白銀の魔導師アス(273)からのメッセージ:
白銀の魔導師アス「私の場合は・・・あれ?発動原理ってどうだったっけ・・・」
白銀の魔導師アス「そだそだ。師匠!魔術の発動原理ってどうでしたっけ?」
クロ「アス・・・忘れたのかい?仕方がないですね。じゃあここは私が説明を。講義のようになりますが、しばらくお付き合いを。」
クロ「私たちの魔術は発動原理的には単純で、魔力と言うエネルギーを用いて一時的に世界を改変することによって通常の物理現象では起こりえない現象を起こす技術のことです。 まぁそれは建前なのですが、事実上は世界法則の改変と言うより、一時的に物質の意味を書き換えることにより、いろいろな現象を起こす技術なのです。 あ、魔術構成の内部要素のことを式って呼んでます。式がたくさん集まったものが魔術構成だと思ってくださればOKです。」
クロ「魔術を使う際にはまず何がしたいかと言うことを抽象的に強くイメージします。そのイメージを人間・・・というか物質を統制する裏の法則とも呼ばれる定世界法則に則って構成に書き換えます。そしてその頭の中で出来上がった構成を空間に転写、そして、その構成に意識を集中して魔力を通わせることで、事前に設定したトリガーによって魔術構成の起動が可能な状態になります。」
クロ「トリガーには一般的には声や仕草、私の場合は時間ですし、アスの場合だとまんま魔導拳銃のトリガーです。まぁ、トリガーって言うのはただのきっかけなんで、魔術で表せれば何でもいいわけです。そして起動可能状態になった魔術構成にトリガー信号が加えられ起動されると、魔力を消費して定世界法則を上書きします。これによって魔術は現実世界に発現するのです。これだけでは魔術は1プランク秒・・・えっとたしか10のマイナス43乗秒だったと思いますが・・・しか魔術は維持されません。これは常に定世界法則がリライトされているためです。」
クロ「そこで、魔術がしっかりと効果を発現し、意味を成すためにすべての魔術に加えられるのがリライトカウンターとリライトチェッカーと呼ばれるもので、このふたつはリライトされるたびに構成が自立的に魔力を消費して定世界法則を書き換えると言う働きをします。そのためこの二つの式が生きてる間は魔術は維持されますが、魔力がなくなればもちろんこの二つの式も機能を停止し、本来の物理法則が効いた状態に戻ります。だから、構成に魔力がなくなれば魔術は終わるのです。そして、魔力そのものが少し変質しただけである構成構築材も消失します。」
クロ「と。まぁこんな具合ですね。魔術の発動原理は。ただし、普段から特に戦闘時とかこんな長い手順を踏むわけにもいかないし、構成は複雑でそんなにたくさんは覚えられないので、僕たち魔術師はこの構成を大量にストックするために陣変換法と言う方法を編み出しました。これは構成をとある式に取り込み発動させて構成を魔方陣と呼ばれるものに変換する方法です。これならば結構覚えられますしね。で、魔方陣に変換してしまえば、後はまた一定の起動式に取り込ませてそのまま発動してやればその魔法陣化された魔術が発動すると言う仕掛けなんですよ。この手法ならば1から構築するよりも何倍も早いですしね。・・・んーっとこれぐらいかな。覚えておきましょうね。アス。魔導師なのですから。」
白銀の魔導師アス「うっ。すみません師匠。 とまぁ、そんなのですね。私たちの魔術は。まぁ他にも召喚魔術やら二種類の精霊魔術とか精神干渉の魔術である白魔術とかいろいろ有りますがね。・・・ってまあ何が『白』なのかはいまいち分からないのですが・・・」
アレフ(1028)からのメッセージ:
アレフ「前回誤爆してしまいました、申し訳ないです。」
アレフ「気を取り直してもう一度。 (寝ているアスラリエルに向かい)アスさん、アスさん(ゆさゆさゆさ)」
アレフ「『ttp://grandaria.ddo.jp/false/falselist/falselist.cgi?eno=1028&imgon=1&season=2&day=30&mode=e2p&mount=F&type=k』の辺りを見て、剣の装飾とかお願いします。」
アレフ「それと紅茶美味しかったです。もう1杯頂けますか?」
アレフ「私は魔術についてはからっきしで・・・精霊魔術なら多少分からなくもないですが。」
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