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No.35 宿縁六花ナハト=フォン=ロッテンブルク


渡島規制が解除されたその日の夜。
寒空の中、今にも雪が降ろうかといった時に、遺跡外の一角に轟音が巻き起こった。
巻き上がる粉塵と燃え盛る炎。爆発だ、と誰かが言った。
宿の主人は幸運にも外出しており、被害を受けたのは宿泊していた不幸な六人の冒険者候補たち。
状況から六人の中に犯人がいるかとも疑われたが、依然として原因は不明。
また、時期が時期だけに他の宿はすべて満員御礼であり、宿を文字通り失った六人は途方に暮れる。

誰からともなく空を見上げると、白い花びらが降り始めている。
これなら遺跡の中のほうがまだ暖かいな。誰かが言う。これも何かの縁だ。一緒に行かないか。
宿を失った縁で宿縁か。笑えない話だ。けれど、悪くないかもしれないな。
皆は一様に笑いを浮かべる。苦笑いとはいえ笑いの一種に違いはないだろう。
数刻後、連れ立って遺跡に入る六人組の姿が目撃されている。

彼らはギルドではない。そんな大層な考えなど持ってはいまい。
彼らはチームではない。誰も同じ目的などに向かってはいない。
彼らはパーティだ。同じ乱痴気騒ぎを楽しむ仲間だ。
さあ、宿縁に繋がれた六枚の花びらの物語を始めよう――!

(PT『宿縁六花』専用コミュニティとなります。外部の方の参入はご遠慮ください)



コミュニティメッセージ


ナハト(35)からのメッセージ:
ナハト「わわ、挨拶がまだだったんだよー」

ナハト「私はナハト。《黒杖の魔女》ナハト=フォン=ロッテンブルクなんだよー」

ナハト「よろしくなんだよ、皆様方!」

ローラ(78)からのメッセージ:
ローラ「歩きにくい道は避けましょうか。もうすぐ道の先に魔法陣が見えるはずだから、まずはそこを目指しましょう?」

ローラ「外のお宿はどうしようかしらね。知ってるお宿は倒壊してしまったし」

なゆた(490)からのメッセージ:
なゆた「そういや、まだちゃんと挨拶をしてなかったね 」
なゆた「 いやしかし、宿が吹っ飛ぶとは思わなかったね。こんな物理的な災厄もあるとは思ってなか…ああいやなんでもない 」
なゆた「 さて改めて、僕は白金なゆた。なゆたでいいよ。『座敷童子』だ。どうぞよろしく!」

セス(983)からのメッセージ:
セス「皆様に神の祝福があらんことを」




コミュニティ参加者


 ENo.35 ナハト=フォン=ロッテンブルクHeptis
 ENo.39 山田ヶ原すばるリハ
 ENo.42 アズオット・ディマスカークみなたに
 ENo.78 ローラレット・ディマスカークrins
 ENo.490 白金なゆたうわざら
 ENo.983 セシリア・リンフォスIZM
参加者 計 6