「おー、こりゃ気が利かなかったな、俺の懐で一生懸命温くしてから渡すべきだったか？」
「汁粉は大歓迎だぜ？頭皮に良いとはどう言う…あぁ、ヒジキでも入ってるのか？」
負けじと笑顔でかるーく流してみる。

「自分の無力さを悟ったら、今度からハンバーガー頼む時にゃ
必ずセットでポテトと炭酸ジュースを頼んでやれ、ソレが供養だ…多分」

「お、裏面だけ警告表示ってのはなかなか名案だな…
そうすりゃ、テーブルの上に置く時も下向けてりゃ良いし…提案してきてくれねぇか？」

「違いねぇ、テオバルトの旦那もせめてココで煙を吸い溜めしてってくれよな」
「お、説得した甲斐があったな…とうとう旦那が炭酸ご飯をする気に……」

「って、おい！旦那、ソレめっちゃ振られて……ッ」
慌てて制止しようと腰を浮かしたが時既に遅し、缶は開けられた。

「……旦那ァァ…」
真横に居た所為で、頭から炭酸を被ったようだ。
消えた煙草を指に挟んだまま固まっている。

「食後の煙草は最早癖になってるからなぁ…
食事中となると、テオドリックの旦那は飲み屋とかでもやっぱりダメかい？」

「何処に羨ましさを感じるんだよ…っつっても、前にも言ったが
煙草＝空気と感じるなら呼吸するのと同じように吸ってたって不思議じゃないだろ？」
謎理論を展開し始めた。

「何度目のだったかは忘れたが、結局行き着くところはソコってこったな」
「お、男じゃなかったのか！っつーベタなのも止めておこうか」
「もう、お前さんに、水を被ると性別が変わるんです♪って言われても驚かない気がしてきた」

「み、ッ耳が動いた！うぉぉ、動くのか…なんだか変な所で感動しちまったぜ」
「いやぁ、探すのに苦労したぜ…って言うか、“薙さんすごーい”の前なんだって？
年食ったとは思うが、まだ耳が遠くなるほどじゃないと思うんだが…」

ファニィ(237)からのメッセージ：
「…………」
噴き出す炭酸飲料に慌てるテオを黙って見つめている。

「ヨォゴしたァヨォゴしたァ♪　テーオォがァヨーゴしたァ♪
知ィらナイんダァ知らナイんダァ♪　ナーギィに言ってやろォ♪」
テオを指差しながら歌い始めた。超無関係面。

「──ッて大惨事じゃないデスカッ！？　あんまりダッ！」
椅子に置きっ放しだった煙草が水浸しになったと気付く。超被害者面。

「ナルホド。浪費に言い訳スるからクズハは貧乏なのデスネ。
そォヤッて身を持ち崩す輩をゴマンと見てきマシタヨ、拙者」

万年道士テオ(1059)からのメッセージ：
万年道士テオ「（炭酸浸しに）・・・・・。」

万年道士テオ「テオ、表　出　る　か　？」

屑刃(1686)からのメッセージ：
「しようとおもってする禁欲ほど辛いこと……はっ！」
　←炭酸の異音に反応し寸でで回避する子
「……これは酷い」＜炭酸惨状

「何かもう色々忘れたとか忘れたいとかあるよね　ふぅ」