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探索20日目 基本行動の宣言を確認しました。
「取引行動」の宣言を確認しました。 |
Diary |
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さっきから、えるは一体何をしてるんだろう。 そう思いながら、めるは軽く視線を上げた。 薄い空気の漂う山岳地帯。 休憩時間になってすぐ、えるはでっかくしたハレハレの頭上に乗っかった。 そのまま本も読まず歌も歌わず、ひたすらきょろきょろしては、溜息をついている。 「……ねえ、さっきからずーっと、何やってんの?」 やかんの火の大きさを調整しながら、めるは尋ねた。 お湯も沸いて、いい頃合だ。 そろそろ降りてきて、ごはんを食べてもらわなければ困るのだ。 呼びかけためるを見下ろして、えるがごにょごにょ言った。 「Jack君が来ないのです」 「は?」 「Jack君が、来ないのですよ」 遠目に見て、明らかにえるの眉はへしょたれて下がっていた。 えるがあんな顔をするのは、七割がた空腹のときなのだが。 「よくわかんないけど、とりあえず降りてきなさい。ごはんよ」 「……。ごはんもうちょっといいのです。Jack君が」 「降りてきて話しなさい」 「あうあうあう、だって、高い所に居ないと、来てくれてもわからないのです」 何やら強情に首を振り続けるえるに、めるは思案した。 あーもーめんどくせーと叫びながらひきずり下ろすというプランもなくはなかったが、 それはそれで後でもっと面倒なことになる。めるの頭脳は面倒なことには聡い。 「Jackってあれでしょ。あのちっちゃいのでしょ。 ハレハレに乗ってたら、足元まで近づいてきても、かえって見えないんじゃない?」 「あう」 これは効いたらしい。 悩んだ末にのろのろとハレハレを縮め、ようやくえるが地面に下りてきた。 ハレハレを抱っこしてシートに座ったところに、用意しておいた食事を渡す。 「はいこれ、えるの分。今日は私も食べるから」 重ねて叩いた干し芋をえるが受け取ったのを見て、めるもおわんを取り出す。 干飯にお湯をかけるという、えるの干し芋に負けずに簡易な代物だ。 えるにはいまいち不評だったのだが、めるはこの、ちょびっと歯に詰まりそうな位の、 カタい歯ごたえとか感覚が好きなのだ。 「いただきます」 「いただきますなのです」 きちんと手を合わせ、もすもすもそもそとごはんを口に運ぶ半熟双子。 ここしばらくごはんに文句をつけなかったえるだが、今日はやけに食が細い。 まあ、その原因はわかりきったことではあったが。 「食べ応えありすぎた? 噛み切れなかったりする?」 「そんなことはないのです。ええと、そんなことはないのです」 敢えてズレたことを言ったつもりだったが、それはそれで図星だったらしい。 頑張って干し芋を噛み千切るえるを見ながら、めるもサジでおかゆを掬う。 そして、えるがぽつりと口を開いた。 「……伝書鳩がきたのです」 「伝書鳩……伝言に使うアレよね」 こっくりと力なく頷くえる。 誰から何と来たかえるは言わなかったが、めるにはもうそれがわかった気がした。 だからなにも言わず、おかゆを口に運ぶ。 「もう来れないって感じの伝言だったのです。 でも、可能性としては、送り先の間違いとか届け先の間違いだってありうるのです」 そう言いつつも、えるがえる自身の言葉を信じていないことは明らかだった。 干し芋を潰れそうなほど握り締める、不器用でちっちゃいえるの手。 そんなえるの手を、めるはじっと見た。 えるとめるは違うのだ。そんなことを、ふと思った。 めるはよしのという大きな喫茶店に出入りし、広く浅く人と付き合っている。 人が居ることも、ふっと居なくなることも、ごく当たり前だ。 喫茶店は人が居つく場所ではない。休憩する場所だ。 だから、めるは大勢の中の一人として、マイペースに喋ることに慣れていた。 えるは逆だ。人懐こいくせに変な所でひとみしりで、人の大勢居る場所が苦手だ。 だけど、自分に構ってくれる人は大好きで。 少ない人数の集まりの中で、誰かとおしゃべりするえるは、楽しそうだった。 時々あうあうパニクったりしながらも、本当に楽しそうだった。 めるはそのことを、よく知っていた。 「Jack君はええと、Jack君から話しかけてくれたのです。 街を歩いてて、えるとハレハレを気に入ってくれたらしいのです。 