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探索21日目 基本行動の宣言を確認しました。
「生産行動」の宣言を確認しました。 |
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+++利範追憶+++ 「――エルフィ?」 利範が傍らに座る少女の寝息に気がついたのは、映画もラストに差し掛かった頃だった。 「……エルフィー」 今では、もう肝心の映画も終わり、劇場内には照明が戻っている。 ゆっさゆっさ エルフリーデの肩を利範は揺すっていた。 利範としては熟睡しているように見える彼女を起こすのは少々憚られもしたが 何分、劇場内であることもあり、 何より映画も終わり座席についているのは自分達だけと言う事もあった。 流石に、長居は無用なので利範としても実に不本意ではあったのだが仕方が無い。 さながらチクチクと心を苛む罪悪感との戦いでもあった。 「ぅー……」 肩を揺らしていると、不意にエルフリーデの眉宇が顰められる。 どうやら、覚醒間近らしい。 ――もう一押しか? 「エルフィー。起きてくださーい」 そう言って数瞬。エルフリーデの目蓋がぼんやりと開かれた。 「…………とし?」 「はい」 どうにも寝惚けているらしい、正体の無い語調。 焦点は未だ虚空を彷徨ったまま、うつらうつらと右へ左へ揺れていた。 「大丈夫ですか?」 夢見心地から中々帰ってこないエルフリーデに、利範が小首を傾げる。 ……そういえば、顔も赤く、どことなく熱っぽい感じに見えるが…… 利範の懸念を余所に、エルフリーデは突如、 眠気を払うかのように顔をぶるぶると振ると、目頭を押さえた。 そうして、肺に溜まった空気を一度、入れ替えてしまおうとしているかのような、 大きな溜息を一つ吐く。それから微動だにせず、二人の間に短い沈黙が流れた。 「……ごめん」 ぽつり エルフリーデの口から前触れも無く漏れた謝罪の言葉。 利範は呆気に取られ、きょとんとしているのみだった。 「えっと……」 「映画、見てなかったから。ごめん」 「あ、いや、それは」 ――別に、いいです。 それに、朝から体調悪そうでしたし―― そんな返事を、利範が続ける暇も無かった。 利範の言葉を遮るように、がたんと言う音が響いた。 エルフリーデが立ち上がる音だった。 手早に荷物を纏めながら、エルフリーデが口を開く。 「私、先に帰ってる」 「――え?」 抑揚の無い、エルフリーデの言葉。 利範は、今彼女が何を言ったのか一瞬理解できず、首を傾げた。 利範が、彼女の言葉を理解した時には、 既にエルフリーデの影は、利範の視界のどこにもありはしなかった。 「……え?」 我に返った利範は、エルフリーデの後を追うべくして、後先を考える間もなく走り出していた。 走りながら、利範は思考を纏めつつ、溜息を吐く。 ――……一体、何が悪かったと言うのか。 何か、彼女の機嫌を損ねる真似をした覚えは無いのだが……。 利範は首を捻りながら、走る。 時折、ぶつかりそうになる人影を巧みに回避し続け、 その速度といい並の運動神経の成せる技ではないし、普段の彼ならば到底出来そうに無いものだったのだが、生憎現在、利範の関心はそこには無かった。 「え、えるふぃーっ!」 走り続け、凡そ三十秒ほどか。漸く、人影の中からエルフリーデの背を見つけ 比較的大声で呼び掛ける。――と、エルフリーデはちらりと利範のほうを振り向き 一瞥した様子だったが、何やら顔を顰めると今度は利範に背を向けて走り始めた。 「え、えるふぃー?!」 ――何故逃げられるのか。理由は皆目、検討も付かない。 ……が。兎角、追いつかねば話にならないし、追いかけねばならない使命感のようなものが、どこからとも無く湧いてきていた。……何故だろうか。 「えるふぃー、何で逃げるんですかー?!」 走る、走る、走る。 邪魔な人影を掻き分け、道の段差をものともせず。 対して、エルフリーデの足は遅かった。元来、早い方ではなかったが、利範の目にはそれが普段よりも更に遅く見えた。 「えるふぃー!」 普段出さない大声を出す。 通行人が時折、怪訝そうな眼差しでこちらを見てくるが気にしない。 と言うか、気にする余裕が無かった。 「えるふぃー!える――」 「……わかった、わかったわよ!」 どのくらい走ったのだろうか。