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![]() | No.790 伝説の武器とか好きダカラッ!! | 霧生 氷雨 |
PLの趣味丸出しで申し訳ありません…(汗)。 世界中の神話や伝承、物語に出てくる武器(実在、架空は問わず)への愛を叫ぶためのコミュニティです。 詳細はそのうち追記しますが、コミュ主が好きな武器について不定期に語ることになると思います。 コミュ主の都合で、毎回更新されるかも知れませんし、一ヶ月以上更新されずに放置されたままになるかもしれません。 万が一、こんなコミュでも参加したいという奇特な方がいらっしゃったら…大歓迎です! …が、コミュ主の独りよがりのコミュになる可能性が”かなり”高いので、入会の際はご注意下さい。 ------------------------------------------------------------------------------------ 【第1回】エクスカリバー(Excalibur) 出典:アーサー王物語 持ち主:アーサー王 種類:剣 記念すべき(?)第1回目は、『伝説の武器』や『聖剣』の代名詞と言っても過言でないほど有名な剣『エクスカリバー』を取り上げてみることに。 詳しい背景などは知らなくても、名前ぐらいなら聞いたことがあるという人も多いだろうと思います。 様々なゲームや漫画、小説などでも使われていますし、ある程度ファンタジー好きな人にとっては知らない方が珍しいと言われてしまうくらい有名な武器の一つでしょう。 エクスカリバーの形状に関しては、記述によって多少の差異こそあるものの、ほとんどに共通しているのが『両刃の片手剣』、『光り輝く刀身』、『黄金の柄』といった点です。 ある記述によれば、「光り輝く刀身は松明30本もの輝きにも匹敵する」だそうです。 …眩し過ぎ(笑)。 各種のアーサー王伝説が書かれた時代(12〜15世紀頃)を考慮しても、上に記したような形状でほぼ問題はないと思われます。 アーサー王はこの剣を『湖の乙女』と呼ばれる妖精(?)から授けられ、その魔力によって幾多の戦場で勝利を収めイギリスを統一します。 しかし、最終的には血を分けた自分の息子に反旗を翻され、彼によって致命傷を負わされてしまいます。 そして、死の間際にアーサー王はエクスカリバーを元の持ち主である湖の乙女に返却し、妖精の国アヴァロンへと旅立って行きます。 ところで、アーサー王の剣と言えば、湖の乙女から授けられた剣『エクスカリバー』とは別に、もう一本『岩に刺さった剣』が思い出されるでしょう。 「この剣を引き抜く者こそ、ブリテンの支配者である」という文字の刻まれた岩に刺さった剣。 多くの戦士が引き抜こうとして挑戦し失敗に終わっていたこの剣を、若き日のアーサーはいとも簡単に抜いてしまいます。 余談ですが、『岩(や木、鉄)に刺さり、選ばれた者にしか抜けない剣』というモチーフはアーサー王物語よりも遥か昔からあったそうで、それが形を変えて流れてきたのがこのエピソードではないかと言われています。 閑話休題。 ところで、この『岩に刺さった剣』が『エクスカリバー』と同じものであるという解釈もあれば、全くの別物であるという解釈もあります。 参考にした物語や、それを読んだ人の解釈によって様々な説がありますが、メジャー(?)だと思われるのが、 ・『岩に刺さった剣』も『湖の乙女から貰った剣』も、両方とも『エクスカリバー』で、 戦いの途中、剣を折られたアーサー王が湖の乙女にエクスカリバーを修理(?)してもらった。 ・『岩に刺さった剣』も『湖の乙女から貰った剣』も、両方とも同一の剣だが、 前者を『カリバーン(英語でCaliburn ラテン語でCalibunus)』、 後者を『エクスカリバー(Excalibur)』と呼んで区別している。 戦いの途中でカリバーンを折られたアーサー王が湖の乙女に修理(?)してもらって、エクスカリバーになった。 ・『岩に刺さった剣』と『湖の乙女から貰った剣』は、全くの別物で、 戦いの途中、『岩に刺さった剣』を折られたアーサー王が、新しく湖の乙女からエクスカリバーを貰った。 の3つの説のようです。 『カリバーン』というのは、各種のアーサー王伝説の原典の中の一つであると言われている『ブリタニア列王史』という物語中に出てくるアーサー王の剣で、ラテン語の「鉄」を表す「カリブス(Chalybus)」が元になっていると言われ、この剣『カリバーン』が『エクスカリバー』の原型ではないかという説もあるそうです。 ところで、エクスカリバーの原型に関しては、もう一つ面白い説があります。 エクスカリバーのウェールズ名は『カラドヴルフ(Caladvwch)』であり、アイルランド語の『カラドボルグ(Calad Borg)』と同じ意味を持つものであるという説です。 (ちなみに、「Calad=硬い」、「Borg=稲妻」という意味だそうです。) さて、『カラドボルグ』と言えば、ケルト神話(アルスター神話)に出てくるファーガス・マクロイの持つ剣が思い出されるでしょう。 アルスター神話のカラドボルグが、後の世のアーサー王伝説のエクスカリバーの原型になったと考えても、穿った見方ではないと思います。 実際には、カリバーンやカラドボルグ、その他の様々な剣の名称や能力が合わさり変化しながら作られたのがエクスカリバーであるのでしょう。 …何か筆が乗ってきたのでこのままいくらでも語れそうですが、文字数と時間の都合で今回はここで終わろうと思います。 …鞘について触れて無いですけど(涙)。 さて、第2回(あるのか?)の題材ですが…せっかく上でちょっと話が出たので、『カラドボルグ』に焦点を当ててみようと思います。 …次回以降は、もう少し短めにまとめる様に努力しますので。 |
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ヒサメ(790)からのメッセージ: ![]() (万が一、こんなコミュでも参加したいという奇特な方がいらっしゃったら…大歓迎です!)」
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参加者 計 2 名
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