レイナ「あとごみん、先週ジュビロとか書いてたけどヴェルディの間違いねっ　なんだかとっても寝ぼけてたみたい、面目ないぃ」

レイナ「っとまあ、気を取り直して！　Jチーム紹介いってみよー！
今回取り上げるのは　東京ヴェルディ！　関係者全員の願いは名門復活！　その旗印を掲げて戦うチームだねっ」

レイナ「そのチーム前身はご存知、読売サッカークラブ。設立年は「１９６９年」で、昨年までチームの呼称に入ってた1969の数字は、この読売サッカークラブの設立年度を指してたんだよ」

レイナ「他の企業チームがあくまで（今のHONDAのように）企業活動の一環としてクラブ活動を続ける中、この読売クラブは「プロ」を強く意識した組織構成の形をとっていたの。積極的に外国人指導者を招聘していたこともその意識の現われの一つといえるかもね。そういう意味でも、特殊な存在だったといえるんじゃないかしら？」

レイナ「チームがJSL一部に昇格した1970年代後半から80年代初頭にかけて活躍した選手の名前を挙げていくとこのチームの持つ独特の歴史がわかると思うんだ。都並、ラモス、加藤久……今、みんなJのチームのフロントに入ったり監督を務めてたりしてて、現役時代も日本のサッカーの屋台骨となった選手たちだよね」

レイナ「1991年、Jリーグ開幕に向けてチームは本拠を川崎市に定めるの。これは当時東京にJ規格を満たすスタジアムが無かったからなんだけどね……国立をホームにすることは、流石にできなかったし。と、まあ、そんな紆余曲折がありながらも、読売ヴェルディは誕生したんだ」

レイナ「えーっと……此処で初めに。ヴェルディの呼称問題については変更の度毎に商標の都合とか、いろーんな問題を含んでいたから、今回はあえて深入りしないことにするねぃ、それだけで全部埋まっちゃうから、さ。だから話が進む毎にその時の呼称に切り替えていくけど、ご容赦？（ふにゃ）」

レイナ「そんなこんなで迎えたJ開幕。ヴェルディは王者の代名詞だったの。カズに北澤に武田。その当時の日本を代表する名手が集結する王者。NISSANを母体としていたマリノスとの死闘は、今でも覚えている人が多いんじゃないかしら？」

レイナ「ヴェルディ川崎の黄金時代は、でも、長くは続かなかった。1996年の天皇杯優勝の後、チーム力が少しずつ、それでも確実に低下して行っちゃうんだ……それは、一つの時代の終焉のようにも映った、かな」

レイナ「2001年、東京スタジアム（現味の素スタジアム）の完成に伴い、ホームタウンを川崎から東京に移転、新たな船出を迎えた東京ヴェルディ1969は、その二年後の2004年天皇杯のタイトルを獲得。エヂムンド、エムボマといった強力ＦＷを軸に据える陣容は今のフッキを中心とするシステムに繋がるものがあるねぃ」

レイナ「でも――でもね。それは、儚い一瞬の煌き、だったんだ。天皇杯獲得の翌年、優勝争いのダークホースとして臨んだこのシーズンに、ヴェルディは、Ｊ２に降格してしまうの。初代Ｊリーグ王者の降格は、Ｊの歴史が積み重ねられてきた事の証左のようにも、映ったかもしれないね」

レイナ「Ｊ２での戦いは、同時にサポーター数の減少と、更に名門の歴史という重圧との戦いでもあったの」

レイナ「１シーズンでのＪ１復帰のみを目標としてラモス監督と共に船出したＪ２での1年目は安定感を欠く戦いが続いて、最後までチームが落ち着かないまま７位で終了。選手の大量流出の後に、経験の浅いラモス監督にチームを託したのは酷だった、のかもしれないね」

レイナ「本当に後の無い2007シーズンのＪ２二年目。バウルこと土屋、服部、元セリエＡプレイヤー名波、そしてディエゴにフッキと大量補強で挑んだこの年も、初めはチームの熟成が上手く行かなくて苦戦の連続。でも、絶望の土壇場で踏みとどまって巻き返して――」

