各種宣言を行なう >> |
探索9日目 基本行動の宣言を確認しました。 「通常戦」の宣言を確認しました。 「デュエル戦」の宣言を確認しました。 「装備とセリフ」の宣言を確認しました。 「キャラクター」の宣言を確認しました。 |
![]() | Diary |
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# Remembrance 枯れ葉の積もった山道をロートスはぶらぶらと歩く。肩にかけた赤い弓は冬の外気を吸い込んでいて、手袋越しにもひやりと冷たい。 本格的な冬を迎える前に猪の一頭でも仕留めたいところなのだが、今日一日歩き回っても獲物になりそうな動物には巡り合わなかった。 今日は運がなかったのだろう。そう思うことにして、山小屋に帰る道をいつもよりゆっくりと歩いた。時々乾燥した小枝が折れる音を道連れに、暮れかけて青と赤が半々になった空を見上げる。気の早い一番星が瞬いていた。 ふと、胸に手を当ててみる。この人形の体を動かすための動力を生み出す心臓部がその奥にある。ロートスの時間を回す、星型の歯車が。 厚手のマントと皮の手袋に阻まれているが、目を閉じて意識を集めれば胸の奥で回転する金色の星が、手に取るように鮮明に脳裏へと浮かぶ。同時に胸を占めるどこか冷たい、けれども懐かしく恋しい想いを呼び起こすような欠落感。それが何なのか、いまだに判らない。彼女の製作者である老人に訊ねても首を振るだけで、歯車について言葉で触れることさえなかった。 そして星型歯車がもたらす不思議な感覚と重なるように、目蓋の暗闇に花のようなものが浮かぶ。これについては老人が教えてくれた。 星型歯車の歯に噛み合うよう、放射状に羽根を配置した回転軸。老人が手ずから作ってロートスに組み込んだ、歯車を回すための動力。それが蓮の花のように見えるからそのままお前に名付けたのだと、老人は言った。しわしわの節くれ立った手でロートスの頭を撫でながら、上機嫌に微笑んで。 ふう、と息をついて、ロートスは目蓋を上げた。いつの間にか辺りは薄暗くなっていて、寒さが一段と増していた。 早く戻らないと夕食の支度が遅れてしまう。痩せの大食いな彼女とは違って、見るからに少食な老人に任せきりにしておくと酒の肴になるようなおかずしか作らないのだ。 弓を握りなおし急ぎ足で歩き出したロートスは、しかしすぐに立ち止まった。いつからそこにいたのか、黒いコートと帽子に身を包み、黒い杖をついた痩身の人物が道の先に立っていた。 ロートスが立ち止まったのに気がついたのか、その人はゆったりとした足取りで彼女のほうへと歩み寄り、少し間を空けて立ち止まる。近くもなく、遠くもない距離。暗さにまぎれて表情は良く見えなかったが、どうやら初老の女性のようだった。 女性はそのまま言葉もなく、不安に思ったロートスが先に口を開いた。 「こんばんわ」 その声に女性は帽子のつばに手を添えて応える。再び言葉を待つ彼女の雰囲気に押され、ロートスは重ねて問うた。 「お散歩ですか?」 「山の中を?」 冗談でも聞いたかのように、女性は口元で微笑んだ。それには普段山の中を散歩しているロートスは面食らって、ぱっと顔を俯けてしまう。 しかしすぐに顔を上げた。 「おじいさんに御用ですか?」 散歩でなく手ぶらで山に入るのだとしたら、そのくらいしか思いつかない。案の定、彼女は目を細めて頷いた。 ほっと息をつき、ロートスは女性の後ろへ指を差す。 「じゃあ案内します」 「いや、道は判るよ。用も済んだ。手紙と預かり物を届けて来たんだ。ただ、彼の喜ぶものではないがね」 言って女性は首だけで後ろを振り返り、ややあってロートスのほうへと向き直った。杖を体の前について、黒い手袋を嵌めた両手をその上に重ねる。 「私は君が通るのを待ってたんだ。挨拶しようと思ってね」 懐かしいものを見るようにも、珍しいものを見るようにも見える眼差しで、しかし柔和な口ぶりで言う。 一方ロートスは思いがけない言葉に、目を丸くして驚きの声をあげた。 