エルフリーデは『帰る』といっていたが 最早、帰り道からは大きく外れ、エルフリーデが八つ当たりするように怒鳴って、 腰を落ち着けたのは、見たことも無い広場の、噴水の前だった。 エルフリーデに漸く追いつき、利範は切れた息を整える。 が、息に関しては当然と言う事ながら、エルフリーデの方がよほど深刻そうに見え 肩で息をしたまま、噴水の傍に座り込んでいた。 「……あの、エルフィ」 ぜいぜいと肩を上下させるエルフリーデに、利範が若干遠慮がちに問う。 「……なに」 見上げられた視線が利範に刺さった。 利範は、心なし声量を落とし、言葉を続ける。 「あの……私、何か気に障る事、しましたか?」 その問いに、エルフリーデは逡巡していたが、やがて重い口を開いた。 利範には、意外な答えだった。 「……してない。」 首を傾げる利範に、エルフリーデは更に言葉を繋ぐ。 「……けど、駄目っぽいから」 「は?」 ――駄目っぽい? 何が―― 利範は、更に首を傾げた。 それを不快に思うように、エルフリーデの眉宇が顰められる。 「ねえ、利範」 「はい?」 間を空けて放たれたエルフリーデの声は、 先ほどまでとはうってかわって、穏やかなものだった。 自然、利範の対応も自然体になる。利範は、エルフリーデの視線にあわせるように 自らも噴水の傍に腰を下ろした。 「色々考えたけど、私やっぱり、家出ようかなって」 「……どうして、ですか」 動揺を必死に押さえ込むような声で、利範は問う。 それを察してか、それとも察していないのか、エルフリーデは頭を振った。 「だって、迷惑でしょ?」 「……馬鹿な。何で、そう思うんです」 利範の言葉に、僅かに険が入りつつあった。 エルフリーデは、薄らと陰のある微笑みを浮かべ、利範の顔を見つめながら、首をことりと傾ける。 「思うも何も……」 「……まさかとは思いますけど。エルフィが最近、様子おかしかったのって、その所為ですか?」 エルフリーデが、頷く。 利範は、さながら見せ付けるような大きな溜息を吐いた。 「やっぱり私、駄目よ」 「馬鹿なこと、言わないでください。」 「……これでも、足りない頭で考えたのに。馬鹿は酷いわ」 それは冗談のつもりか、それとも本気なのか。 エルフリーデは陰鬱な笑みを浮かべていた。 利範は、泣き出す一歩手前のような顔でそんなエルフリーデを見つめる。 「仮に家を出て。往くあて、あるんですか?」 「……それは、無いけど」 「じゃあ、馬鹿ですよ」 二度目の『馬鹿』 エルフリーデの陰鬱な笑みが、剥がれた。 「何よ……」 利範と同じ、泣きそうな顔で震える声を振り絞る。 利範は、目を伏せていた。硬く握り締められていた彼の拳からは、僅かに血が滴っていた。 「何で、そんなに私に拘るの?……厄介払いできて、清々して……それで、いいじゃない」 「厄介じゃ、無いです」 「厄介よ!」 それは、絶叫に近かった。 ヒステリックな叫びに、広場に居る殆どの人間の注目が集まった。 「何で、そんなに自分のこと虐めたがるんですか。」 ポツリと、利範が呟くように嘆いた。 俯いたまま、地面をじっと見つめたままの利範を、エルフリーデが充血した目で睨んだ。 「……だって……だって――」 吐き出すような言葉が、徐々に嗚咽を帯びていく。 利範も、泣きたい気分だった。 爪が食い込むほどに硬く握られた利き手が、じんじんと痛んだ。 「…………水精混じりの血なんて、厄介よ」 それは、誰に言ったものか。 嗚咽の間を縫うように、ポツリとエルフリーデが呟く。 利範は、すぐには口を開かなかった。 「利範だって、わかってるんでしょう? 世の中、貴方みたいな馬鹿だけじゃないもの」 その一言で、利範の肩の力が抜けた。 硬く握られていた利き手は解ける。 とりあえず、天気は今にも降り出しそうな様子の曇り空といったところだったが、 利範の心の中は、既に土砂降りの真っ只中といったところだった。
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メッセージはありません。
今日はメッセージを送っていません。
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ジャンボメンチカツ を食べました。 今回の戦闘結果全てにおいて 攻撃LV1 が付加されます! 現在の体調は いい感じ! 大丈夫!いつも通りだね☆
武具に ChAG−ATS09FV/KAEN を装備!
