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探索48日目 基本行動の宣言を確認しました。 「取引行動」の宣言を確認しました。 「生産行動」の宣言を確認しました。 「遺跡外行動」の宣言を確認しました。 「対集団メッセ」の宣言を確認しました。 「闘技大会」の宣言を確認しました。 「装備とセリフ」の宣言を確認しました。 「キャラクター」の宣言を確認しました。 |
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==== 白い砂浜の上で、眼を覚ました。 見上げればどこまでも抜けるような、高い青い空。絵に描いたように、いやに輪郭のくっきりした雲。 広すぎて円形に歪んだ青のど真ん中をぶち抜いて輝いている太陽は、まるで空に開いた大穴みたいに見えた。 ここは、憶えがあった。 以前、オレは、こんな場所でこうして倒れていたことがある。 でも、それがいつ頃の事かを思い出す前に、砂に投げ出した手が小さな固い物に触れた。 思わず目線を向け、拾い上げてみる。何かの破片だ。砕けたガラス瓶かなにかだろうか。 砂に洗われたのか、歪んだ丸みを帯びて,一部は泡立ったように白く濁っていた。 そのまま何気なく見ていると、不意に胸が痛くなった。 慌てて立ち上がり、オレは周囲を片っ端から調べた。熱い砂の上を這い回って、中に埋まった手につくものを洗いざらい掴み上げた。 でも、殆どは、オレが触れた瞬間に形を無くした。 オレが壊してしまったのか、それとも最初から壊れてたのか、わからなかった。 そのまま延々と、砂の中を歩いた。 周囲は静まり返っていて、風の音すらもなかった。 ここを離れよう。 こんな場所にはもう、いたくない。 眼を凝らして、次の『道』を探した。 でも、見当たらなかった。 その代わりに見つかったのは、遠くに立っている高い塔だった。 鈍い銀色と灰色に輝いている、少し曲線を描いた大きな柱。 それが平坦な地平線を縦に割るように、上天に向かって聳え立っている。 空に砂漠に、灰色の、どでかい一本の線。 それはまるで、空に突き出した剣みたいだと思った。 これを作った連中は、きっと、空によっぽど恨みでもあったんだろう。 あの遠く離れた、絶対に届かない高い場所から何もかもただ見ているだけの空に。 いい加減愛想をつかして、こっちから直接出向いてやろうとでもしたんだろうか。 自分で石を積んで、道を作って。そうやって一段一段距離を詰めながら、空に乗り込んでいくつもりだったんだろうか。 その気持ちは、わかるような気がする。 空は必ず見ていてくれている。そして、いつだって見ているだけなんだ。 ==== 小町が目を覚ましたその夜に、オッサンは宿に戻った。 サイツェさんの力添えもあって、無事三人で再会出来たオレ達は、その日の夜のうちにお互いのことをすべて話した。 どうやって逃げて来たかの詳細。小町の事も、目的も。そしてオレ自身のした事も。 上手く説明出来たかどうかはわからない。けれどオッサンは、以前オレが打ち明けた時と同じようにオレや小町の話をしっかりと聞いてくれた。 そして、「ワシにはなんやようわからん」と、一言で片付けてしまったのだ。 でも、オレは知ってた。それがオッサンにとって、どれほどの意味がある言葉かを。 それは、受け入れてくれたって事だ。 オッサンは、先入観も屈託もなくどんなものでも鷹揚に受け入れて、そして決して、否定しない。 オレは何度も、オッサンのその目線や言葉に助けられて来たか分からない。 だから、小町も、きっと同じようなことを感じてくれているとオレは思う。 オレ達は話しに話し、最後は景気付けにと飲み食いまでして、長い一夜が明けて見れば。 小町もオッサンもオレも、結局今まで通りだった。 分かった事、明らかになった事はみんな何もかも過去の事で、今のオレ達がどうこう変わったって訳じゃない。 過去を、経験や情報を知れば、それだけ理解を深める手助けをしてくれる。けれど、肝心なのは今どうしているかで、それを決めるのは自分自身だった。過去もまた、判断材料のひとつであり、決して今を縛り付けたりはしないのだ。まさに、オッサンの言葉通りだった。 そしてその後、オレ達は『先』に進むことを──地下四階層のさらに奥を目指すことを決めた。 疲れが抜けてなかった上に、昨夜騒ぎ過ぎたのと相まって、翌朝のオレの体調は正直微妙だった。 寝不足の頭を抱えて顔を洗っていると、後ろから声を掛けられた。 「むし、ようやっと起きたんかい」 「あーオッサンか…って、あれ?」顔を拭いきつつ振り帰ると、巨体の後ろからひょこっと淡緑の頭が覗いた。 「小町じゃねえか、どうした?」 「ん、ああ、なんやオノレに話がある言うてな」 「むし殿、おはようでございます」 オレの前に立つと、小町はそう言って微笑んだ。いつも通りの笑顔だった。 元気そうな様子を見て正直ホッとしたけど、まだ油断できないと表情を引き締める。 「小町、あんま無理するなよ?出立は明日なんだし、まだゆっくり寝てていいんだぜ。 話があるなら、オレの方からおめえんとこ行くって」 「大丈夫でありますよ。それに、ふわ殿もご同席された方がいいですし」 そう言って、小町はオッサンの背を押すように、オレ達の部屋へ入って来た。 改まって話と言うんだから、一体どんなものかと思っていたものの、内容はいわゆる『次の探索』に向けての作戦会議だった。 基本は昨夜の内容の確認だけれど、昨夜は経緯が経緯だったので、細かな調整がまだだ。 それに、小町が気になったのは、オレの事だった。 先の戦いで敗走した要因にもなった、何故『オレが敵を認識出来なかった』かを、調べたいんだと。 「そういやオノレ、全然見えん言うてたな。小町はどうやった?」 オッサンはふーむと唸りながら、寝台に腰掛けた小町に視線を向ける。 すると小町は、申し訳無さそうに視線を下げた。 「…正直、憶えがないのであります。