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探索25日目 基本行動の宣言を確認しました。
「通常戦」の宣言を確認しました。 |
Diary |
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「――エルフィ……」 真っ暗な意識の渦の中、ただ一言だけ場違いな彼女の名が聞こえた。 遠見利範は、そうして自らの寝言に目を覚ました。 そして、跳ね起き、辺りを見回す。 目に映ったのは、白いカーテンと、白い壁。白い天上に、白い床。 そして、僅かに鼻に付く独特の消毒薬の臭い―― 「病院?」 どうして、自分がこんなところにいるのだろうか。 それを考え、利範は弾かれたように飛び上がった。 そこまで来て、漸く自分が今までベッドで寝ていた事に気がつく。 だが、噴出した衝動に突き動かされる利範には、それを不可解だと思う余裕すらも無かった。 そこまでして、利範を動かす衝動、それは偏に 「エルフィ――!」 ただ、彼女の事が気がかりであるゆえの物 それが、例え冷静さを失わせ、愚行へと走らせる病原であるとしても 利範はそれに抗う術は無かった。 そうして、利範は四面を覆っていたカーテンを掻き分けた。 じゃら、と言う音と共に、視界が急に広々となる。 その中心には、一人の青年が立っていた。 「や。元気になったみたいだね」 にこりと、どこか湿った印象を与える笑みを浮かべるその青年は、白衣を着込んでいた。 それが指し示す答えは、つまり 「医者、ですか?」 「まあ、ね。」 ならば、聞くことは決まっている。 利範は堰を切ったように医者の青年に詰め寄ると、口を開いた。 「あの、エルフィは――!」 「エルフィ?……ああ、あの君の連れさんね」 「大丈夫なんですか?!」 「――と言えば大丈夫だけどね」 「何か、あったんですか――?!」 「ああ……いや」 言葉を濁す医者。だが、彼も数瞬すると溜息を吐いた後、利範を一瞥してこういった。 「まあ、ユキモリが来るまでには時間もあるし、一度会えば解かるよ。」 そういって、利範に自分についてくるように促すのだった。 利範が医者の背についていきながら、利範は様々な事を不可解に思っていた。 例えば、前を行く医者が父の名前を口にした事や、何で自分がこんな場所に居るのか―― 「……まあ、不思議に思うのも解かるけどね。普通、救急車呼んで、こんな廃墟まがいの診療所に来るなんて思わないだろうし。」 利範が落ち着かないで居る事から察したのか、先を行く医者が口を開いて来た。 利範は思いもよらず、慌ててしまう。 「あ、いや」 「さて、着いたよ」 前触れも無く医者はそういうと、閉ざされた部屋の前で立ち止まった。 利範は、図らずも、鼓動が高鳴るのを感じた。 「会わないの?」 「……会います」 ただ、少し怖いんです。などと情けない事を言えるわけも無く、 利範は腹を括ると、目を瞑って一気に扉を開けた。 ガチャリ。 無機質な扉の開く音と共に、目を瞑ったまま、中へと一歩、二歩、三歩―― そうしたところで、足を止め。 だが、目を開けるのもまた怖く、そのまま思考までも硬直してしまう。 一秒、二秒が過ぎ、そして三秒―― 「トシ?」 不安から、頑なに閉ざされていた目蓋だったが、たったその一言だけで、間抜けなほどにあっけなく開かれてしまった。 光が差し込み、そこにあったのは白いベッドから半身を起こし、じっとこちらの姿を見ていたエルフリーデの姿だった。 「……あ、あの」 巧く言葉が出ない。 ふがいなさと苛立ちは積もるばかりで、あの雨の中の一連が脳裏を霞め、 何一つ変わっていない自分に利範はまた泣きたくなってきた。 「どうしたの?そんな顔して……」 あれ? 利範は、あの一連とはどこか違う違和感を再びエルフリーデに抱きながら。 内心首を傾げつつ、おずおずと口を開く。 「あの、体は大丈夫なんですか?」 「……ああ」 ベッドの中のエルフリーデは、苦笑すると利範に対し、手招きをした。 利範は、手招きされるままに近付く。 「元気よ、元気。心配かけたみたいで、ごめんね」 ……? まただ。 何か、あの時とは違う意味で、利範は違和感を感じていた。 「あの、エルフィ。……本当に、大丈夫なんですか?」 「何?そんなに心配だったの?……トシらしいって言えばそうだけど、本当に大丈夫よ」 ……何だ、この違和感は。 ああ、成る程。