【大乱戦参加メンバー】
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通常戦開始!
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非接触フェイズ
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犬の攻撃! ![]() ウォークライ!!1 犬の次の物理攻撃のダメージが強化! 犬が次に受ける物理攻撃のダメージが増加! 源五郎は祝福されている! 源五郎の攻撃! ![]() パワートランス!! ワラピーからMATを奪取! ワラピーからMHITを奪取! 毒蛾AからMATを奪取! 毒蛾AからMHITを奪取! 毒蛾BからMATを奪取! 毒蛾BからMHITを奪取! ロングダックスフンドからMATを奪取! ロングダックスフンドからMHITを奪取! アルグは祝福されている! アルグの攻撃! ペネトレイト!! アルグに 貫通LV1 を付加! ワラピーは攻撃を回避! ![]() |
戦闘フェイズ TURN 1
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アルグの平穏LV1 |
戦闘フェイズ TURN 2
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源五郎の治癒LV1 |
戦闘フェイズ TURN 3
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源五郎の治癒LV1 |
戦闘フェイズ TURN 4
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ワラピーは麻痺している! |
戦闘フェイズ TURN 5
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毒蛾Aは炎上により152のダメージ! |
戦闘フェイズ TURN 6
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毒蛾Aの攻撃! 利範に133のダメージ! 源五郎の治癒LV1 源五郎のHPが71回復! 源五郎の治癒LV1 源五郎のHPが71回復! 源五郎の攻撃! ![]() ブルータルサンライト!! ロングダックスフンドに107のダメージ! ![]() ロングダックスフンドに炎上を追加! ロングダックスフンドに麻痺を追加! 毒蛾Aに78のダメージ! 毒蛾Aは炎上に抵抗! 毒蛾Aは麻痺に抵抗! 源五郎の追加行動! ロングダックスフンドに148のダメージ! アルグの平穏LV1 アルグのSPが10回復! ![]() アルグは毒蛾Aを魅了した! アルグの攻撃! クリティカル! ロングダックスフンドに139のダメージ!