「挨拶……私に? あなたは私のことを知っている人なんですか?」 「ああ勿論だとも。君が生まれる前から知ってるよ」 「生まれる前……」 なぜか体が強張った。その言葉にはどこか不穏な響きが雑じっているように感じられた。 戸惑いを隠せず、ただひたすら見つめてくるロートスから視線を外し、女性は再び帽子のつばに指をやって言った。 「もう、行くよ。会えて嬉しかった」 「あ、あの!」 「……そうだ、良かったら招待状は君が受け取ってくれ。彼に渡ってもきっと捨てるだけだろうから」 苦笑だけを残して取り付くしまもなく踵を返した女性を追いかけるようにロートスは声を上げる。 「待って、あなたは誰ですか! それに、訊きたいことが……」 「さようなら、シュテルン」 断ち切るような言葉。ぎしり、とすぐ近くのどこかで、何かが軋む音が聞こえた気がした。途端に冷たい電撃が体を突き抜ける感覚と熱を発するような浮遊感に眩暈を覚える。 女性の笑みを孕んだ呟くような挨拶が、ロートスの耳の中で幾重にもこだましていた。 息が苦しい。胸が酷く痛む。古い名前を呼ばれたような、懐かしさ、恋しさ。そして、哀しみ。 体中の歯車やねじが上げる悲鳴に耐えかね、ああと胸につかえた塊を吐き出すように息をついた。崩れそうになる膝で辛うじて踏ん張る。 気づけば黒衣の女性はいなくなっていた。立ち去る足音も気配も感じなかった。まるで夢を見たかような覚束ない感覚に包まれながら、ただ暮れた空の暗さが過ぎた時間を知らせている。 ロートスは荒い息を整えながら周囲を見回し、それから顔を上げて目を閉じた。冬の気配を孕んだ風が吹き抜けた。 知らない言葉だった。シュテルン、と呟くとまた苦しくなった。胸の奥の金色の星が、哀しい哀しいと叫んでいる。 (これ、歯車の記憶だ……) 星型歯車が声を上げて泣いている。ひと巻きごとに、まるで重くなるようだ。 徐々に呼吸が落ち着いてくると、よろけながらもロートスは歩き始めた。 早く家に帰りたかった。帰って老人の顔を見たかった。 歯車のこと、あの女性のこと、シュテルンという言葉の意味。訊きたいことは幾つもあったが、何よりも老人の声が聞きたかった。 ecnarbmemeR #
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![]() | Message |
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【パーティメッセージ】![]() パスコードを照合……認証しました。 以降、コード#のメモリデータは同様に抽出しロックされます。
以下のキャラクターにメッセージを送りました。
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![]() | レンタル宣言 |
コミュニティメッセージはコミュニティページで確認できます。 |
![]() | WANDERER |
コミュニティメッセージはコミュニティページで確認できます。 |
![]() | 文章が好きなんです、下手だけど |
コミュニティメッセージはコミュニティページで確認できます。 |
![]() | とりあえず、お絵描きが好き |
コミュニティメッセージはコミュニティページで確認できます。 |
![]() | 遺跡外で相互扶助同盟 |
コミュニティメッセージはコミュニティページで確認できます。 |
![]() | 弓矢が好きなんです |
コミュニティメッセージはコミュニティページで確認できます。 |
![]() | Main |
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パンくず を食べました。![]() 現在の体調は いい感じ! 大丈夫!いつも通りだね☆ 武具に 機蓮弓 を装備! 装飾に 星型歯車 を装備!
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通常戦開始!