きっとえるとめるが迷子になってたときだと思うのです。島に来てすぐだったのです」 「あー言ってたわねー。エル兄とか呼ばれてたっけ」 熱心に話し出したえるに、適当に相槌を打つめる。 光景だけ見れば、いつもの光景だ。 「Jack君はお菓子とナイフと悪戯が好きだったのです。パイとか好きだったのです。 ボマーさんは、Jack君が悪ふざけをすると爆破して怒るのです爆発くまさんなのです。 ベティちゃんはいつも歌うように話すのです。流暢で上品で小さな淑女なのです」 それらは、めるにはよくわからない、えるの思い出話だ。 めるはJackをあまりよく知らない。 いつも箱から出てくるちっちゃいヤツというくらいだ。 えるは、めるよりは、よく知っているようだ。 どうして出て行ったしまったかだけは、よくわからないようだが。 それでも、えるにとっては、Jackは島に来て最初の友達だったのだ。 「える、アンタって、深く狭く付き合うのよね」 「……あう?」 「いや、よく考えてみれば、私とえるって、ずいぶん交友関係違うじゃない? アンタ変なところで人見知りだから、人が大勢居るとこなんてダメでしょ」 「うー。あうー。……何処から誰と話していいのかよくわからないのです」 再びへしょたれた眉をするえるを、何故かめるはしみじみとした目で見た。 おかゆを啜り、考える。 ――えるは寂しいのだ。 少なく深い友達がいなくなってしまったから。 そして、その友達がいかに大切だったか、めるにいくら説明しても、魔法原理の話題と 同じくらい、めるにはわからない。 ほんとはそう、わかっているから。 それでも話さずにいられないから。 (そういえばウサギと斧の人も、いつのまにか、猫と狼と斧の人になってたわ) 「える。食べなさい」 「あう」 喋りすぎてえるの手が止まっているのをサジでさし、食べさせる。 食べなくてはいけないのだ。これから先の為にも。 豪勢な食事とは言いがたいけれど、サバスさえ何とかすれば、遺跡外で何かもうすこし いい食べ物を買うのも、悪くないかもしれない。 たとえば、そう、お菓子とか。 例のJackなら、作れたらしいのだが。 「お菓子作るのがうまかったんだっけ? そこんとこは羨ましいわね。 私あれダメなのよ。めんどくさくて」 「Jack君は、めるの料理の腕は自分より上だと言ってたのですよ?」 「技術はそりゃ自信あるけど、お菓子はめんどくさいんだってば」 ぱたぱた手を振っためるに、えるの顔が少し普段の調子を取り戻した。 ちょっとジト目ぎみだったが。 「……作れないのか、作るのが面倒なのか、どっちなのですかめる」 「面倒だから作れないのよ。面倒だから。め・ん・ど・う・だ・か・らッ! 必要な材料多いし! 計量キッチリしないと絶対味が崩れるし!」 「あ、あうあうあうあう。じゃあええと、バレンタインに持っていったようなチョコは」 えるの何気ない一言に、めるがサジを握りつぶしそうなほど堅く握る。 がばっと身を起こし、仁王立ちになってえるにサジを突きつけた。 「あんなの逆立ちしてもアクロバットしてももっと無理よ! 想像もつかない! 私だってアレは食べたかったわよ。でも、自分で作るなんて絶対無理だわ。 あのね、チョコ自体がまず複雑怪奇でめんどくさいのよ湯煎とか湯煎とか! それを卵型にしろって一体どーすんのか想像もつかないしッ! 何より最大の問題はあのキャラメルよキャラメル! あの半熟状態のとろとろをどうチョコレートの中に流し込めって言うの!?」 「あ、あうあうあうわかったのですごめんなさいなのです納得するのです」 めるの勢いに押され、おたおた後退するえる。 料理がよくわからないなりに、とても難しいことはえるにもよくわかった。 「め、めるだって食べたかったのですね。ならば、えるもガマンするのです」 「宜しい」 そう決意し、ひとまず干し芋を齧ることに専念する。 めるもまた、サジを手に取り直し、おかゆを啜り始めた。 ちなみにおかゆのおわんは片手にちゃんと持っていた。零したらもったいない。 「そう考えると、あのちっちゃいのってすごかったのね」 「すごかったのです。お菓子は得意らしいのです」 「すごいわねー」 「すごいのです。パイならなんでも作ってあげるって、そう言ってくれてたのです」 「……マジすごいわねー」 「なのです」 しみじみと言っためるに、何故か少しだけ、えるは嬉しそうに笑った。 最後の干し芋を齧り、『ごちそうさまなのです』と手を合わせる。 