利範は、違和感の元を察した。 彼女のこの話し方。まるで―― 「……エルフィ。もしかして覚えてないんですか?」 「……あはは。バレた?」 利範は、首の千切れるような勢いで背後を振り返る。 そこには、苦笑する青年医師の姿があった。 「……多分、倒れた影響だろうね。ま、今のところそれ以外は健康そのものだから。大丈夫さ」 「……エルフィ」 それで、画点がいった。 今までの彼女の言い草。まるで今までの問答を覚えていて尚、あんな事を言っている様子とは、到底思えなかった。 ならば―― ……当然、彼女の告白も、彼女は全て行っていない事と、思っている筈だった。 利範は、急に肩の荷が降りたような心地になり、思わずどっかり尻餅を付いてしまっていた。 「貧血?」 「違います」 間髪入れずに茶化す背後の医者。 利範は、若干怒気をはらんだような語調で返答する。 「ま、そりゃ冗談としてだ。二人とも、今はまだ静かにしてたほうが言いと思うけどね。 そんな訳で、感動の再会は、そろそろお開きって事でどうだい?」 「……私は、エルフィの無事が解かっただけで」 そうして、医者の様子を窺う傍らで、利範はエルフリーデの表情を一瞥する。 エルフリーデは、苦笑しながら頷いていた。 ・・ ・ ・・ 「隠すつもりは無かった。が……」 「……父さんが謝ることじゃ、ないです。」 ――まだ、よく信じられなかった。頭はまるで中身が抜けてしまったようにぐるぐると、同じ思考を巡るだけ。 ただ単純で、純粋な「どうして」と言う、不毛な追求が思考を占めているだけだった。 あの後、エルフリーデの病室を出た後。 診療所の廊下では、利範の父が待ち構えていた。 「どうして」―― ただ、それ以外に何を思うわけも無く、父と、医者の二人に連れられるまま診療室まで連れて行かれ ただ、それ以外を考える余裕も無いままに、色々な事を教えられた。 先ずは、エルフリーデの曽祖父が人間ではない事。 これは、漠然とした事実としては前々から知っている事だったが、実際に詳細を聞かされたのは初めてだった。 それは、エルフリーデ自体が積極的に口を開かない事もあったが、利範自身、余り聞きたくない事であったことも確かだった。 「どうして」その話を今するのだろうか。 その疑問も尽きないままに、次の、そしてその次の話が途切れる間もなく語られていった。 例えば、彼女のような純粋な人間ではない存在は、生涯のうちに少なからず、今回の彼女のような\x87\x80発作\x87≠\xF0引き起こし、 そして、それが彼女のような例の死因足りえるケースも、決して少なくは無いと言う事。 「どうして」今更、そんな事を明かされるのだろうか。 そして――今回こそ、エルフリーデは命に別状は無かったが、今回のような\x87\x80発作\x87≠ヘ、二度三度の再発が十分に考えられると言う事。 今度再発した時にこそ、助からない可能性も大きくなる事。 「どうして」よりによって、彼女がそんな目に――? その謎は、ずっと解けることはなかった。 ・・ ・ ・・ \x87\x80島\x87≠ヨの招待状を改めて握り締め、利範は小さく溜息を吐いた。 あの日。エルフリーデが倒れた二日後、家の郵便受けにひっそりと入っていた\x87\x80島\x87≠ヨの招待状。 曰く、その島に行けば財宝が手に入ると言う。 正直言えば、今欲しいのは財宝などではなく、例えば彼女を\x87\x80発作\x87≠ゥら守る術とか、 漠然とした言葉を借りるとすれば『救い』こそが、今欲しい物だった。 その欲求を、財宝は恐らく叶えてくれないだろう。 ――それでも 「往くの?」 荷支度を終え、腰を落ち着けていた利範の目の前に現れたのは、実姉だった。 利範は彼女だけには、こっそりと島往きの事を打ち明けていた。 「ええ」 最低限の食料や水なども改めて確認しなおす。 桐花は、苦々しげな顔付きで髪をかきむしっていた。 「私、まだよく解かってないんだけどさ。 どして、そんな辺鄙な島まで態々行くのよ。 エルフィちゃんの傍に居たほうが、 あの子のためにも、アンタのためにもなると思うんだけど?」 「……ええと……エルフィは、今は何だか私が居たほうが辛そうですから」 「そう?」 「ええ」 あの、エルフィが倒れた日。あの日の告白を聞いて以来、時折エルフィの仕草に気をかけるようにしてから その不安は既に確信までに変わっていた。 だから、一度、見つめ直してみるのも一つの手かもしれない。