各種宣言を行なう >> |
探索9日目 基本行動の宣言を確認しました。 「取引行動」の宣言を確認しました。 「生産行動」の宣言を確認しました。 「遺跡外行動」の宣言を確認しました。 |
![]() | Diary |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
遺跡の外は意外と広い。 冒険者たちが集まる場所の他にも森や平原が広がっていて、そこだけ見ると遺跡の中なのか外なのか判断に困ることもある。 私は遺跡の外でも探索を続けていた。とはいっても宝を探していたわけではない。私を捨てたあの冒険者を見つけるためだ。どこを探せばいいのかも皆目見当が付かないからしらみつぶしのように辺り一面を歩いて探して、そして当然のように収穫はゼロだった。 「…………」 もう彼女はこの島にはいないのかも知れないと思う。今までもその可能性を考えなかったわけではない。けれどそんなことを考え出したら、私のこのやり場のない気持ちはどうすればいいのだろう? くう。 そんなことを考えていると、自分のお腹から奇妙な音が聞こえた。 これも不思議なことだった。以前遺跡の中に住んでいたときには、お腹が鳴るなんてことはなかったし、何も食べなくても不都合はなかった。 けれど、おそらく彼女に連れられるようになってからだろう。お腹が空くようになっていたのだった。 正直なところ、単に面倒なだけで良いことは何もない、と思う。食べ物は意外とお金がかかるし、食べる時間も無駄に思える。 きゅー。 けれど、現実としてお腹が空いてくると、気持ちは滅入ってくるし、身体に力が入らなくなってくるのだから仕方ない。 今の手持ちに食べられる物はない。どうせ街で帰るからと、古くなった食材は捨ててしまっていた。 私はふらふらと街へ歩き出した。きゅるきゅると音を立てるお腹を抱えて。 どうにかこうにか街にたどり着いた頃には、お腹が立てる不平不満の音はかなりの大きさになっていた。 食べ物がもらえる場所はどこだっただろうか。いい加減お腹が減りすぎて疲れた私は道ばたに座り込んでしまっていた。 地面を見つめても空腹は無くならない。きゅう、くるるー、とお腹は盛んに食べ物をよこせと訴えている。 「あれ? 迷子かしら」 人間の声に顔を上げると、そこには短めの髪の女性が私をのぞき込んでいた。道ばたでしゃがみ込んでいる姿が気になったのだろうか。 「どうしたのー?」 尋ねる声に口を開こうとした瞬間。 きゅるるる〜ぅぅ〜…… ひときわ大きなお腹の音が鳴り響いた。 そして、彼女と私の間には気まずい沈黙が流れたのだった。 そして何故か私はテーブルに着かされていた。 身よりもなく道ばたにしゃがんでいる私を不憫にでも思ったのだろう、彼女はご飯を食べさせてくれると言った。料理は仕事のうちなのだそうだ。 そういえば遺跡の中でも外でも、料理を求める冒険者がいたことを思い出す。私は普通に草を食べるだけで満足だったから気にしていなかったが。 『私は香奈っていうの。あなたは?』 聞かれて私は戸惑った。自分の名前など無い。 ……正確には、私の主人だった女性が付けてくれた名前はあった。けれど、それは思い出すだけでも辛いから、言いたくない。 私の沈黙を言いたくないのだと受け取ったのか、彼女はそれ以上何も言わなかった。少し申し訳ない気もしたが、こちらから切り出すこともできずに私は座っていることしかできなかった。 「できたよ。どうぞー」 香奈が二つの皿に盛った料理をテーブルに置いた。野菜を炒めた料理のようだった。そのあと、白いものをお椀に盛って持ってくる。初めて見る料理だったので、私はじっとそれを見つめた。 「あ、ごはんを見るのは初めてなのかな?」 聞かれて、こくんと頷く。 「食べてみて。美味しいから」 言われるまま、手で食べようとすると、慌てた様子で止められた。 「あ、スプーン持ってくるよ! お箸は使えないのね」 言われてよく見ると、細い木の棒が二本、手元に置いてあった。これがおはしというものらしい。もちろんどうやって使うかは分からない。 持ち上げてためつすがめつ見ていると、香奈がスプーンを持ってきて、私に差し出した。 受け取って、じっと見つめる。どうやら丸くなっている方ですくえばいいらしい。ぐっと握ってごはんに突き刺すと、以外と柔らかい手応えで中にめり込む。そのまますくうと白い湯気を立てる固まりが持ち上げられた。 それを口へと運ぶ。 「……おいし」 暖かくて美味しかった。 続いて野菜の炒め物を食べる。少し辛くて、丁度ご飯が欲しくなる。我知らずご飯を頬張る。あったかい。 香奈はにこにこと私を見ている。 なんだろう。いつもの、草をそのまま食べているのとは違う感覚だった。 「おかわりもあるよー?」 そんなことを言いながら自分も食べ始める香奈を見ながら、私はたまにはこんなのもいいのかな、と思っていた。 ふと思い出しそうになる、昔の感覚を抑えながら。 そして翌日、私はまた遺跡へと向かっていた。 片手には香奈が持たせてくれたおべんとう。こんなものを持つのは初めてだった。 頑張らないと、と思う。 それから、いつか。彼女にお返しが出来ればいいな。
|
![]() | Message |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
メッセージはありません。
今日はメッセージを送っていません。
|
![]() | Main |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
香奈(137)からの生産行動を許可しました。
チャーム に技回数を 2 振り分けました!
ItemNo.7 おいしい草 を捨てました。
おいしい草 を食べました。
|
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
訓練により 魅惑 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 10 ) 訓練により 魅惑 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 11 ) 訓練により 魅惑 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 12 ) 訓練により 魅惑 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 13 ) 訓練により 魅惑 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 14 ) 訓練により 魅力 が 20 上昇しました!(能力CP - 17 ) 訓練により 魅力 が 21 上昇しました!(能力CP - 19 ) 訓練により 魅力 が 22 上昇しました!(能力CP - 21 )
うめ&わん太(49)に 130 PS 渡しました。
ラティ(163)から 銀細工のキーホルダー+1 を受け取りました。
質素な保存食 を買いました。(- 20 PS)
香奈(137)に、 質素な保存食 を料理してもらい、 とっておきのおべんとう を受け取りました。 偽妖精 を解放してあげました。 牙蜥蜴 をペットにしました! B1F N-23 魔法陣〔波打ち際〕 に移動しました!
N-22 に移動しました!
【合言葉&場所チェック】
|
![]() 道端に何かが落ちている。 少女は おにく50 を入手!
|
![]() | Next Battle |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
B1F N-19 / 床
通常戦が発生!
|
![]() | Data (第47回 第49回) |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
ENo.1420 少女 |
各種宣言を行なう >> |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
![]()
ENo.2179 月下部水郁 ![]() |
![]()
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
![]() |
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
![]() |
![]()
![]()
|
[PL] 損失弾性率 |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |