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探索30日目 基本行動の宣言を確認しました。 「生産行動」の宣言を確認しました。 「対集団メッセ」の宣言を確認しました。 「通常戦」の宣言を確認しました。 「闘技大会」の宣言を確認しました。 「装備とセリフ」の宣言を確認しました。 |
Diary |
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長い間砂地や床を進んできた兄弟には、雑草の一面に広がる平原が 妙に生き生きとして感じられた。一歩踏むたびに瑞々しい青臭さが漂い、 風が吹くごとにざわざわと植物の音をさせる。 目的地はもう通り過ぎたあとなので、そう道を急ぐ必要も無い。 黄金色と緋色を経て平原が群青色の影に沈むと、兄弟は日頃よりも早めに 野営地を決めて腰を落ち着けた。 兄が夕食の準備をしている一方で、弟はただ平原に座り込み空を見上げていた。 灼は完全に気が抜けていた。 このごろずっと心の奥底に抱いていた、もやもやとした不快感を 方法はどうあれ先日きれいさっぱり追い払うことが出来たからだ。 今の状況に不平や不満が無ければ、灼はたいていぼーっとした顔つきのまま 景色を眺める以外のことをしないでいた。自発的に動くことが面倒臭いからだった。 そして焦は、そんな受動的な態度を見ているだけでも腹が立ってくる性分だった。 「ジャック、こら、どうした!耳から脳味噌溶け出したか!?」 「………」 「頭の中はお花畑か!?最近少しは話すようになったと思えば これだからな。まったくまったく、オンオフの切り替わりが激しい弟だことだ」 「……………」 返事をするのも億劫だとでも言いたげに、灼は重く長く溜息をついた。 その反応に、焦はますます落ち着かない気分にさせられた。 自分だけ話していて何も返ってこないことほど空しいものはない。 言ってしまえば灼にストレス解消の機会を提供したのは焦で、この結果を招き寄せたことも 自業自得と言ってしまえばそれで終わりなのだが、そう簡単に納得も出来ない。 その上、灼はテンションが下がれば下がるほど更に塞ぎ込んでしまう悪循環の性質があった。 5秒ほど考えに考えた末、焦は一服盛ることに決めた。 何も灼のテンションが低いのは、色白の人形さん相手に楽しく遊んだからばかりではない。 遺跡に潜ってから既に一週間が経過している。遺跡の外でも無法地帯に変わりは無いのだが、 決して気の抜けない場所に長時間滞在するというのはやはり精神的にきついものがあった。 常にテンションが火を吹いている焦には単なる冒険気分としかとられないものが、 灼には重苦しい心の枷になるのだろう。などと微細な心情のいったりきたりを 把握出来る焦でもなかったが、ともかく灼はガス欠状態のようだった。 夕食を済ませて、そろそろ寝支度でも始めようかというころ。 焦はよくある会話の始め方として、灼の頭をガクガクと思い切り揺さぶった。 「目を開けたまま寝でもしているのか?お前は魚か何かか? 今日は驚くべきことにお前にくれてやるものがあるぞ」 「いらねー」 即答だった。 挫けるということを知らない焦は、まったく気にしない様子で 表情さえ変えずに平たい箱を二つ取り出す。 「ほら、もうすぐあれだ、バンタレン爺さんの命日だろう。覚えていないか?」 「あー………もうそんなになるっけ? っていうかお前どこで調達したんだよ、こんなもん……」 「まぁ深くは考えるな、やれば出来ないことはないんだぞ、ジャック! というわけで、ほれ」 包装も無く飾りも無く、まったく区別のつかない箱を二つとも、焦は灼の手に押し付けた。 灼は品定めするように二つの箱の重さを比べ、 やはり違いは無いようだと確認すると一つだけを焦に突き返す。 「はーい、はっぴーばれんたいーん…… ……以上自作自演でした」 「わあい有り難うジャック! 白けるようなことを言うな、愛が無いどころか見返りを求めてばかりの 義理チョコが満ちあふれるこの時代だぞ。等価交換が一番だっ」 たとえ槍が降ろうが豚が降ろうが、バレンタインのプレゼントなど用意する気の無い灼に 焦が数年前から続けている対抗策がこれだった。 自分に渡させるように渡してしまえば、いくら灼でも面倒くさがりはしない。 焦は灼の前に座って、同じように箱を開き始めた。 紙の箱に爪を立てて蓋を引きずり出しつつ、灼はぶつぶつと呟く。 「お前が男だ女だ言う気はねーが、せめて女にやったらどうだ……?」 「バカなことを言うなぁ、ジャックは。 僕が作ったものをそうそう気軽によその人にやれるわけが無かろう!」 「(………一体何仕込みやがったこいつ……)」 箱を斜めにすると、手に滑り落ちてきたのは小さなクッキーだった。 五百円玉ほどの大きさで、真ん中が盛り上がった半球形をしている。 表面はごつごつとして、見た目だけは平和なベージュ色をしていたが 厚みがあるせいで灼の警戒心が僅かにかき立てられた。 焦を見ると、箱の中身も外装と同じで違いは無いらしい。 細かく検分するようにクッキーを睨みつけても、個々の判別すらつかなかった。 「………で?」 「だ。なにを躊躇っているジャック、ごく普通に平穏で凡庸な炭水化物だぞ! ちなみに材料は小麦粉と砂糖とバターと現地調達したアレとアレとアレとかだっ」 「ああ、うん、アレとソレとコレとかね………」 焦はごまかす気も無いようで、怪しさ満点の原材料を述べ連ねる。 灼はしばらく矯めつ眇めつしていたが、焦が自分の分も作っていたならば 致命的なものではないだろうと期待して口の中に放り込んだ。 そして噛み砕いた瞬間、突き刺すような痛みが広がった。 「………!!!」 「うん?そこまで強烈に美味かったか?」 「かっ………」 咳き込みかけつつなんとか飲み込んでも、じんじんと熱を持った痛みが後に残る。 どうやら異様に辛い何かが内蔵されていたらしかった。 水筒の水を口に含むまでは、痺れで喋ることも難しかったほどだ。 「………っ、強烈すぎだぞアホがっ!針でも仕込まれたかと思ったわ!」 「いくら僕でもそこまではしないぞ、ジャック。口の中の傷は長く残るからな。 それの中身は先日採った妙に赤い草だな、たぶん。脳に響くほど辛いんだ」 「菓子に入れるもんじゃねーよな、普通……!」 「モノによってはジャムやら木の実やらも入ってるんだぞ? ようし、じゃあ1人ひとつづつ交互に順番に食べていくことにしよう!」 「イヤなロシアンルーレットだな……」 灼のぼやく声も気にせずに、焦は空箱の上に並べたクッキーのひとつを摘まみ上げる。 恐れる様子も無く口に入れ、どうともリアクションを取らないまま飲み込んだ。 「ううん残念、ハズレだな。ただ甘いだけのつまらん個体だ。 よし次はお前の番だぞ!ちなみに僕にもそれぞれの見分けはつかん!」 「プレゼントっつったが、これ間違いなく一種の罰ゲームだよな………」 恐る恐るといった手つきで、それでも灼はクッキーを手に取る。 一発目が悲惨な結果になったおかげで、いやでも全てが疑わしく見えてきた。 気持ち小さめに見えるものを選び、裏返しひっくり返し、爪の先で小さく叩いたのち 覚悟を決めてそれを食べた。 「………?」 「どーだ?甘いか?辛いか?苦いか?えぐいか?」 一体お前は他に何を入れたのかと、灼は聞き返す余裕さえ無かった。 味自体は、特別変わったことはなかった。クッキーの外装部分に関しては 焦はまともな仕事をしていたし、内容物もこれといって 味覚に訴えかけてくるものではなかったからだ。 ただ、一瞬何か奇妙な、今まで感じたことのない匂いがした。 どこか植物的で、良い匂いとはとうてい言い難い。先程の激辛クッキーよりも よほど危険な何かが秘められているような気がした。 そして灼は、それこそロボットが電源を切られたかのように、 座った状態から地に倒れ伏せた。 どさりと重い音がした。 焦は呆気にとられたように僅かの間固まったが、すぐさま灼に近付くと その顔を覗き込んだ。目を開いてはいるが、明らかに意識は無いようだ。 「あ………あれぇ? おい、ジャック?灼?おーい?」 肩を掴んで強く揺さぶってみても、反応は無い。 雑草の生い茂る平原の上、箱の上に並べて置いてあったクッキーがひとつ、 ころりと地面に転げ落ちた。 「……………あれー……?」