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![]() ![]() ロタの攻撃LV0 ロタのATが上昇! ロタのMATが上昇! ロタの命中LV0 ロタのHITが上昇! ロタのMHITが上昇! |
非接触フェイズ
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ロタの攻撃! ![]() ラピットファイア!! ![]() 歩行雑草は攻撃を回避! 歩行雑草は攻撃を回避! ![]() ロタのWAITが減少! |
戦闘フェイズ TURN 1
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![]() ロタは歩行雑草を魅了した! ![]() ロタの攻撃! 歩行雑草は攻撃を回避! 歩行雑草は魅了に耐えている ! 歩行雑草の攻撃! ![]() ロタは攻撃を回避! (歩行雑草の魅了の効果が消失) |
戦闘フェイズ TURN 2
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ロタの攻撃! 歩行雑草は攻撃を回避! ロタの追加行動! 歩行雑草に217のダメージ! 歩行雑草の攻撃! ![]() ストレートパンチ!!1 ロタに137のダメージ! |
戦闘フェイズ TURN 3
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![]() ロタは歩行雑草を魅了した! ![]() ロタの攻撃! 歩行雑草に222のダメージ! 歩行雑草は魅了に耐えている ! 歩行雑草の攻撃! ![]() ストレートパンチ!!1 ロタは攻撃を回避! 歩行雑草の追加行動! ロタは攻撃を回避! (歩行雑草の魅了の効果が消失) |
戦闘フェイズ TURN 4
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![]() ロタは歩行雑草を魅了した! ![]() ロタの攻撃! 歩行雑草に219のダメージ! ![]() ロタの追加行動! 歩行雑草に216のダメージ! 歩行雑草は魅了に耐えている ! 歩行雑草の攻撃! ![]() マジックミサイル!!2 ロタに113のダメージ! (歩行雑草の魅了の効果が消失) ![]() 歩行雑草が倒れた! |
![]() 戦闘に勝利した! PSを 50 獲得! 能力CPを 1 獲得! 戦闘CPを 1 獲得! ロタ(2066)は おいしい草 を入手! エリア内を探索・・・ ロタ(2066)は 白砂 を見つけました! ロタ(2066)の 弓矢 の熟練LVが増加!( 8 → 9 ) |
![]() 歩行雑草を倒すと、子供はこちらに駆け寄ってきた。 「助けてくれてありがとう!強いし優しいね♪・・・本が無事で良かったぁ。」 本を大事そうに抱える。 「あ、この本はねー・・・守護者様の物語のひとつ!英雄が女神様や幸星様に助けられて悪い魔王を倒すんだ!」 本を頭に乗せて嬉しそうに話し始める。 「幸星様はいつも元気で英雄達を応援してくれるんだ!一番好きな守護者様♪でも隠者は変な奴で小賢しいことばっかり・・・嫌い!魔王はー・・・」 子供の話は続く。 「・・・物語はいくつもあるけど、守護者様の登場する順番は決まってるんだよ?英雄は絶対最初に出てくるし、熱血野郎や幸星様は物語の途中で出てくるの。それでー・・・」 子供の話はまだ続く。 「・・・でも聖人さんだけはいつも物語に入ってこないで物語の書き手とか読み手。他の六人をただ見てるだけみたいなー・・・」 子供の話はまだまだ続きそうだ。 「・・・あっ!ごめんなさい!つい夢中になっちゃって・・・それじゃ帰るね!ありがとー!」 去り際に何かを思い出したらしく、子供が叫ぶ。 「あ!ここまっすぐ行くと、ショウタイ?っていう偉そうな人達がいるから気をつけてねー!」
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訓練により 体格 が 15 上昇しました!(能力CP - 15 ) 訓練により 敏捷 が 14 上昇しました!(能力CP - 13 ) 訓練により 器用 が 17 上昇しました!(能力CP - 16 ) 訓練により 軽業 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 8 ) 訓練により 軽業 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 9 ) 訓練により 軽業 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 10 ) 訓練により 短剣 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 1 ) 訓練により 呪術 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 1 )
C-18 に移動しました!
【合言葉&場所チェック】
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![]() | 声が聞こえる・・・ |
志筑(2114)の声が届いた:![]()
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![]() | Next Battle |
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B1F B-15 / 砂地
通常戦が発生!
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![]() | Data (第36回 第38回) |
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ENo.2066 ロートス=サイクロイド |
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* 単独行動中 * ![]() |
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[PL] 土塀 |
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