あーさーくん♪(92)からのメッセージ：
取引相手に指定の品を無事渡せた事にほっとしたように、細い息を吐いて尾を緩く揺らした。
「アン…その、マフラーを贈った相手からも、本当に有難う御座いましたと。彼も直接お会い出来れば良かったのですけど――　また、何処かで会う機会も有るかも知れませんね。狭い島ですから。」
既に一つの場に彼らが共に居た事はつゆ知らず、律儀に伝言を述べた。

名を連ねられれば其方に振り向き、一つにおいを確認するように間を置いてから　はっきりと笑みを浮かべる。
「零――…さん、零さん。久しいね、元気だった？会えて嬉しいよ、此処で会えるなんて思って無かった――」
知った顔に久方ぶりに会えた事と、相手の顔を思い出せた事が少なからず嬉しいようだ。機嫌良く尻尾が振れている。

猫の血族と見える女騎士にも、顔見知りのためかにっこりと笑い返した。
直接、近しく会話した事は無いので喉の奥で獣の唸り声を小さく転がした。
……　りぜ、りず、りーぜ、とぶつぶつ言っている。名を引き出しかねている様子。

今度は幾分己より高い位置からの声に視線を転ずる。――重鎧の鈍い光沢に目をぱちぱちさせた。
「ええ、以前の市で友達にとフォウトさんの売り物を買って行ったんです。対価の小麦粉を、其の時は持ち合わせていなかったので届　け　　に　　　……。」

ふんふんと、思わず空気中のにおいを鼻で窺っている。
犬であれ人であれ――鎧に押し込まれているはずの動物のにおいが、この鋼鉄の馬人騎士からは汲み取れなかったのが不思議らしい。
礼儀を失さぬ程度の距離は保っているものの、尾の動きが止まっている。

が、女性にクッキーを指差され声を掛けられたので我に返った。
「あ――　ええ、勿論どうぞ。正確な数は分かりませんけれど、足りる分には有る…と思います。」

「……にしても、エゼさん居ないなぁ…。途中で追いつけると思ったのに――　あの出血量で大丈夫だったのかな、鼻血…。」

”死影”の零(118)からのメッセージ：
零
「……いただこうか。」
　誘いに応じ、零はフォウトの元へと歩み寄った。
　　　　　「用が無い、というわけでもないが……とある金髪の傭兵について聞きたいことがある。」
　　　　　　とある傭兵――それはフォウトも馴染みのある人物。

「……？」
　何かが振るわれる音が耳に入り、母屋の向こうの石壁へと視線を向ける。
　向けただけで、調べようとはしなかった。

　――視線はそのままソニアへと向けられ、目が合った。
「……相変わらず酒豪だな、お前は。」

リィゼ(517)からのメッセージ：
「為す事で…失う事も、ある…？」
見つけようとして、更に何かを無くす…
「きっと。全部出来る方は、それこそ少数、でしょう…」

「同じ組織の構成員…にゃらば、仲が悪いよりは良い方が良いでしょう…きっと」
羨ましいのだろうか。少なくとも。
「私は、羨ましいですが…命令や組織の規律だけで命を預けて居るわけでは。無くにゃるでしょうから…」

フェンネル(600)からのメッセージ：
ケイロンの言葉に頷き。
「えぇ、話す相手に困らない上に……周りの会話に耳を傾けているだけでも、面白い、ですね……」
そう言うと、一口紅茶を啜った。

ソニア(959)からのメッセージ：
ソニア「地下も３階層目が開拓されつつあるからな。宝玉を集めるのも重要だが、先に進むこともいずれ必要になる。小賢しい招待主の思考を読み解いて、上手く探索を進めねばなるまいな。＞エニシダ殿」

ソニア「うむ。そもそも、何かしらの理由で立てこもったとしても、援軍無き籠城は自殺行為だしな。
摩訶不思議な地下の遺跡を、魔物を薙ぎ払いつつ進まざるを得ないわけだからな。まぁ、だからこそ、こうやって羽根を伸ばす時間がたまらなく愛おしいのだが。＞ケイロン殿」

ケイロン(1069)からのメッセージ：
零の言葉に首を傾げ。
「面白い？　……俺がか？　フム。珍しい事を言う。
　夜にも来たのか。其れは知らなかったな。……フォウトさんと知り合いの様だ、余り物騒な事でも無いんだろうが」