浅はかな考えとは自覚しているが、そういう配慮もあった。 「まあ、アンタがそういうならそうなのかも知れないけど……ただし、一つ約束してよね」 「はい?」 「第一にエルフィちゃんを。第二に、私とか父さんとか母さんとか、裏切らない事。」 「……はい」 それが、どう言う意味か。 そして、それを姉がどれほどの覚悟で言っているのか、利範は瞬時に理解し、苦笑気味に頷いた。 帰って来い。何が何でも――と 色々あるが一番の意味としては、多分そう言う事なのだろう。 「さて」 ―― 「いってきます」 「とりあえず、帰って来たら問答無用でボッコボコだからね」 その言葉には苦笑で返し、利範は一歩を踏み出した。 これから行く先にどんな困難が待っているのか――それは想像しがたいが、少なくとも、それは自分を見直し、 何かしらの答えを得る為の布石になれば。そう願って。 +今期のあとがき+ ここまで読んでくださっていた方、本当にありがとうございました。 どうにも、終始に於いて勇み足と急ぎ足な感が否めず、残念な限り…… いずれ加筆修正に乗り出したいものですが……orz とりあえず、加筆修正、追筆、総まとめ、時期キャラ関連Etc...... やるとしたら、以下で。 ttp://karuta77.hp.infoseek.co.jp/vertex/
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Message |
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メッセージはありません。
今日はメッセージを送っていません。
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Main |
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のんびり休憩しました! HPが 1341 回復! SPが 91 回復!
プレッツェル を食べました。
武具に ChAG−ATS09FV/KAEN を装備!
【大乱戦参加メンバー】
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通常戦開始!
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アルグ「……来たか。」 源五郎「話し合いの余地はなさそうだな」 利範「この島での最後の、戦い……(いつに無く真剣な表情で」 犬「わん。」
サバス「おのれ・・・」
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非接触フェイズ
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サバスの攻撃! サバス「えぇい邪魔だっ!」 脱衣!!1 サバスの装備による物理防御力が減少! サバスに 魅了LV1 を付加! サバス「私を怒らせるとどうなるか・・・その目で記憶したまえッ!」 萌えまくり!!2 歩行雑草を召喚! 歩行雑草「モッサァァァァァァァッ!!」 歩行雑草を召喚! 歩行雑草「モッサァァァァァァァッ!!」 歩行雑草を召喚! 歩行雑草「モッサァァァァァァァッ!!」 歩行雑草を召喚! 歩行雑草「モッサァァァァァァァッ!!」 歩行雑草を召喚! 歩行雑草「モッサァァァァァァァッ!!」 アルグは祝福されている! アルグの攻撃! アルグ「(演奏中)」 ヴィガラスソング!! アルグのATが上昇! アルグのDFが上昇! 源五郎のATが上昇! 源五郎のDFが上昇! 利範のATが上昇! 利範のDFが上昇! 犬のATが上昇! 犬のDFが上昇! バトルソング!! 犬のATが上昇! 犬のCRIが上昇! 利範のATが上昇! 利範のCRIが上昇! 源五郎のATが上昇! 源五郎のCRIが上昇! アルグのATが上昇! アルグのCRIが上昇! 源五郎は祝福されている! 源五郎の攻撃! 源五郎「われに示せ、叡智の力を」 ケルキオン!! 源五郎に 睡眠LV1 を付加! 源五郎に 睡眠LV2 を付加! 犬の攻撃! 犬「わおーん。」 ウォークライ!!1 犬の次の物理攻撃のダメージが強化! 犬が次に受ける物理攻撃のダメージが増加! アルグは祝福されている! アルグの攻撃! ペネトレイト!! アルグに 貫通LV1 を付加! アルグ「この程度の事は簡単だ……」 クリティカル! クリティカル! クリティカル! クリティカル! 歩行雑草に2962のダメージ! アルグ「たいしたこと無いな……。」 歩行雑草「モッサァァァァァァァッ!!」 歩行雑草が倒れた! サバス「お・・・お前がやったのかぁぁッ!!」 歩行雑草「モッサァァァァァァァッ!!」 歩行雑草「モッサァァァァァァァッ!!」 歩行雑草「モッサァァァァァァァッ!!」 歩行雑草「モッサァァァァァァァッ!!」 |