真っ先に倒れてしまいましたし…」 となると、あの状態ではオッサンは唯一『見えて』いたって事になる。 だから立ち回りも普通だったし、殿も任せられた。 オッサンが言うには、厄介な相手ではあったけど、決してやり合えない相手じゃないと感じていたそうだ。 「まあ確かに、あそこに出て来た連中はなんちゅうか…幽霊、みたいなモンやったわ。 人の気持ちん中に潜んどるような、怨念だの煩悩だの、そんなモンが形んなったような類のな」 「でもよ、そういうのはこれまでもあの遺跡にゃ出て来たぜ? 腐りかけた仏さんだ火の玉だ、デケえ髑髏だってそうだし。それに…」 言いかけて、オレは思わず口を噤んだ。何か引っかかる。 認識出来ない、視界や感覚、いろんなものが正常に機能しない状態には、憶えがあった。 確か、あの─── 「そうだ。例の…『造られし』だかなんだかん時と同じだ」 オレの呟きに、小町は我が意を得たって感じで頷いた。 「あん時は、オノレ自身がおかしくなっとったが…それと似たようなモンかい?」 「おそらく、むし殿に知覚できない何かを相手が持っている、あるいは…」 考え込んでしまった小町を見下ろし、オッサンは腕を組む。 「でも、二度目は勝てたやないか。むしだって、えらい勢いで立ち回っとったやろ」 「それは…」言いかけて、ちょっと躊躇ってから、オレは首を振った。 昨晩、ちゃんと話したはずじゃないか。なら、正直に答えるべきだ。 それに第一、この問題はしっかり突き止めておかないと探索の成否が危くなる。また、小町をあんな酷い目に遭わせる訳にはいかないのだ。 「あん時戦ってたのは、オレの身体だけだ。オレ自身は外に出て、遠くから動かしてたんだよ」 オッサンは首を捻りつつ、オレに向き直った。 「オノレの離れ癖は知っとるが…いまいちピンと来んわ。 要するにオノレは、上にある言うモンの方に生霊飛ばしとんやろ。 そうやるとおかしくもならんし、物がよう見えたりするっちゅう事か」 「そ、…そういう…モンなのかなあ?」 それはあまりに乱暴な要約だったけど、ある意味当たってるのかも知れない。 「だとすりゃ、オノレ、無理して身体に入っとる事はないんやないか?」 「って、そんなに簡単に言うなよ!」オレは素っ頓狂な声を上げた。「『出て』る間だっていろいろ面倒だし、負担も掛かるし、だいいちその…なんつうか…」 「ハッキリせえ」 「その、やっぱ寂しいじゃねえかよ。なんかこう…仲間はずれみてえで…」 オレの答えにオッサンは一寸眉を広げてから、大声で笑った。 「笑ってんじゃねえよっ」 「なに、まったく相変わらずや思うてな。あくまで立ち回りん時だけの話や」 確かにオッサンの言う通りではある。 ものを見る事も身体を動かす事も、今となっては身体から離れた状態のほうがより自然に動かせるのは事実だ。 それでもこの身体に、ここに留まっていたいというのは、オレ自身の拘りでしかない。 「…むし殿、その事で、お話があります」 ずっと黙っていた小町が、何かを決心したように顔を上げ、オレを見た。 その目線の深さに、オレは思わずたじろいだ。 心の奥底を覗き込むような緑の色に、以前ここでオレを見つめたクロさんの眼を思い出す。 似ていると思った。でも、同時に少し違う。 機械のひとの眼差しであるそれは真っすぐでひたむきで、そして、力強く、優しかった。 それは以前こんな風にオレを見つめた、オッサンの目と何も変わらなかった。 オレは目を逸らさず、まっすぐに見返した。「なんだ?」 小町は頷くと、懐に仕舞っていた金属片を取り出した。 「お預りしていたこの『環』を、お返しします」 それは以前、オレが預けたものだった。 自分が身体から離れることが分かった時。どこに行ってもこれを目印に戻って来れるように。 それは何の根拠もない、単なる気休め。あるいは、願掛けみたいなものだった。 「これはむし殿が本来持つべきものです。むし殿のために形作られた大事な『道具』であります。 ふわ殿にお預けした環と一緒に、次の探索では…もう一度これを完全な形で使いこなして欲しいのです」 小町はそう言って、オレの手に環をそっと握らせた。 手に馴染む。金属の重さすら感じさせない、まさに身体の一部のような感触にオレは一瞬唇を結ぶ。 最初に首の環が外れた時から。 オレは今まで、これを体のいい逃げ道としてしか使って来れなかった。 でも、今なら分かる。これはオレと『あいつ』を繋いでいる糸、それを制御する鍵だ。 もう二度と逃げるまいとオレはこれを預けた。だけど、それ自体が逃げでしかなかったんだ。 人の生み出す機械を、『道具』を、よりよいものへ。 小町の言葉を思い返しながら、オレは頷き、手の中の環をしっかりと握りしめた。 「…わかった」 ==47==
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![]() | Message |
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【パーティメッセージ】![]() 考える事をやめてもうてもエエんやろうけど、この辺は性分やな。 ソコソコ年食うてくると、自分の生きた足跡が気になるもんや。」 ![]() 二度、三度と生き方変えてもうてると、なかなか形には残らん。 それが無駄かっちゅうと、そうとも言えん。考えれば難しいもんやな。」
以下のキャラクターにメッセージを送りました。
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![]() | 長編日記倶楽部 |
コミュニティメッセージはコミュニティページで確認できます。 |
![]() | 偽島超人タッグトーナメント(肉) |
コミュニティメッセージはコミュニティページで確認できます。 |
![]() | 17TATPKW集積層 |
コミュニティメッセージはコミュニティページで確認できます。 |
![]() | なびけ!布のなにか |
