンタちゃんありがとうねっ
　私の方はもう大丈夫です！」

バジル(973)からのメッセージ：
ツァンタ「ギャッ！」
バジル「ああ。洗濯はみんなでたすけあいだ。俺の準備はばんたんだぞ。
　　　　　ヤヨイがやりやすいように、こえをかけてくれ。いつでも、てつだえるぞ。」
（遠くから届く声はいつもよりも張っている様だが、変わらず淡々とした猛獣使いは手を挙げた！）

バジル「………む。すごくさむくなったから、遺跡の中でも毛布がほしい。
　　　　　かるくてもちはこびが大変じゃないやつがよいけれど、洗濯するのが大変だろうか。」