戦闘フェイズ TURN 1
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駄無型解説君Ver0.31「だむー∈(・ω・)∋」
アルグの平穏LV1 |
戦闘フェイズ TURN 2
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駄無型解説君Ver0.31「むー∈(・ω・)∋」
駄無型解説君Ver0.31「∈(・//ω・)∋」
アルグの平穏LV1 |
戦闘フェイズ TURN 3
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駄無型解説君Ver0.31「壁|ω・)∋」
サバスの治癒LV2 |
戦闘フェイズ TURN 4
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駄無型解説君Ver0.31「∈(・/д/ω・)∋」
サバスの治癒LV2 |
戦闘フェイズ TURN 5
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駄無型解説君Ver0.31「∈(・/д∈(・ω・)∋だむー/ω・)∋」
サバスの治癒LV2
サバス「な、なんということだッ!!」 |
アルグ「先に進むか。」 源五郎「勝った勝った」 利範「…………エルフィ」
戦闘に勝利した!
PSを 67 獲得! エリア内を探索・・・
アルグ(83)の 弓矢 の熟練LVが増加!( 25 → 26 ) |
「くぅぅッ!!おのれ私に手を出したこと、後で後悔させてやるぞっ!絶対だからなッ!」 そう言い残すとサバスは歩行雑草を複数召喚し自分を運ばせ去っていった。 「モ・・・、モ・・・、モッサァァァァァァッ!!」 雑草集会場にいた歩行雑草が救われた雑草に飛びついていく。 そして2匹は今度はこちらに飛びついてきた! 「モサァァッ!!」「モッサァァァッ!!」 手にある箱を必死に渡そうとしている。お礼のようだ。 アルグは 雑草からのプレゼント を入手! 雑草達はペコペコと頭を下げながら去っていった。
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訓練により 体格 が 28 上昇しました!(能力CP - 42 ) 訓練により 剣 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 24 ) 訓練により 合成 のLVが 1 上昇しました!(生産CP - 23 ) 訓練により 防具 のLVが 1 上昇しました!(生産CP - 18 )
技 ヴォイド を修得しました!
源五郎(724)に、 おいしい草 を料理してもらい、 自然派の草餅 を受け取りました。
遺跡外に戻りました!
【合言葉&場所チェック】
【成長】
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声が聞こえる・・・ |
遺跡外では様々な声が飛び交っています! |
Data (第24回 第26回) |
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ENo.976 遠見 利範 |
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ENo.83 アルグ・アスティル ENo.724 新発田 源五郎 |
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[PL] ともとも |
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