マリア「さて、今回と次回は茶道に関するちょっとした話を。
最近少し忙しくて、しっかりしたネタを用意する余裕が！」

マリア「茶道には、男子点前と女子点前があるのをご存知でしょうか。
違いは色々あるのですが、基本的に女子の方が動作が多いです。
例えば、男子は客に対して横を向いたまま行う動作を、女子は少し体を動かして、客に対し斜めになって行ったりですね」

マリア「さて、それらの違いの中に一つ、男子にとって試練となるものがあります。
それは何かと言いますと……。
男子は、釜の蓋を素手で取らなくてはならないのですよ」

マリア「唐金（青銅）製ならまだマシなんですが、鉄蓋だと物凄く熱くて、火傷をする人もいるそうです。
熱さに耐えかねてうっかり蓋を落としたら茶碗を割る可能性もありますし、大変だと思います。
ちなみに、女子は服紗を使って取りますからまったく熱くありません。
なお、これは表千家の話ですので、他の流派だと違うかもしれません」

マリア「次のお話。
フィクションで茶道が出てくる際、客が茶を飲み終わった後『結構なお点前で』と言って会釈するシーンをよく見かけます。
でも、少なくとも私はそんな言葉を言った事も言われた事もありません」

マリア「濃茶では、正客が一口飲んだ後に亭主が『お服加減は』と聞くのですが、その際も『大変結構で御座います』とは言っても『結構なお点前で』とは言いません。
薄茶に至っては、そのような会話すら無く終わる事もあります」

マリア「もっとも、これも他の流派では違うかもしれませんし、表千家でも言う人は言うのかもしれません。
ただ、あくまで個人的な意見を言うと、席中で味の良し悪しではなく『点前』の良し悪しについて話すというのはあんまり考えられないですね……。
終わった後の感想としてならわかりますけど」

マリア「さて、今回はここまで。
次回の内容を考えておかないと……」

ミィ＆仁義(222)からのメッセージ：
ミィ＆仁義「投票も機械式ですか。量と手間考えりゃいいことだとは思うんですけどねぃ」