脇に置いていたハレハレを再度握り、ちょこんとその場に座り込んだまま、動かない。 「ハレハレ、でっかくしないの?」 「やめとくのです」 「そう」 再び沈黙が降りる。 そして、めるがおかゆの最後の一口を口に含んだとき、それは起きた。 「あうッ」 「ん? どしたの?」 「あうあう。な、何かが、えるの頭にぶつかったのです」 空になったおわんを置き、えるのところに駆けつける。 目をきょときょとさせてはいるが、ものすごい大事ではなさそうだ。 えるの頭にぶつかったもの。それは、えるのすぐ近くに、ちょこんと転がっていた。 「キャンディね」 「キャンディなのです」 二人して呟く。 そういえば、今日はホワイトデーだ。 島中で、両思い片思い取り混ぜて、キャンディが飛び交うのだった。 どうやらそのおこぼれが、えるに降ってきたらしい。 「食べたら?」 「あう?」 「キャンディ。食べたら?」 めるの言葉に、えるはのろのろとキャンディを拾い、包みを取って口にいれた。 口の中でキャンディがコロコロ転がっているのが、傍目に見てもわかる。 そして、えるの目からも、ぽろぽろとこぼれたものがあった。 ぐすぐすと鼻を鳴らし、えるは泣き出した。 あうあうという声は出せない。キャンディを口に入れていたから。 めるは黙ってやかんに水を足した。 そして、鞄の底から、えるの大好きな花の茶葉を出し、そっとカップに落とした。
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Message |
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【パーティメッセージ】
える(768)「ちゃんと医学覚えたのです大乱戦間に合ったのです!(ぜーはー)」
シャモア「カワイイ…というかキュートですな、我が輩と同じ位に。その大きさといい、酷使されっぷりといい…親近感を感じますぞ?(キュピーンと目を光らせてニヤリ)」
グラスレイ(1137)からのメッセージ:
グラスレイ「え? 俺に引きつける柄があるのか?
グラスレイ「3倍返しするだけの量はなかったが、まぁそこは許してくれ。
グラスレイ「とうとう大乱戦になっちまったな。こっちも頑張って斧投げまくるから、後ろは任せたぞー」
以下のキャラクターにメッセージを送りました。
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こんな身体じゃダメだ! |
シャラザ(242)からのメッセージ: シャラザ「逆に考えれば 『合成獣があるなら人体改造もあるに違いない』 そんな夢も見えてくると思うの」
シャラザ「ダイエットは…体重だけなら体内の水分量を減らせば簡単に減らせるわよ?
カナ(420)からのメッセージ:
カナ「まぁつまりだ。どんな身体でも前向きに生きろ、って事だな!たぶん」
みぃ(1297)からのメッセージ:
いーた(1453)からのメッセージ:
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眼鏡は顔の一部ですか |
ヒサメ(560)からのメッセージ: ヒサメ「えるちゃんが可愛いので…ハァハァ(;´Д`)してみる。<コラ! 大丈夫、ここは『白衣コミュ』じゃなくて『眼鏡コミュ』だからね(笑)。」
桐兎(852)からのメッセージ:
桐兎「えるさんは一万年と二千年前から存在していたのですか…化石?(違」
桐兎「白衣コミュとしては言い直した方が良いけど、眼鏡コミュとしてはそのままでいてほしいのです。だから言い直すが良いのですっ!」
桐兎「−−−−ここまで前回貼る予定だったメッセなのです−−−−」
桐兎「実はガチで間違ったのです?(ぢぃ>氷雨さん」
桐兎「メリハリよりも統一感なのです。サッカーだってみんな同じ服を着ているぢゃないですかっ。」
桐兎「えるさんが白衣を跳ね飛ばしながらコートへの愛を告白しているのです。熱いのです、素敵なのです。
桐兎「出涸らしΣ
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とりあえず、お絵描きが好きだで |
コミュニティメッセージはコミュニティページで確認できます。 |
Main |
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のんびり休憩しました! HPが 232 回復! SPが 52 回復!