ロングダックスフンドに混乱を追加! ロングダックスフンドは炎上により142のダメージ! ロングダックスフンドは麻痺している! ロングダックスフンドは混乱によりSPに15のダメージ! ロングダックスフンドの攻撃! 絞めつけ!!1 クリティカル! 利範に52のダメージ! 利範は攻撃を回避! ロングダックスフンドの追加行動! ![]() エンタングル!!2 源五郎に207のダメージ! 源五郎のWAITが増加! (ロングダックスフンドの麻痺の効果が消失) (ロングダックスフンドの混乱の効果が消失) 利範の攻撃! ロングダックスフンドに190のダメージ! 利範の追加行動! ロングダックスフンドに188のダメージ! 犬の平穏LV1 犬のSPが5回復! 犬は麻痺している! 犬の攻撃! クリティカル! ロングダックスフンドに100のダメージ! (犬の麻痺の効果が消失) ![]() ロングダックスフンドが倒れた! |
戦闘フェイズ TURN 7
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毒蛾Aは魅了に耐えている! 毒蛾Aの攻撃! 毒鱗粉!!1 アルグは麻痺に抵抗! アルグは混乱に抵抗! 源五郎は麻痺に抵抗! 源五郎は混乱に抵抗! 利範に麻痺を追加! 利範は混乱に抵抗! 犬に麻痺を追加! 犬は混乱に抵抗! 毒蛾Aの追加行動! 源五郎に100のダメージ! (毒蛾Aの魅了の効果が消失) アルグの平穏LV1 アルグのSPが10回復! アルグの攻撃! 毒蛾Aは攻撃を回避! ![]() 源五郎の治癒LV1 源五郎のHPが71回復! 源五郎の治癒LV1 源五郎のHPが71回復! 源五郎の攻撃! 毒蛾Aは攻撃を回避! ![]() 利範は麻痺している! 利範の攻撃! 毒蛾Aに249のダメージ! 犬の平穏LV1 犬のSPが5回復! 犬は麻痺している! 犬の攻撃! 毒蛾Aは攻撃を回避! |
戦闘フェイズ TURN 8
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毒蛾Aの攻撃! 源五郎は攻撃を回避! 源五郎の治癒LV1 源五郎のHPが71回復! 源五郎の治癒LV1 源五郎のHPが71回復! ![]() 源五郎は毒蛾Aを魅了した! 源五郎の攻撃! 毒蛾Aは攻撃を回避! アルグの平穏LV1 アルグのSPが10回復! ![]() アルグは毒蛾Aを魅了した! アルグの攻撃! クリティカル! 毒蛾Aに206のダメージ! アルグの追加行動! 毒蛾Aに178のダメージ! ![]() 利範は麻痺している! 利範の攻撃! 毒蛾Aに260のダメージ! (利範の麻痺の効果が消失) 犬の平穏LV1 犬のSPが5回復! 犬は麻痺している! 犬の攻撃! 毒蛾Aに99のダメージ! (犬の麻痺の効果が消失) 毒蛾Aが倒れた! |
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戦闘に勝利した!
PSを 147 獲得! エリア内を探索・・・
アルグ(83)の 弓矢 の熟練LVが増加!( 22 → 23 ) |
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訓練により 体格 が 25 上昇しました!(能力CP - 34 ) 訓練により 剣 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 21 ) 訓練により 火霊 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 20 ) 訓練により 防具 のLVが 1 上昇しました!(生産CP - 13 ) 訓練により 防具 のLVが 1 上昇しました!(生産CP - 14 )
技 プロミネンス を修得しました!
源五郎(724)の所持する いばらの盾 を 水晶の簪 に合成しました!
源五郎(724)の所持する 大蒜 から スタミナシールド という 防具 を作製しました。 ただの枝 から 風通し良好・枝編みバックラー という 防具 を作製しました。
源五郎(724)に、 おいしい草 を料理してもらい、 自然派の草餅 を受け取りました。
F-9 に移動しました!
【合言葉&場所チェック】
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![]() | 声が聞こえる・・・ |
ポチ(289)の声が届いた:![]() 山田さん「えーっと、「新しい魔法陣ゲットだぜ!」ですか。魔方陣はポ○モンじゃありませんよ、ポチ…(ぇえ)」
あ(257)の声が届いた:
デニム(228)の声が届いた:
遙(113)の声が届いた:
みう(998)の声が届いた:
病人(886)の声が届いた:
小石ちゃん(819)の声が届いた:
ミル(668)の声が届いた:
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![]() | Next Battle |
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通常戦が発生!
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![]() | Data (第20回 第22回) |
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ENo.976 遠見 利範 |
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ENo.83 アルグ・アスティル ![]() ![]() ![]() ENo.724 新発田 源五郎 |
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[PL] ともとも |
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