レイナ「そしてついにベルディは、彼らの「本来あるべき場所」への復帰を決めたんだ」

レイナ「そして2008年。名門ヴェルディ完全復活への道はまだ半ば、だけど、今の選手やサポーターたちは、過去を取り戻すためじゃなく、ヴェルディの新しい歴史を作るために戦ってるんだって気がするよぅ。それが叶った時に、三度目の黄金時代が訪れるのかも、知れないね」

レイナ「さてさて最後に次回予告いっておこー！　次回取上げるのはジュビロ磐田っ！　アントラーズとの二強時代に強い輝きを放ち、それを取り戻そうと奮闘しているチームだねぃ　ってコトで、次回は磐田についての色々、待ってるよっ！」

レイナ「そしてこっからはお返事タイムっ！！
イリスッ　『Viva Calcio!』、懐かしいねぃ〜　わたしはあの頃のアルテミオ・フランキの雰囲気が凄く好きだったんだよぅ、レルケンダル、アンフィールドと並んで行ってみたいスタジアムの一つかな。アンフィールドは、そこで試合を見る事は残念だけどもう叶いそうに無い、けどね。ボンボネーラは――あそこの空気にも、一回、触れてみたい気もするけどね」

レイナ「フロレンティア時代のユニフォームとマフラー、今も持ってるんだよねぃ…ホントに、涙でそうだったよ、あの時（にへへ）でも、やっぱりフィレンツェには「フィオレンティーナ」、だよね。1926の年号が彼らの胸に戻ってきた時、どれだけ嬉しかった事か！」

レイナ「ヴィオラは実はまだ二回しか「盾を掲げた」コトが無いんだよねぃ、なんだか近いうちにそれがありそうな気がするのは、ファンの贔屓目かしらねぃ。イリスはユーロはルーマニア応援？　厳しいグループに入っちゃった感もあるけれど、94年のＷ杯の様な驚きを演じてくれる可能性もあると思うよぅ。ムトゥがラドチョウの様なストライカーになれれば――ね。　ちなみにわたしは今のヴィオラならサンターナとヨルゲンセンが好きだよっ」

レイナ「ＴＤＫ−ＳＣは今後注目のチームだねぃ。Ｊを目指す意志がある事を表明したけど――どうなるかな。富永と千野君がいるから、気になってはいるんだよねぃ。ジェフは――いよいよミラー監督体制の船出かしら？　ﾌｸｱﾘではやられたよう…あそこでは勝てないなあ（ふにゃ」

レイナ「レイシーッ
トゥーリオはある意味でポリバレントな能力がある、っていえるのかな？　あの前への意識は一長一短だと思うけど、焦れた試合では絶対に必要なメンタルだよねぃ」

レイナ「デストミーさまっ
今のベルディは――フッキシステム、と揶揄される事も多いけど、その実、各ポジションの核になれそうな選手は少しずつだけど育ってきている気もするんだよねぃ」

レイナ「ただ――まだ「あの頃」のような層の厚さが無いのも事実かなって気もするの。今季残留できるか、それがチームの分岐点になりそうな気もするな…」

デストミー一座(886)からのメッセージ：
デストミー様「今回はお題が無いみたいなので、こないだのレッズとガンバの件について。
怪我人が出るいたましいことになり、両クラブから謝罪の意が示されたのでそこは敢えて問うまい。
だが……最近、プレーじゃないところの行動で選手が目だってしょうがないというカンジがするのだが。
他方で、それを「罰金」という形で封じ込めようとする川渕Ｃの姿勢など絶対に容認できない。レイナも悔しい思いをしたと思うが件の騒動だって、一方の聴取だけで問題無し、など公正と今後の規律を重んじるならば言語道断の処置だ。

ちょっと熱くなったが、「負けられない戦いがそこにある」等、今の日本サッカーは何を急ぐのか拙速に自分で自縄自縛していないか、と思う。なんだろな、問題や目標が多すぎて急がされているのだろうか。」