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Message |
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ユーリ(1091)からのメッセージ: ユーリ「案外、一般社会に浸透しているものこそ、 その本質についてはあまり知られていないものなのね。 やっぱり、生活に便利なものはそれだけで受け入れられ易いのかしら」
ユーリ「…大丈夫、魔法が失敗した場合でも、大抵は何も起こらないわよ。
ユーリ「触れれば切れる抜き身の刃…とまではいかないけど、周囲と距離は置いていた…という感じね。
ユーリ「あ、あはは…それは年甲斐の無い事をしちゃったかしらね…ええ、過程はどうあれ、
ユーリ「一般論より、ジャック君の見たままを捉えてあげられるお兄さんの言葉は重みが違うわね。
以下のキャラクターにメッセージを送りました。
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レンタル宣言 |
コミュニティメッセージはコミュニティページで確認できます。 |
とりあえず、お絵描きが好き |
コミュニティメッセージはコミュニティページで確認できます。 |
ファイブ・ナイブス(短剣コミュ |
コミュニティメッセージはコミュニティページで確認できます。 |
Main |
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のんびり休憩しました! HPが 1515 回復! SPが 136 回復!
現在の体調は まぁまぁ。
武具に 小ぶりの鉈 を装備!
【次に開催される闘技大会参加メンバー】 闘 技 大 会 に参加中です!
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通常戦開始!
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ジャック「なんつー無茶苦茶な生き物だ……」 宝玉によりジャックの攻撃命中率・回避率が高められた! ジャックの活力LV2 ジャックのMHPが942上昇! ジャックのHPが942増加! ジャックの集中LV2 ジャックのCRIが上昇! ジャックのMCRIが上昇! ジャックの回避LV3 ジャックのEVAが上昇! ジャックのMEVAが上昇! ジャックの回避LV3 ジャックのEVAが上昇! ジャックのMEVAが上昇! ジャックの活力LV1 ジャックのMHPが188上昇! ジャックのHPが188増加! ジャックの耐衰弱LV1 ジャックに 衰弱 防御効果! 虎馬の活性LV3 虎馬のMHPが1405上昇! 虎馬のHPが1405増加! 虎馬のMSPが147上昇! 虎馬のSPが147増加! 虎馬の防御LV3 虎馬のDFが上昇! 虎馬のMDFが上昇! 虎馬の魔攻LV3 虎馬のMATが上昇! |
非接触フェイズ
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ジャックの攻撃! ジャック「なんか色々ギリギリだな……」 ファルコン!! クリティカル! クリティカル! 虎馬に208のダメージ! 虎馬のHPが161減少! クリティカル! 虎馬に192のダメージ! 虎馬のHPが161減少! クリティカル! クリティカル! 虎馬に211のダメージ!
ジャックは攻撃を回避! |
戦闘フェイズ TURN 1
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ジャックの平穏LV1 ジャックのSPが10回復! ジャックは虎馬を魅了した! ジャックの攻撃! クリティカル! クリティカル! クリティカル! クリティカル! クリティカル! 虎馬に278のダメージ!
虎馬のHPが161減少!