める(769)から 急いで投げても大丈夫なオニギリ を受け取りました。
急いで投げても大丈夫なオニギリ を食べました。
武具に ハレハレ坊主・改 を装備!
【大乱戦参加メンバー】 このチームで 大 乱 戦 に参加しました!
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通常戦開始!
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える「いのししなのです! める! いのししなのです! 突っ込んでくるのですよ!」 める「えっと…ホネのある、やつ? 砕くには最適だけど…」
スケルトン「カルシウム摂ってる?」
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非接触フェイズ
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行動者なし!
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戦闘フェイズ TURN 1
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めるは祝福されている! めるの攻撃! スケルトンに387のダメージ! えるの治癒LV1 えるのHPが39増加! えるの治癒LV1 えるのHPが39増加! えるは祝福されている! えるの攻撃! スケルトンに457のダメージ! える「ハレハレ坊主、そこでおもむろに潰してしまうのですよー!」 スケルトンの攻撃! スケルトン「受けてごらんなさい。」 カースドスティング!!1 めるは攻撃を回避! めるは攻撃を回避! める「うわ、あああっと。はーびっくりした」 めるは攻撃を回避! スケルトン「やぁん、折れちゃったわぁん。」 スケルトンが倒れた! |
える「あうあうあう、ハレハレごと弾き飛ばされるかと思ったのですよー。」 める「体調で随分違うわね〜」
戦闘に勝利した!
PSを 15 獲得! エリア内を探索・・・
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訓練により 天恵 が 12 上昇しました!(能力CP - 9 ) 訓練により 天恵 が 13 上昇しました!(能力CP - 10 ) 訓練により 気象 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 19 ) 訓練により 投擲 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 7 ) 訓練により 付加 のLVが 1 上昇しました!(生産CP - 19 ) 訓練により 付加 のLVが 1 上昇しました!(生産CP - 20 )
技 エイミング を修得しました!
める(769)に 木瓜 を渡しました。
R-25 に移動しました!
【合言葉&場所チェック】
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声が聞こえる・・・ |
冥土送りのロボ子(272)の声が届いた: 冥土送りのロボ子「高級装飾、魔弾、御守作製色々取り揃えております。」
ノイバー(245)の声が届いた:
ウィル(223)の声が届いた:
ローラ(87)の声が届いた:
エスメル&オズ(54)の声が届いた:
れちこ(35)の声が届いた:
ともみ(1536)の声が届いた:
ミリナ(1526)の声が届いた:
なふゆ(1325)の声が届いた:
リゼ(1237)の声が届いた:
へびめタン(956)の声が届いた:
メイ(884)の声が届いた:
黒き破壊の翼カノン(741)の声が届いた:
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森の中から奇妙な声が聞こえる。 「きゃ〜わいぃ〜・・・・・・きゃ〜・・・・・・」 「モ、モ、モサァァッ!!モッサァァァッ!!」 声の聞こえる方に行くと、そこには歩行雑草を抱いて可愛がっている男がいた。 「むッ!・・・何だい、私に何か用かい?」 男はこちらに気付くとそう問いかけた。しかし男は答えを聞かずに話を進める。 「そうか!私の可愛いペットを奪おうというんだね!?」 「奪う!いやむしろ殺して食べようという魂胆だな!?」 「確かに彼の髪は美味しい、だがこの私・・・サバスがいる限りそうはさせないッ!」 男が歩行雑草の前に立ち戦闘態勢に入る・・・ (この戦闘に勝利できなかった場合、戦闘終了時にS-23に強制移動)
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Next Battle |
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イベント戦が発生!
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Data (第19回 第21回) |
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ENo.768 エルンスト=シュトレーゼマン |
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ENo.769 メルセデス=シュトレーゼマン |
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[PL] 松子 |
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