マコト「『デトロイト・メタル・シティ』前売り急いで買いに行ったのにもう特典が売り切れてましたね。ファック！でも『ＩＣＨＩ』の耳掻きストラップで耳掻きしながら落ち着きます。」

マコト「さて、皆さん。本日上映致しますのは『ラスベガスをぶっつぶせ』『山桜』『ザ・マジックアワー』『の三本です。」

マコト「まずは『ラスベガスをぶっつぶせ』ＭＩＴの秀才が進学費用を稼ぐために、その計算力を生かしてブラックジャックで一儲けというお話です。」

マコト「そういえば作中でも触れられましたが、レインマンという映画でも、知的障害を持ちながらも6組のカードをカウントするという物凄い記憶力を持った男が同じようにカジノで一儲けという話がありましたねえ。」

マコト「で、この主人公、途中までは冷静なんですが、そのうちに十分な金が溜まったにもかかわらずギャンブルをやめられなくなっていきまして最後には……おっと、これは言ってはいけませんね。」

マコト「僕も２０半ばで虹色天幕入りした際、それまでからは考えられないような収入を得られるようになりまして『おいおい、亜麻村くん、自分稼ぎすぎやで』と自分で自分に突っ込んだりしながら、馬鹿な金の使い方を繰り返したものですが……どうか若い皆さんはお気を付け下さい。」

マコト「そしてお次は『山桜』ありきたりといえばありきたりな話なのですが、それだけに心打つと申しましょうか……丹念丁寧に作られていると感じました。ただ、最後、エンディング。アレは少し頂けません。ここだけ何やら違和感満載で、カラオケでPVを見せられているようでした。少し残念です。」

マコト「そしてシメは『相棒』の水谷豊ばりに、監督自らそこらじゅうで宣伝してる『ザ・マジックアワー』笑い笑い笑いまた笑い！抱腹絶倒！緩急も付ければ、しつこいくらいの天丼も織り交ぜて、とにかく笑わせに来ます。一応感動的な要素も盛り込まれてはいますが、変に考えずに、ただただ笑えますのでただただ笑うと良いと思います。」

マコト「それでは、ただいまから上映します。お楽しみ下さい。」