ジャックは攻撃を回避! ファルコン!! クリティカル! クリティカル! 虎馬に213のダメージ! 虎馬のHPが161減少! クリティカル! 虎馬に180のダメージ! 虎馬のHPが161減少! クリティカル! クリティカル! クリティカル! 虎馬に221のダメージ! 虎馬のHPが161減少! ジャックの追加行動! クリティカル! クリティカル! 虎馬に217のダメージ! 虎馬は魅了に耐えている ! 虎馬の攻撃! カースドメモリー!!1 ジャックは攻撃を回避! (虎馬の魅了の効果が消失) |
戦闘フェイズ TURN 2
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ジャックの平穏LV1 ジャックのSPが10回復! ジャックは虎馬を魅了した! ジャックの攻撃! クリティカル! クリティカル! クリティカル! 虎馬に233のダメージ! ジャックの追加行動! クリティカル! クリティカル! 虎馬に221のダメージ! ジャックの追加行動! クリティカル! クリティカル! 虎馬に222のダメージ! 虎馬は魅了に耐えている ! 虎馬の攻撃! グッドメモリー!!2 ジャックは攻撃を回避! ジャックに1077のダメージ! ジャックに祝福を追加! (虎馬の魅了の効果が消失) |
戦闘フェイズ TURN 3
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ジャックの平穏LV1 ジャックのSPが10回復! ジャックは祝福されている ! ジャックは虎馬を魅了した! ジャックの攻撃! クリティカル! クリティカル! クリティカル! 虎馬に244のダメージ!
虎馬のHPが161減少!
ジャックは攻撃を回避! ファルコン!! クリティカル! クリティカル! クリティカル! クリティカル! クリティカル! 虎馬に265のダメージ!
ジャックに259のダメージ! クリティカル! クリティカル! 虎馬に206のダメージ!
ジャックに246のダメージ! クリティカル! クリティカル! クリティカル! 虎馬に222のダメージ!
虎馬のHPが161減少! ジャックの追加行動! ファルコン!! クリティカル! クリティカル! クリティカル! 虎馬に228のダメージ! 虎馬のHPが161減少! クリティカル! クリティカル! クリティカル! 虎馬に224のダメージ! 虎馬のHPが161減少! 虎馬は攻撃を回避! (ジャックの祝福の効果が消失) 虎馬は魅了に耐えている ! 虎馬の攻撃! ジャックに290のダメージ! 虎馬の追加行動! ジャックに287のダメージ! (虎馬の魅了の効果が消失) |
戦闘フェイズ TURN 4
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ジャックの平穏LV1 ジャックのSPが10回復! ジャックは虎馬を魅了した! ジャックの攻撃! クリティカル! 虎馬に201のダメージ! ジャック「まったく変な敵だったぜ……」 ジャックの追加行動! クリティカル! クリティカル! 虎馬に221のダメージ! ジャックの追加行動! クリティカル! クリティカル! 虎馬に223のダメージ!
虎馬のHPが161減少! 虎馬は魅了に耐えている ! 虎馬の攻撃! ジャックは攻撃を回避! (虎馬の魅了の効果が消失) 虎馬が倒れた! |
ジャック「うん、まぁ、良しと。」 戦闘に勝利した! PSを 280 獲得! 能力CPを 4 獲得! 戦闘CPを 4 獲得! 生産CPを 2 獲得! 上位CPを 1 獲得! エリア内を探索・・・ ジャック(803)は 薔薇 を見つけました! |
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訓練により 体格 が 24 上昇しました!(能力CP - 36 ) 訓練により 敏捷 が 32 上昇しました!(能力CP - 42 ) 訓練により 器用 が 26 上昇しました!(能力CP - 28 ) 訓練により 医学 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 21 ) 訓練により 医学 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 22 ) 訓練により 医学 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 23 ) 訓練により 合成 のLVが 1 上昇しました!(生産CP - 24 ) 訓練により 合成 のLVが 1 上昇しました!(生産CP - 25 )
くだものナイフ を 折りたたみナイフ に合成実験しました!
O-18 に移動しました!
【合言葉&場所チェック】
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声が聞こえる・・・ |
ローラン(1370)の声が届いた: ローラン「魔石、魔鏡、邪石の制作、承りますよ…」
泡沫の享楽(1782)の声が届いた:
メリル(22)の声が届いた:
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Next Duel |
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B2F O-18 / 森林LV2
【パーティのデュエル行動】* ジャック(803) : 誰かに練習試合を申し込む ジャック(803)の行動が選択されました!
ランダム選別による練習試合が発生!
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古びた木箱を見つけた! ジャックは 緑星石 を入手!
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Next Battle |
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B2F O-18 / 森林LV2
通常戦が発生!
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Data (第33回 第35回) |
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ENo.803 キリサキ兄弟 |
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* 単独行動中 * |
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[PL] 木霊 |
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