静かに頷くとグラスに液体を注ぎ―――
「ミニ嬢＞柔らかさと・・・ほんのり甘みも感じられるかもしれないわ。
　だから・・・チーズにローストしたアーモンドとクルミを添えて。　どうぞ。」

「ソニア嬢＞はっきりしてるあたり階級社会であることを再認識させられるわ。
　士気も気にしなければならないし、屈強揃いの中で下を宥めるのは一苦労でしょうね。」

「レティ嬢＞そうね。　知らないでは済まされないこともあるかもしれない。
　でも観光旅行ではないのだから念入りに下調べをするほうが珍しいとも思うの。
　余程危険な場所でなければね。」

「レド氏＞ええ、梅酒に。　サイズも手頃で、とても良い香りよ。
　去年はあっという間になくなってしまったから今年は少し多めに漬けようと思って。
　フォークで刺す人もいるらしいけど私はスライサーで頭とお尻を少し削るの。」
洗った青梅を一粒一粒摘んではテンポよく処理してゆく―――

ソニア(959)からのメッセージ：
ソニア「傷口が化膿したりもしやすい。あと、食料が悪くなったりするのも問題だな。装備品が錆びたりする原因にもなりかねん。慣れている戦人ならいいのだが、新入りはよく「やらかす」のでな。＞神楽殿」

レティ(1185)からのメッセージ：
「布漉しで、一滴一滴！
　そんなお酒があると聞くと、雨だれの音とともに呑むのがいっそう趣き深く思えてきますね。
　どれ、暑気払いにもう一献。　なにか冷酒をお願いします」

「確かに、私みたいに単独で動いてる冒険者は最悪の事態から逃げることが出来るけれど、
　傭兵は契約上そうはいかない事が多いのでしょうね……
　ともあれ、死地から生還したあとに傾ける酒杯はソニアさんの言うとおり格別なもの。
　　　　　　願わくばこの甘露なひとときに、次もまた興じられることを」
　　　　　　　（そう言って、ソニアさんに向けて杯を軽く掲げた）