コミュニティメッセージはコミュニティページで確認できます。 |
![]() | 高速戦闘コミュ「Speed Eater」 |
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![]() | 自キャラが絶対言わない事を言わせるコミュ |
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![]() | NANDEMO許可! |
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![]() | レンタル宣言 |
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![]() | 実戦心理学研究所 |
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![]() | 絵を描くのがだいすき |
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![]() | 偽島マッチメーカー |
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![]() | Main |
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追加アイコンを 3 増やしました!
ハカ(199)からの生産行動を許可しました。 ふわさくら(282)に連れてってもらいました!
サモン・ダーククラウド に技回数を 3 振り分けました!
小町(84)から 青魔法石 を受け取りました。
現在の体調は いい感じ!
武具に P-8”DN/D-Crescent” を装備!
【第50回更新からの闘技大会参加メンバー】 闘 技 大 会 に参加中です!
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訓練により 竜巻旋風 のLVが 1 上昇しました!(上位CP - 26 ) 訓練により 竜巻旋風 のLVが 1 上昇しました!(上位CP - 27 ) 訓練により 体格 が 33 上昇しました!(能力CP - 57 ) 訓練により 竜巻旋風 のLVが 1 上昇しました!(上位CP - 28 ) 訓練により 竜巻旋風 のLVが 1 上昇しました!(上位CP - 29 ) 訓練により 体格 が 34 上昇しました!(能力CP - 61 ) 訓練により 魔力 が 22 上昇しました!(能力CP - 31 ) 訓練により 魔力 が 23 上昇しました!(能力CP - 33 )
技 スプレッドイーグル を修得しました!
小町(84)に 2000 PS 渡しました。
メリュ(1450)から 2000 PS 受け取りました。
駄無(2084)から 1010 PS 受け取りました。
ふわさくら(282)から 白魔法石 を受け取りました。
メリュ(1450)に 赤魔法石 を渡しました。
簡単な保存食 を買いました。(- 40 PS)
ハナ と アキ(1398)に、 SAGAIA を P-3”DN/King Fossile” に強制合成し、 白い枝 に変化させてもらいました!
ハカ(199)に、 白檀 から P-9”DN/Risk-Storage” という 鞭 を作製してもらいました。(- 380 PS)
駄石 から PROCO という 防具 を作製しました。(- 20 PS) 駄石 から TIAT という 装飾 を作製しました。(- 20 PS)
ふわさくら(282)に、 簡単な保存食 を料理してもらい、 茄子の山葵漬け を受け取りました。
小町(84)の所持する 結晶 を消費して 手刀・飛翔白麗 に効果付加し、 吸収LV3 の付加に成功しました。 B4F D-16 魔法陣〔谷間〕 に移動しました!
D-15 に移動しました!
【合言葉&場所チェック】
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![]() | 声が聞こえる・・・ |
動像使いユーキ(1459)の声が届いた:![]()
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![]() 樹を慎重に調べると、樹の内部への隠し扉を発見した! 扉を開け中に入ると、目が回るほどの長い螺旋階段が上層へと続いていた。
くるくるくるくる ぐるぐるぐるぐる ・・・・・・
B3F D-13 に強制移動!
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![]() | Next Battle |
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B3F D-13 / 下り階段
通常戦が発生!
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![]() | Data (第47回 第49回) |
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ENo.389 S-C64=”ED/Pharos” |
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ENo.84 小町 ![]() ![]() ![]() ENo.282 不破桜 力王 |
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[PL] あな |
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